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自然の中で見つけたステキなモノ

八郎岳登山その5(長崎県長崎市三和町付近)

2011年04月04日 | 山のお話

11:39

小八郎岳(564m)で記念撮影をした後は、この日の昼食スポットである乙女峠(千々峠)を目指します。前述した通り、今日のお昼ご飯は長崎名物『チャンポン』事前に隊長から連絡があり、チャンポンの材料は持参したものの、山でチャンポンを食べるなんて今までにない経験だし、なかなか想像がつきません私たちは本当にこんな山の中でチャンポンを食べることができるのでしょうか半信半疑のまま、小八郎岳を下り乙女峠へと向かいます

この辺りには松の木がたくさん自生していて、松ぼっくりがたくさん落ちていました。小振りでまるっこくて可愛いらしい松ぼっくりです

 

小八郎岳から乙女峠の方へ下る道にはロープが設置されていました。ちょっと急で滑りやすいので要注意です。

千々峠、別名乙女峠。その名前の由来を調べてみましたが、よく分かりませんでしたその代わり八郎岳の由来を調べてみると、鎮西八郎(1139~1170)という人物がこの山に登ったことからその名が付けられたのだということが分かりました鎮西八郎とは源為朝のことで、弓の名手で鎮西を名目に九州で暴れていたため、鎮西八郎と称していたそうです。(「鎮西」は西方(つまり九州)を鎮めるという意味。「八郎」は源為義の八男だったことから。)鎮西八郎の長兄が源義朝で、源頼朝や義経の叔父にあたり、身長がなんと七尺(2m10cm)ほどもある大男でかなりの暴れん坊だったため、九州には鎮西八郎にまつわる伝説が数多く残っているんですって。ちなみに近くにある落矢ダムは八郎が放った弓が落ちた場所なのだそうです。やはり地名にはそれぞれ歴史的な由来があるのですね~

急な坂を下ったら後はなだらかな道を辿るのみ!
乙女峠はもうすぐそこです。

道すがら小さな小さなヒサカキの花が咲いていました

サンショウ(山椒)の木もありましたよ~
長いトゲトゲをたくさん身にまとっています

葉を少しだけちぎってみると、とても良い香りがしました
ちょっと刺激があって元気がでるような香りです。

11:57

小八郎岳から約20分で乙女峠(千々峠)に到着~!ちょうどお昼時なのでもうお腹ぺこぺこです早速お昼ご飯の準備に取りかかりましょう

なるべく平らな場所にN先生とTさんのバーナーをセットして、アウトドア用の鍋をその上に置き、それぞれ持参したお湯を入れてぐらぐらと沸騰させます。ステンレスの風よけもベテランTさんのアウトドアグッズの1つ。本当に何でもお持ちなんですね~さ、お湯が沸いたら事前に切ってきたキャベツ・ニンジン・長ネギ・シイタケを投入

野菜の良い香りが立って火が通ったら、スープの元・モヤシ・かまぼこを入れ、最後にチャンポン玉を投入し、少し煮立ったら出来上がりー

お湯を沸かして具材を入れるだけの簡単ヘルシーチャンポンの完成です家で作る時は具材を油で炒めたりするけど、油なしでも全く問題ありません隊長のお話によると、チャンポンのような麺類はもちろん、天ぷらだって何だって基本どんな料理でもできちゃうそうですよ~

大自然に囲まれて、うららかな陽気の中、長崎名物チャンポンに舌鼓を打つT小登山隊。本当に美味しかったなぁ 後は鶴の渡りを見ることができればパーフェクトなのですが…。次回、いよいよ八郎岳登山最終回です

つづく


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