真夜中の Satin Doll

真夜中にひとりでお仕事や勉強をがんばっているあなたのために。

秋祭りの夜に

2018年11月13日 05時04分00秒 | Memories


ハロウィンの夜が過ぎて、一日おいて、近所の神社の秋祭りです。
うちの地域の古いおうちには、家紋の入った提灯があります。
秋祭りの日には、この提灯を本家の玄関先に出します。
お祭りの日に提灯を出しているおうちは、
近所周りでは、もううちだけです。
代替わりすると、古いものは捨てられてしまうのでしょうね。
わたしは祖父母から預かったこの提灯がとても気に入っているので、
平成22年に、ぼろぼろになってしまった提灯を張り替えてもらいました。
やはり祖父が張り替えた同じ提灯店で。
大きな木の箱に収められているその提灯をお店に持ち込むと、
お店のおじさんが言いました。
「ああ、これはうちで作った提灯ですなあ。きれいに張り替えておきましょう。
 もう今や、こんな木の箱はないんです。今は段ボール箱なんですよ。」
この木の箱の外側には、前回祖父が修理した、昭和の日付が筆で記されています。
「使える部品は、そのまま生かしてくださいね。
 それから、箱の外に、日付を入れてください。」
おじさんは笑いながら言いました。
「わかりました。そうしておきましょう。今回張り替えると、20年は持ちますよ。」
「あ~、じゃあ、次来るとき、
 わたし、すっごいおばあちゃんになってるな~」
おじさんはすごく笑っていたけれど、それからすでに8年経ちました。
もちろん修理してもらった提灯は健在で、
毎年、秋祭りに活躍してくれています。
提灯を張り替えてもらったときに、
提灯の中に入れる蝋燭型の電球も購入したので、ちゃんと明かりもともります。
祖父の時代にはなかった、新しい便利な道具もできているのです。
昔のように蝋燭を入れていては、危ないですもんね。
今は、もしかしたら、LEDのものも出てるのかもしれません。
近日中に提灯店に行ってみようと思います。

提灯を玄関先に出してから、神社にお参りに行きます。
先ずはすぐ近くの小さい神社、それから少し離れた大きい神社。
大きい神社の境内には、程よくお店も出ています。
わたしのいちばんの楽しみは、お参りした後、金魚すくいをすることです。
金魚すくいには、ちょっと立派すぎるのではないかと思われる
割と大きな金魚がたくさんいて、なんと、網ですくえるコースもあります(笑)。
わたしは1回は紙ですくって、(下手なので、ほぼ収獲がない)
もう1回は網ですくわせてもらいます。(←邪道!)
ふわふわの琉金系の元気な金魚を選んですくって、大急ぎで家に帰ります。
あらかじめ準備しておいた汲み置きの水は、すでにエアレーションしてあるので、
そこに金魚をゆっくり放します。
大切に世話すると、次の年のお祭りのころには、
すくってきたときの2倍以上の大きさになります。
今も、去年と一昨年の金魚ががんばってくれているので、かなり大きくなっています。
(どうしてそれ以前の金魚がいないかというと、野良猫に食べられてしまったからです。
 この事件ののち、防御のため、網を置いています。)
今年も金魚すくいをとても楽しみにして神社にお参りしたのですが、
境内に金魚すくいのお店がないっ!!!
昔ながらの綿菓子のお店もないっ!!!
大ショック・・・
その代わりに、電球ドリンクのお店とか、すごくポップなキャンディのお店とか、
去年はなかった新しいタイプのお店が出ていました。
境内に出るお店にも、新しい風が吹いているんだなあ。
でも、金魚すくいがないなんて、さびしすぎる。
来年のお祭りに期待☆



ハロウィンの想い出

2018年11月09日 06時31分14秒 | Memories
「あれ、せっかく来たのに更新されてない(怒)」と思われた方、
申し訳ありません。
ハロウィンの夜→秋祭りの夜→クリスマスの準備と、
行事を優先してしまいました。
できるだけ、最低月に一度は更新しようと心がけておりますので、
今後も真夜中にチェックしていただけるとありがたいです。




さて、
ここのところ何年か、もう8月の終わりごろから、
お店はハロウィンの準備をしていて、あちこちオレンジ色になっています。
いったいこれはどういうことだ、まだ夏なのに。
ハロウィンはそんなに早くから準備をするものでもなかろうに、
とかねがね思っていました。
たまたま今年、10月31日の午後に近所のショッピングモールに本を買いに行ったら、
ハロウィンどころか、クリスマスのデコレーションに変わっていました。
10月31日なのにですよ。ハロウィンは10月31日の夜なのに?
せっかく早くから準備をしてきたのに、当日にクリスマスになっているなんて、
何のための準備なんだ、いちばん華やかであるべき当日なのに。
少し文句を言いたい気分になりました。
家に帰ってから、陶器のかぼちゃの置物の中に光を入れて、
玄関先に出しました。
毎年のわたしのハロウィンの夜です。
時間があるときは、蝋燭を灯したランタンを他にもたくさん出すのだけれども、
今回はまあ、ひとつ(しかもライトがLED)。来年はがんばります。
すでに、生徒が出陣し始めているので、気分的にあまり余裕があるわけでもないし。

わたしがハロウィンのために玄関先にかぼちゃを飾るようになったころ、
ハロウィンという行事を知っている人はまだまだ少なくて、
市販のジャック-オ-ランタンなんてまったくありませんでした。
モロゾフの店頭にのみ、お菓子入りの小ぶりのジャック-オ-ランタンが少量置いてあったのです。
「ハロウィンだからって、かぼちゃ飾ってる家なんて、先生のうちだけだよ。」
と、当時の家庭教師先の生徒M☆☆☆ちゃんがよく言っておりました。
その彼女も大きくなって、首都圏に嫁いでいるのですが、
5年くらい前かなあ、ハロウィンの日に次のようなメールを送ってくれました。
〝先生~、今日、電車に乗ったら、ダースベイダーがいたよ~。
 都会のハロウィンはすごいわ~。
 昔、先生が、かぼちゃ飾らなくちゃって言ってたころは、
 まだ誰も、ハロウィンなんて知らなかったのに。今やみんなが騒いでるね。″
そして、デパートのお菓子売り場では、どのお菓子メーカーも、
趣向を凝らしたハロウィン用のお菓子を大々的に売り出しています。
今年は渋谷の街が、大勢の人であふれて、大変なことになっていたらしいですね。

ちょうどハロウィンの日に当たった授業では、
わたしは必ず、生徒たちにハロウィンの由来を説明します。
わたしと何年も付き合いのある生徒たちは、
この日、わたしがお菓子を用意していることをよく知っています。
今までで一番笑えたのは、ハロウィンの日の授業の後、卒業生のT☆★☆が突然やってきたことです。
「あれ、ひさしぶりだねえ、どうしたん?」
「今な、弟がお菓子持って帰ってきたんよ。で、今日、ハロウィンだって思い出して。
先生~、おれのぶんもある?」
「ちゃんとあるよ。なんて言ったらもらえるんだっけ?」
「Trick or treat!」
なんとまあ、かわいらしい大学生ですこと。
彼の一番下の弟K☆★☆は、高校2年生になったときに、次のように言いました。
「おれ、今年で、ハロウィンにお菓子もらえるの最後になるなあ。
 来年は先生の授業、ハロウィンに当たってないもん。」
「もう来年のこと調べたん? 心配することないよ。
 またいつでも、兄ちゃんみたいに取りに来ればいいじゃん。」
「あ~、その手があったか~☆」
ハロウィンの日の授業の楽しい思い出のひとつです。

※ハロウィンについて、最もよくわかるであろうと思われるテキストは下記です。
 『The Story of Halloween』著者:Carol Green 絵:Linda Bronson
  邦訳はわたしの知る限りでは出ていない絵本です。
  とても雰囲気のある絵本で、高校生が充分訳すことができます。
  以前はAmazonで手に入れることができていましたが、今は検索をかけても出てきませんね。
  手にに入りにくくなっているかもしれません。

 『The Best of Martha Stewart Living HALLOWEEN』(ISBN 0-609-80863-X)
  こちらはハロウィンの演出について参考にするのにとてもよいと思います。
  写真がとても素敵で、アメリカのハロウィンの雰囲気が視覚的にわかります。
  ただし、写真と同じようにしようと思うなら、ほぼ不可能に近いでしょう(笑)
  こちらは雑誌系のわりと古い本なのですが、中古市場で手に入れることができると思います。





夏に着る海軍のシャツ

2018年09月30日 03時23分46秒 | Memories
台風24号がやってくるということで、
いろいろな予定の変更を余儀なくされたので、
今日は午後の時間をアイロンかけについやした。
わたしは柔軟剤が嫌いなので、一切使わないし、
アイロンかけが必要な生地の服を多数愛用している。
それに、バスタオルやフェイスタオルに至るまで、
アイロンをかけることのできる洗濯物にはすべて、
スチームアイロンを丁寧にかける主義なので、
アイロンかけには結構な時間を割くことになる。
ためちゃうと大変なことになるんだな~、これが。
お休みの日に9時間アイロンをかけ続けたこともある(笑)。

さて、上記のアイロンかけが必要な服の代表が軍用物である。
軍用の現場系の服は、基本的にTシャツ以外は半袖のものが少ない。
(そりゃ、半袖じゃ危いもんね。)
じゃあ、サービスシャツにしたらって思われるかもしれないが、
ちょっとかたくるしいし、割と暑い。
そういうわけで、夏には着用できるものが限られるのだけれども、
半袖のものが全くないわけではない。
わたしが愛用しているのはフランス海軍とイギリス海軍のシャツ。
マニュアルも写真もないので正確にはわからないけど、
仏軍、英軍ともに襟元がスクエアにカットされていることから、
(このカットは、非常に涼しいです!)
このシャツの上にセーラージャンパーを着るのだろうなあと推察できる。
米軍はセーラージャンパーの下は、写真で確認すると、白のTシャツを着用しているみたい。
(英軍は、たぶんフォーマルなときに限るのだろうけど、
 白のカッターシャツにネクタイを締めてる様子。)
そういうわけで、わたしとしては、
お気に入りの米軍のセーラージャンパーの下には、
白のTシャツではなくて、仏軍または英軍の半袖シャツを着用している。
このお気に入りの米軍のセーラージャンパーだが、
いわゆるブルードレスのカテゴリーになる黒のウールのものが、
着ているととても評判がよい。
特におばちゃんたちから、
「その服はとてもかわいいねえ。」と、よく声をかけられる。
でも、この服が年式落ちの米軍のデッドストックだと気づく人はまずいない。
今までで、たった一人だけ、
「あんた、わたしその服、ハワイで見たことあるわ~。」
と声をかけてくれた食堂のおばちゃんがいる。
きっと、ハワイで、米海軍の水兵さんをご覧になったのだろう。



話を元に戻して、
夏に着るのにとてもよいのは、仏軍のほうの半袖シャツ。
素材は綿とポリエステルの混紡かなあ。麻も入っているのかも。
すごく涼しくて、肌触りもよい。
ホワイトとライトブルーの二色が選べるのもありがたい。
この仏軍の二色のシャツにはどちらも、左胸に錨のマークが刺繍されていて、
(部隊章とか、階級章に関係あるのかもしれないけれど、
 仏軍のマニュアルは見たことがないので、わかりません。)
これもお気に入りの理由の一つ。
夏にはアンダーシャツとしては使用せず、Tシャツ代わりに着るので、
この錨のマークが夏らしいポイントとして働いてくれます。
たぶん、このシャツは裾の始末の仕方からしても、
セーラージャンパーのアンダーシャツとしてだけではなく、
単独での使用も考慮に入れてデザインされているんだろうなあ。
さすがフランス、お洒落です☆
今日はホワイトのほうを着用しているので、
洗濯していたライトブルーのシャツに念入りにスチームアイロンをかけ、
SOFFE製のODカラーとサンドカラーのTシャツ5枚、
やっぱりODカラーの『機動警察パトレイバー』の「第一空挺」のマークの入ったTシャツにも、
丁寧にあて布をしてスチームアイロンをかけた。
“絶対、第一空挺なんて務まらん”と思いながら。







過ぎゆく夏に

2018年08月31日 03時41分44秒 | Memories
午後7時前には、
もう、夕暮れの色が濃くなって、
だんだん太陽が沈む時間が早くなってくる。
クルマのウインドウ越しに少しずつ光を失っていく空を見ながら、
今年の夏もそろそろ終わりだなあと思う。
例年なら、この時刻には涼しくもなっているから、
なんだかすごくさびしい気分にもなるのだけれど、
今年は本当に暑い!
わたしは暑いのは割と平気なのだけれど、
今年はさすがに「暑い」と思ったし、
苦手なエアコンにも常にお世話になるしかなかった。
とにかく、ひどい夏だった。
まず、7月初旬の大雨で、書庫代わりにしている部屋が雨漏りし、
日本史と古文の教材が被害に遭い、
一部の教材が使用不能になった。
(買い替えがきくものなので、まだよかったけど。)
そして、デニス・テン選手刺殺事件。
これは精神的にかなり衝撃が大きく、
お盆明けくらいまで、な~んにもする気がおきなかった。
そういうわけで、すべてにおいて予定変更を強いられ、
8月下旬は苦しい戦いとなった。
今年の夏にできたことといえば、去年はできなかった
「お盆前までに一度は海に行く」という目標の達成だが、
達成はしたものの、楽しい気持ちにはなれなかった。
あまりに高い気温のせいか、朝顔もうまく育たなかったし、
(雑草も育ちが悪く、その点に関しては非常に楽だったのだが)
オスカル・フランソワの花も小さい。
そのほかの植物の管理もあまりうまくできていない。
金魚を飼っているたらいの水も、
換えても換えてもすぐに緑色になってしまう。
大好きな夏なのに、すべてのことが
なんだかうまくいかない、かなり残念な夏だったなあ。
ちょっとがっかりしていたけれど、
「あ~、先生、リーダーの教科書訳すの手伝ってください~」
と必死になっている野球部員T☆☆☆の大きなよく動く瞳と
彼の右手の中指に巻かれた白い湿布薬を見ながら、
なぜか明日からまたがんばろうと思えた
8月30日の夜の授業だった。



I miss you,Denis.

2018年07月23日 04時48分13秒 | Memories
今日(日付ではもう昨日になるけれども)、
練習に行って、リンクに降りたとき、
ものすごく哀しかった。
デニスくんよりもずいぶん年上のわたしが、
こうやってちゃんと練習できるのに、
デニスくんが氷の上に立つことはもうないんだ。
彼のノーブルなスケーティングは、いつもお手本だったのに。
今シーズンも彼の演技を観るのを楽しみにしていたのに。
今日も、すっごく一生懸命練習したよ。
でも、先生にスピンを見ていただくのに順番を待っている間とか、
ジャンプを跳ぶ順番を待ってるときとか、
それはほんの少しの間なんだけど、
そういうほんの少しの隙間に、とてつもなく哀しくなった。
これから氷の上に降りるたびに、
心の隅にいつもこの哀しさと喪失感が宿るのだろうなあ。
氷の上を滑ることはこんなに素敵で楽しいことなのに。
本当に、哀しすぎる。