ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

5歳児

2011-06-20 14:49:05 | モニョモニョくん
5歳児。


ニュース番組を見つつ、神妙な顔で近づいてくる5歳児。

「お母さん。原発って本当に必要かなぁ?」

と、真剣に考える5歳児。

モニョくんはどう思う?と逆に聞いてみると、

「ん~。モニョくんは、必要ないと思う。
だって、爆発する危険性もあるし、放射能とか出たりするから。」

でも、電気が足りなくなるよ。と聞くと、

「でも~。他の方法ですれば良いと思う。」

と言い終わると、気が済んだというようにまたリビングに戻っていく5歳児。


イタリア旅行の最中、フィレンツェからピサに行く電車の車窓から見えた風力発電の発電機を見て、「モニョ~、あれなんだか分かるか?あれはなぁ~・・・。」と、いかにも『お父さんが教えてあげる。フッフッフ。』的な上から目線で鼻をピクつかせ『教えてあげよう』とした父に向かって、半ばあしらうように「あぁ。知ってる知ってる。」と目線も合わせずに軽~く言い放ったモニョさん。「知ってる?(知らんやろ)あれはなぁ、電気を作って・・・・。」とそれでも言いかけたパパさんを、「風力発電でしょ?テレビで見た。」とバッサリ斬りつけたのは、2歳の9月のことでございました。今となっては、水からも、風からも、火からも、原子力でも、電気を作ることを知っている5歳児。どこで覚えた5歳児。やっぱりテレビか?5歳児。


5歳児。


NHKの子供番組を見て、「宇宙の絵を描くよぉ~~~~♪」とおにいさんおねえさんが陽気に宇宙の絵を描いているのを見て、「月には何がいるかな?」の問いに「うさぎ~~~~~!!」と元気に答えるちびっ子たちに「いないよね?月にうさぎなんて。」と苦笑気味につっこむ5歳児。「うさぎさん、ジャンプ♪ジャンプ♪」と月の上で楽しげにジャンプをしているうさぎを描くおねえさんに「宇宙には空気がないから酸素を吸うために白いの(宇宙服)を着ないとそのままでは外にいられないよね?」と冷静につっこむ5歳児。月の絵を描く時にはうさぎの変わりにクレーターを書き出す5歳児。「宇宙人もそれぇ~~~~~♪♪」とタコのような宇宙人を描くおにいさんに「宇宙人?いないよね?」といよいよ母に詰め寄る5歳児。「いや、まだ分かってないんだよ。」と言うと、「でも、図鑑にそんなこと書いてなかったよ。」と「宇宙」の図鑑をめくりだす5歳児。


5歳児。


この時期毎年恒例の蛍を見に行って、ポイントに向かって車を運転中のパパさんが「あ!いたいた!光ってた!よし!光ってたぞ!お父さん見たよ!」と真っ先に見つけて嬉しそうに声を上げると、「・・・そ~んなに自慢しなくても・・・・。」とボソっとつぶやく5歳児。


5歳児。


パパさんの東京出張のお土産がブルーチーズだと知り「やったぁ~~~~~~っ!!!」と喜ぶ5歳児。チーズケーキでもクリームチーズでもなくブルーチーズなんですけど。その喜び様、果たして正しい?子供には塩分が心配なので、ちっちゃく砕いてちびちびあげているのに、大人の目を盗んでは大きな欠片をガッツリいっては、「はぁ~~~最高!ボーノォ♪」とイタリア語まで飛び出す始末。そのくせ「チーズ味」のスナック菓子は苦手だし、ちびっ子大好きチーズフォンデュもさして喜ばない5歳児。それで正しいのか??5歳児。


5歳児。


テレビ&ビデオの機能を使いこなす5歳児。何気な~くテレビを見ていて自分の興味のありそうな番組の番宣を見かければ、「お。明日7時か、撮っとこ♪」とビデオのリモコンをシャカシャカっと操り、明日の番組をサクッと録画予約。録画残量が少なくなっていれば、録画一覧をパパっと見ては「これ、消してもいいね。」とすでに見たものをあざやかに選んで消去。残量まで管理なさってます。録画予約に関しては、明日、明後日なんてもんではなく、来週の番組まで予約可能。テレビの地デジ機能も私なんかよりも断然活用なさっていて、朝起きてきてまず何をするかというと、一日3回しかできない「めざましスロット」を続けざまに楽しんで、コインをせっせと集めています。NHKの「リトルチャロ」に至っては、おさらい用のQuizを番組をみながら連続正解。はっきりしない天気の朝、洗濯物の干場をきめかねて「今日はお天気どうなんだろう~?」なんて西の方の空を窓から眺めていると、「ちょっと、まって。」と言っては、地デジで地域のピンポイント天気予報をビシッと確認してくれる5歳児。


5歳児。


素麺にはおろしショウガをたっぷりいれて「か~!ショウガ合うぅ~♪」と目を閉じる5歳児。ほっておくと、どんどんしょうがを追加する5歳児。


5歳児。ちっちゃい大人の間違いじゃないのか?

後ろに絶対チャックついてるわ。