セントポーリアな日々

毎日の疑問とか、印象に残った事を書きとめます.

ジョゼと虎と魚たち

2005年02月23日 |  映画
ジョゼと虎と魚たち

角川エンタテインメント

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4!田辺聖子さんの原作はずいぶん前に読んでいて、いつか映画も見たいなと思っていた.
原作も素晴らしいけど、この映画もいいですねぇ
脚本もいいし、映像もちょっとファンタスティックで美しい.
そして池脇千鶴ちゃんはただのカワイコちゃんじゃなかったのね.
障害者モノって私はどちらかというと苦手.
何故かというと、甘過ぎたり、辛すぎたりバランス悪い作品が多いから.
でもこの作品はさり気なく自然体で描かれている.
ジョゼはサガンの愛読者だから、愛とか孤独とかそういう事を観念的に学習してる女の子.
愛に終わりがある事を知っている.
そのくせ、妻夫木君は現役大学生のくせになんて頼りないの?
一生ジョゼを捨てた事を苦しみ続けるんだろうな?
でも、ジョゼは妻夫木君との出会いと別れを通して暗い海の底から、明るい光の世界へと歩み出した.
別れを明日の糧にするなんて、頑張れジョゼ.
切ないけど、力づけられるような映画でした.

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