goo blog サービス終了のお知らせ 

投資目的の備忘録

主に投資に役立つと思う情報を記録します。

日経ビジネス 「超大国が消える日」 その2

2008年08月04日 11時01分01秒 | 読書録
「無人島の6人」

 ある無人島に6人の漂流者がたどり着いた。
 5人のアジア人と1人のアメリカ人である。
 6人は生き延びるために、仕事を分担した。
 アジア人は、狩猟、魚釣り、調理など、アメリカ人には、「食べる」という役割が与えられた。

 「この島の経済を支えているのは、旺盛な食欲を持ったアメリカ人である。彼がいなかったら、アジア人は失業してしまう。」
 もちろん、間違っている。アジア人がやるべきことは、アメリカ人を追い出して、自分で食べることである。たっぷり食べることもできるし、仕事量を減らして、余暇を楽しむこともできる。

 アメリカ人は、食事のたびに借用証書(アメリカ国債)を発行するが、アジア人は、それを回収できないことを知っている。アメリカ人も彼らに返すべき食事の生産をしないばかりか、その手段も意向も持っていない。


最新の画像もっと見る