くまこの長女、くまこ2世①です。
今でも、このブログを見てくれている人がいて、その中には私の大好きな母、くまこの事を気にかけて下さっている人がいると思いましたので、ご報告をしようと思い、母の代わりに更新することにしました。
母は2004年に乳癌の手術を受けました。そして、2006年に骨転移がわかり、ずっと看護師として働きながら抗癌剤をうけていました。周りから見れば、きっと病気をしているようには見えなかったと思います。それはきっと、周りの人に心配をかけないよう弱音を吐かず母が頑張っていたからだと思います。私は母の負担を減らすよう家事をして、妹も子育てをしながらそれを支えてくれました。今思えば、家族全員で笑って過ごせたあの頃は、本当に幸せだったと思います。
ブログを更新している頃は、みんなで出かけたり一緒にごはんを食べたり、一時は抗癌剤が効き、全身に転移していた癌も消えた事がありました。ずっと頑張って辛い副作用にも耐え治療を受けてくれていましたが、食事が摂れなくなってきたので2015年12月9日に入院しました。そして、2016年3月31日、61歳の母は安らかに眠るように天国へ逝きました。
緩和病棟にうつってから、私はずっと母と一緒に過ごしました。母は、自分が一番辛くて自分が一番大変なのに、私に「ちゃんと寝れた?」と声をかけてくれました。意識が朦朧としている時、母が振り絞って出した言葉は主治医への「ありがとうございました」という感謝の言葉でした。最期まで優しく、最期まで本当に立派な人でした。
母は、周りの人に優しく自分に厳しい人でした。そして、いつも正しい人でした。このブログを通じて、母には大好きなお友達ができ、私にも大切な出会いがありました。このブログは私達にとっても大切な思い出なので、このまま消さないでおこうと思います。ただ、コメント欄は閉じさせて頂こうと思います。
このブログで母と仲良くして下さっていた方、このブログを見て下さっていた方、本当にありがとうございました。
お母さん、ずっと辛い副作用と体中の痛みに耐えながらも頑張ってくれてありがとう。あなたは、これからもずっとずっと私達の大切なお母さんです。これからは痛みに苦しむことなく、ゆっくりと安らかに眠ってね。そして天国でもお友達と一緒にたくさん笑ってね。
桜とねこが好きだった母のお墓の門柱です。