【大分・国東市】武蔵町手野に鎮座する八坂神社....調べたが創建や由緒などは分からず。
一対の大小の石燈籠を従えた大きな一の鳥居から道を挟んで石段参道の途中に二の鳥居が立つ。 いずれも力強い造りの石造りの台輪鳥居だ。
二の鳥居の傍に柱が朱塗りの簡素な手水舎がある。 手水鉢の水口は見事な龍の彫刻だが、よく見ると龍の目線の先の手水鉢の縁に虎が浮き彫りされていて、互いに睨み合っている面白い構図だ。
石段を上り詰めると、緑の絨毯を敷いたような苔生した切石敷の参道が社殿まで続いている。 がっちりした体型の狛犬に迎えられながら、しめのこを吊り下げた注連縄を張った向拝に。 苔生した数基の石燈籠が立つ拝殿は吹き放ちのような開放的な造りで、拝殿を通して幣殿や本殿が少しだけ見える。
幣殿は朱塗りの柱と白壁での造りで、側面に擬宝珠高欄を設け、蔀戸がある。 大きな覆屋に鎮座する本殿は屋根部がよく見えないが、組高欄を設けた側縁に脇障子があるので春日造とみられる。 本殿は幣殿と同じ朱塗りの柱と白壁、そして正面は全面が格子戸で質素な造りだ。
拝殿左の楽の間を通して朱塗りの摂社が見え、幣殿左手の基壇上に7基の石祠が鎮座している。
道路に面した境内の木立の中に、擬宝珠高欄付き台座に立つ大きな石碑、一対の石造り仁王像、古そうな台輪鳥居そして朱塗りの随身門がある。 随身門に鎮座しているとみられる衣冠束帯に剣と弓を身につけた武官姿の随身像を撮るのを失念した。 随身門の直ぐ後方で仲良く並んで鎮座する一対の仁王像は、いずれも肉付きがよく、まるで相撲力士のようだ。
大きな常夜燈越しに眺めた二基の石造り明神鳥居..薄い台輪を付けた一の鳥居、道を隔てた奥の石段の上に二の鳥居がある
石段の途中に立つ二の鳥居の台輪鳥居
石段途中にある柱が朱塗りの切妻造屋根の手水舎..自然石を利用した苔生した手水鉢/龍の彫刻の口から清水が出てくると思う..龍の目線の先の鉢の縁に虎の彫刻がある
石段を上り詰めたところから眺めた境内..緑の絨毯を敷いたような苔生した切石敷参道が拝殿まで続く
社殿は権現造で、拝殿の両側に楽の間がある..向拝にはしめのこを吊り下げた注連縄が張られている
狛犬越しに眺めた拝殿..向拝の梁の上に見事な龍の彫刻
境内の中央に立つご神木は途中で切断された銀杏の老木
拝殿前に苔生しあた6基の石燈籠が立つ..向拝前の2基は竿下の台座に4頭の獅子彫刻が施されている
拝殿から眺めた幣殿と本殿..賽銭箱の上の梁に「神霊幽顕」の額が掛かる
拝殿後方に朱塗りの入母屋造桟瓦葺の幣殿、その奥の切妻造桟瓦葺の覆屋の中に本殿が鎮座
拝殿の左の楽の間を通して眺めた本殿の左に鎮座する摂社/切妻造桟瓦葺の朱塗りの摂社
拝殿の左手の基壇上に7基の石祠が鎮座
境内の左奥に建つ切妻造桟瓦葺の神楽殿、奥に神輿庫そして手前に簡素な覆屋に古井戸がある
手水舎がある境内の道路脇に建つ朱塗りの随身門
切妻造桟瓦葺の随身門..鎮座している衣冠束帯に剣と弓を身につけた武官姿の随身像を撮るのを失念
随身門の後方に並んで佇む石造り仁王像と奥に立派な台座上に石碑
阿形・吽形の仁王像が並んで鎮座している..右側の仁王像は右手に金剛杵を持つ
石造りの擬宝珠高欄を設けた台座に立つ石碑..後方に表参道に立つ鳥居と手水舎がみえる/苔生した裏参道に立つ石造りの第輪鳥居と石燈籠