心の御柱(こころのみはしら)

毎日、八方拝を行い、光の柱を建てましょう。

スピリチュアルリテラシー

2012年11月13日 | 個人の霊的自立

 ファイナンシャルリテラシーという言葉が、郵政民営化の頃から言われるようになりました。これは国民一人一人がお金の知識をつけ、自分で運用できるようになることを目的としましたが、セミナーを行うのは証券会社等の金融機関が多く、結局は彼らの商品購入の宣伝の場になっていました。リーマンショックでこれらの商品で損をした方も多数いらっしゃったことでしょう。でも、こんな環境でもしっかり運用されている方々もいらっしゃいます。いままで多くの失敗を重ね自分なりの法則を見出した方、また代々事業をされている方で親から資産運用の仕方を伝授されている方です。そこで共通するのは、複雑な商品、自分が良く理解できないものは手を出さない、大儲けではなく確実なものに投資する、出来るだけシンプルなものに投資する、有名アナリストや証券マンの言うことを決して鵜呑みにせず参考に留めるなど。

 実は投資とスピリチュアルな世界は非常に似ていて、シンプルでありきたりなものほど効果がある、大抵のセミナーや出版物はお客様のためより自分達の儲けのためにある、セミナーや著書で自称天才何とかさんは10年後には消えてなくなるなどです。本当に真実の情報はなかなか手に入らないものです。なぜなら真実は非常にシンプルかつ効果的なので彼らの儲けにはならないからです。

 スピリチュアルリテラシーとは霊能力とか超能力とは全く違います。ある意味、それらとは正反対のものです。普通の一般人一人一人が、特殊な行法ではなく先祖達が日々行ってきた普通の祭祀を通して、目に見えない世界からの応援を受け、現実生活の中で調和し、いろんな人生のトラブルが発生しても自分の判断と行動で解決していける能力のことです。時には占い師や霊能者のアドバイスを受けることがあるかもしれませんが、決して鵜呑みにせず彼らに依存することなく、自らの判断の参考にするにとどまります。

 そのためには、まず自分自身の霊的基礎力ができていないといけません。まずは先祖祭祀神棚、そして毎日の四方拝や八方拝、十一方拝三本柱を日々行うことで自然と身についていきます。

 これからの10年は非常に大変な激動の時代となるでしょう。社会が不安定になればなるほど、いろんな霊的なことを言う人物や団体がでてくるでしょう。でも、こういう時代こそ、先祖達はどんな形で精神的霊的な柱を建ててきたのか、特殊な形でなく一番普遍的なやり方はどうだったかを、もう一度振りかえねばなりません。

                                             貴舟 一之 (きふね かずゆき)

 



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