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資金繰りの改善手法-Ⅲ.財産管理から資金繰りを楽にする-18.売上債権の残高を減らすこと

2010-02-19 06:27:21 | 企業支援
期末に売上債権(売掛金と受取手形の合計額)があると、
売上げや利益があっても資金があるとは限りません。

例1.期首と期末の売上債権が同額の場合
 →資金繰りに影響はありません。
例2.期末の売上債権が増加している場合
 →増額したその差額の分だけ売上代金が回収されていないので、
  売上高への資金の裏づけがないといえます。
例3.期末の売上債権が減少している場合
 →売上高以上の資金の入金されたこととなり、
  利益のわりには資金が豊富にあり、資金繰りが楽になります。

つまり、前期末と比較して「売上債権」が増加していると、
それは資金繰りが苦しくなります。
逆に減少していれば、資金繰りは楽になります。

したがって、売上債権の残高を減らすように努力していけば、
資金繰りは楽になります。

【売上げや利益があっても資金があるとは限らない】



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