☆ トヨタは織機に始まり車へそしてロボットメーカーへ
静岡、沼津市の介護施設で行われた“介護支援ロボット”のデモンストレーションは、福祉ロボットの普及・啓発活動の一環として実際の現場で使ってもらおうという試みである。
デモを行った神奈川工科大学が研究しているのは、以前番組でも農作業支援として紹介した空気圧で肘、膝、腰の関節を支える“パワーアシストスーツ”。
実際の半分の力で人を抱え上げることができる。
東京理科大が研究する“マッスルスーツ”は、人工筋肉を使って重い物を持ち上げる手助けをする。現在重さは10kgあるが、半分以下に軽量化できるという。
介護の現場では、職員の7~8割が腰痛に悩まされており、人を抱えて動くことはやはり大変な労働といえ、介護支援ロボットの完成に期待を寄せている。
一方、トヨタは生活支援ロボットを将来の中核事業に育てようとしている。
渡辺社長は、人の活動を支援する「パートナーロボット」は、「次世代電池」「バイオ技術」とともに車から送出する新しい分野で、進化のひとつの柱として位置づけていると発表した。
そのパートナーロボットは、高齢者の移動や介護を支援するロボットで病院での実証実験を検討中で、2010年代の早い時期に実用化を目指すという。
政府でもロボット技術の開発を後押しする動きが始まった。
福田総理を議長に、“総合科学技術会議”は生活支援ロボットを日本が世界をリードできる「革新的技術」と位置づけ開発資金を投入する方針だ。
ただ、より高度な生活支援ロボットを実現するには、資金だけでなく開発メーカーの連携が欠かせないとも言われる。
現在各社が単独で独自の技術を開発しているが、今後は各社が得意分野に集中しロボット構造を分業化、それを結集することで一体のロボットを完成させる方法が有望視されているようだ。
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