真夜中の Satin Doll

真夜中にひとりでお仕事や勉強をがんばっているあなたのために。

さくらんぼの実る頃

2017年05月14日 04時00分00秒 | The Secret Garden

ゴールデンウイークを迎えるころには、
やわらかだった樹木の新芽も、少し力強くなって、緑が濃くなる。
そして、庭先には色とりどりの花々が咲き始めるので、
植物の世話をしている人には、至福の時だ。
ただし、その至福の時期を迎えることができる人は、
寒い時期から自分の植物の管理を怠らなかった人だけだ。
お庭の手入れを怠った人には、お庭からそれなりの仕返しがある。

そのお庭の手入れを怠った人というのは、ほかならぬわたしである。
今シーズンは、今まででいちばん怠けたかもしれない。
結果として、まず、3月につくしに大敗し、
カラスノエンドウは広がり放題、
(温暖化のせいか、ここのところずっと、カラスノエンドウは越冬している。)
ノゲシの大量発生を招き、綿毛も大いに飛ばされてしまった。
それだけではない、ノゲシは伸び放題で、
わたしの背丈を超えるほどにもなっているので、
刈り取らなければ、もう庭の奥まで踏み込めない。
それに、さくらんぼの木の近くにも寄れない。
仕方がないので、ゴールデンウイーク明けに、
とりあえずさくらんぼの木の周りのノゲシをすべてやっつけた。
さくらんぼを収穫したいのならやるしかない。
熟したさくらんぼは、太陽の光を受けて、
透き通った朱色がピカピカ光って本当に美しい。
大地の恵みに心から感謝しながら、収穫するのだ。

さて、そのさくらんぼだが、
わたしが独り占めしていいというわけではない。
うちの庭に来ているたくさんの鳥さんたちと分け合うのだ。
ご近所のさくらんぼ事情も、例年になく厳しい。
わたしの知っているさくらんぼの木がなくなったり、
枝を大幅に落とされたりしている。
鳥さんたちが、自由にさくらんぼを食べることができるのは、
近辺ではもううちだけだ。
うちも、豊作というわけではないが、
(そりゃそうだろ、ほおっておいたんだから・・・)
自分が必要なだけを収穫して、残りは鳥さんたちのおやつに。
うちでゆっくり召し上がれ。
 
☆今日の音楽
 『フレンチ・カフェ・ミュージック~パリ・ミュゼット~』RESPECT RECORD RES-112
シャンソン「さくらんぼの実る頃」の音源を、わたしはデジタルで持っていないので、
  こちらの気持ちのよいアルバムを。