今にして思えば、上の学年のママさんが言っていた状況は、下の学年にも当てはまるようなのです。
毎年7月下旬、子ども会の夏祭りが行われるので、近くのママたちが集まり、当然、情報も集まって来ます。
登校班の班長をしてくれていた、もう中学生になったSちゃんのママとは一緒に役員をして仲良くなったのですが、そのSちゃんママもいろいろ話してくれていました。
Sちゃんがまだ6年生だったころ、同じ学年の母親の中に、「女子高生のノリで」行動している人たちがいたそうです。
いつもグループで行動し、グループ以外の母親とはつーんとして挨拶も無視する。
でも、一人になると弱気になるのか、話しかけるとあるていど話すそうです。
でもまたグループになると、他の人たちとは話もしないと。
正に、母親になっても女子高生のノリで、嫌になってしまうと。
私は、6年生は大変だな、やりにくいだろうなと、他人事みたいに聞いていました。
まさか、自分たちの学年にそんな母親がいようとは、まったく気付いていませんでした。
それが、Mちゃんママや、長女の話から、いじめっ子グループのメンバーがはっきりしてくると、そういえば、あの母親とあの母親と、あの母親は挨拶を返してきたことがないなあと気付くんです。
タイミングとか、聞こえなかったとかではなく、無視だったんでしょうねえ。
これもまた、女子高生のノリなんでしょうねえ。
子どもが子どもなら、親も親です。
思い返せば、問題のある子どもの母親は、どれも挨拶もしないし、一癖も二癖もあるようです。
この場合の「問題」とは、いじめる側です。
母親になったからといって、みんながみんな立派な人間になるわけではないんですもんね。
子どもを虐待して殺してしまう母親だっているんですから。
私も決して立派な人間ではありませんが、誰彼となく挨拶くらいはちゃんとしているつもりです。
面倒なのでグループは作りませんが(笑)
だいたい一人で行動しています。
面倒な付き合いも気兼ねも無くて楽だったんですよね。
特に、いじめっ子グループの母親たちの中に、気まずくなって居られなくなり、転校までしてしまった人がいると聞いて、「一人になる」ということが出来なかった人なのかなあと思いました。
そして、グループでいるというのも、そんなつながり嫌だなあと思います。
だいたい、グループだけが世界のように威張り散らして振る舞っていては、そこを離れた時、ほかのママたちとも気まずくて当然です。
それまで無視していた世間でしょうから。
そんなやりとりもMちゃんママは冷静に見ていたのでしょうけれど、私はまったく知りませんでした。
いろいろ忙しくて、考えることも無かったように思います。
しかし、狭い町で、何でしょうねえ。
次から次へととんでもない親が出てくる。
どうしようもない子どもがいるわけです。