門掛けのもみじ舞い散る冬支度

我が身に旅立ちの支度を教えているようで、寂しい景色です。
振り返ればいろんなことがありました。

雇用の担保なき少子化推進は問題だ

2012-02-11 12:06:40 | Weblog
政治家はじめ評論家がこぞって少子化こそ日本衰退の根源だ
将来高齢者が多くなり一人の若者が複数支える構図に
危機感を持っているのは判るが果たしてそんなお花畑思考でいいのだろうか。

長いスパンで考えたなら一時期の峠を乗り切ったなら
むしろ少子化がベターではないかと言ってはいけないのか。

せめて検証だけはしないと既にそんな兆候を無視し安易に
少子化さえ改善すれば解決する特効薬が効かなかったとき
それは無用の薬で視点を逸らせ失われた年月と投資は誰が責任を負うのか。
現在の雇用情勢の推移に危機感を持ち将来にかけ改善の方策はあるのか
が重大な問題である。

パートや派遣社員が増加している現状では若者が増えても
自分食いがやっとで年金とかの負担額も最小となり
国が揺りかごから老後まで一生負担する額の方が大きいのではとの危惧がある。
グローバルに視たとき世界的に雇用の喪失があり若者の暴動が
頻発しているのに目を逸らし我が国だけは例外で産めよ増やせよ
は通用するのだろうか。
その説明を解り易くするのは政治家や学者の責任ではないか。

正社員として採用出来、年金や健康保険を
中流階級の雇用を大量に創出してきた製造業は、
今や雇用吸収源としてあまり多くを期待できない。
これは、工場が労働賃金の安いアジアなどに移転したのみならず、
機械化やIT化などにより工場の生産性が
向上するに伴い、雇用者の数が少なくて済むようになったからです。

サービス業も中流階級の雇用の場として重要な役割を果たしています。
どこの国でも経済が発展するに伴い、産業/雇用の中心は
農業→製造業→サービス業と推移しており、
製造業で失われた雇用はサービス業で吸収されています。
しかし、そのサービス業でも、IT化による生産性の向上に伴い
雇用者数は少なくて済むようになっています
従来はウェイトレスがやっていた仕事を、
米国MITの技術者が開発したPrestoという端末の
小型端末をレストランのテーブルに置けば、客はその端末から
料理の注文や会計をすべて行えます。
IT端末がより完璧な形で代替するのです。

労働力として人よりこういった次々開発される
最新のIT技術化によって仕事が代替え出来るなら
依然として人が居なくてはならない論理は崩れ
産み増やせばかえって追いやられる不幸を増やすことにならないか。
高齢者を養う恣意ために生まれた子供こそ気の毒ではないか。
新たな生を明るい未来の設計図無くして推奨するのは無責任の
極みではないだろうか。

何故生んだ 子に忖度の 親欲しき



 

コメントを投稿