I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

させぼ時旅黒島ツアーその3(長崎県佐世保市)

2012年01月16日 | 旅のお話

黒島天主堂を後にして、いよいよ今回の旅のメインイベントである島豆腐作りを体験すべく、中村さんのお家へと向かいます。道すがら、根谷(ねや)のアコウの前で立ち止まり、その立派な枝振りと枝から長く伸びる無数の気根に驚きつつ、アコウの巨木を写真に収めるツアー参加者の皆さん。説明板によると、アコウの木は黒島の海岸各所に自生しているそうですが、この根谷のアコウはその中でも飛び抜けて巨大なのだそうです。不思議なことにこの一帯は他の場所よりも空気が温かく感じられ、この場所はもともと亜熱帯性の植物であるアコウにとってはとても成長しやすい環境なのかも知れません

もうすぐ中村さんのお家です。目の前は海だ~

中村さん宅に到着~ガイドさんのお隣にいるのが今回島豆腐作りを教えてくださる中村さん。黒島のパンフレットの表紙にご夫婦で写っていらっしゃる方で、まさに島の顔とも言っても過言ではないお方です。簡単に自己紹介をしていただいた後、早速島豆腐作り開始~

こちらは豆乳。一から豆腐を作るのは大変なので、すでに豆乳まで準備して下さっていました。私達の仕事はこれをグツグツたぎった大きな釜の中に入れるだけ

 

豆乳を投入~(笑)。釜の中にはにがりの代わりとなる海水が入っています。どんどん固まっていく豆腐の具合を見ながら、中村さんのご主人が海水を足していきます。

15~20分ほどで出来上がった豆腐をざるに上げて、島豆腐のできあがり~ できたてほやほやの島豆腐はぷるぷるしててとっても美味しそう~

中村さんに案内され奥の部屋へ入ると、なんとテーブルの上にはご馳走がいっぱい これらのお料理はすべて手作りで、中村さんとご近所の方々が前日の夜から用意してくださったもの。お野菜もほとんど島で採れたものなんですって。島の人たちの気持ちがいっぱいこもった最高のお昼ご飯です

なんとなんと、この色とりどりのお漬け物も全部手作り 味付けも全部違ってどれもとっても美味しかったですよ~

そしてメインはやっぱりこの島豆腐 ネギとショウガとおかかとお醤油でいただきます。普段食べる豆腐とは食感も味も風味も全然違って、とっても優しい味がしました まだ温かくてぷるぷるしてて、まるで赤ちゃんのほっぺみたいです

お土産に手作りのお饅頭までいただいちゃいました ガイドさんも知らなかったサプライズのプレゼントです。心からのおもてなしに感激 中村さん、本当にありがとうございました

とっても明るい性格で、初対面の私達にもずっと笑顔で優しく接してくださった中村さん。別れのとき、目に涙を溜めて、私達が見えなくなるまでいつまでもいつまでも手を振ってくれました。私もまたそんな中村さんの気持ちに触れ、思わずうるっときてしまいました。たった一度しか会わないかも知れない人のために、求められた以上のおもてなしができるってすごいこと。キリスト教が唱える隣人愛(『あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい』)がなせる業なのかも知れません。島の人たちの温かいおもてなしに、この島をもう一度訪れたいと心から思ったkero-keroなのでした

15:30発の最終フェリーに乗るために、また港まで歩いて戻ります。島のシンボルである黒島天主堂が高台から私達を見送ってくれました。本当にステキな教会だったなぁ。

30分ほどかけて黒島港に到着~ 50分の船旅を経て相浦港に到着し、今回のさせぼ時旅ツアーは終了。今回のツアー代金は、フェリー代、ガイド代、体験料、昼食代、保険等全て込みで5800円。ガイドさんもステキな方だったし、島の人たちのおもてなしも最高だったし、とても満足のいく旅でした 歩いて一周できる小さな島でしたが、島好きの私としては今回のルートに無かった場所も隅々まで歩いてみたいので、今度は個人で黒島を訪れたいと思います。そしてまた中村さんのあの温かい笑顔に会いに行きたいと思います

させぼ時旅には他にも様々な企画がたくさんあるので、興味のある方は時旅のHPをぜひ覗いてみてくださいねさせぼ時旅HP


させぼ時旅黒島ツアーその2(長崎県佐世保市)

2012年01月09日 | 旅のお話

さて、いよいよ黒島天主堂の目の前にやってきました~ ロマネスク様式の見事な教会堂です

説明板によると、この天主堂は1878年(明治11年)に着任したペルー神父が名切に木造教会堂を建築したのが始まりで、1897年(明治30年)にフランス人のマルマン神父が来島し、このレンガ造教会堂の建築が始まったのだとか。黒島の信徒全員が献金や労働奉仕に参加し、1902年に完成したのだそうです。1998年には国の重要文化財にも指定され、県内の教会堂としては大浦天主堂(国宝)に次いで2例目。現在世界遺産への登録を目指している『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』の登録候補にもなっています。

中に入るとその美しさにうっとり どんなに素晴らしい建物でも、人の手が入らなくなった途端に廃れてしまうものですが、この教会は外装も内装も見事なまでに美しく保たれています。現在も熱心な信者さん達によって毎週日曜日にミサが行われ、隅々まできちんと手入れが行き届いている証拠です。

 

左の写真はマルマン神父自らが彫刻を施したと言われる説教台で、右の写真はフランスから取り寄せたと言われるステンドグラス。どちらも当時のまま残されているんですって。

祭壇には黒島で採石された黒島御影石が用いられ、なんとその床には有田焼のタイルが敷き詰められています。不覚にもタイルの写真は撮りそびれてしまいましたが、有田焼のタイルが敷き詰められた祭壇はこの黒島天主堂の他にはないのだとか

 

柱の土台にも黒島御影石が使われており、壁面は下から順にアーケードトリフォリウム(壁付アーチ)クリアストリー(高窓)の3層構造。とっても豪華な造りとなっています

天井には見た目にも美しいリヴ・ヴォールド天井(こうもり天井)が採用されており、全て木材で造られています。下から眺めてもその美しい木目をはっきりと見ることができ、やはり上質の木が使われているんだろうなぁと思いきや、なんとこの木目は全て人の手で描かれたものなのだそうです

扉に使われている木材をよくよく見てみると、確かに元々のまっすぐな木目の上に曲線の木目が描かれています。教会の中では信徒さんでもある地元のガイドさんが説明をしてくださったのですが、その方のお話によると、当時はお金がなくて良い木材を揃えることができなかったため、安価な木材にニスを塗った後、刷毛目(はけめ)という工法を用いてこの美しい木目を描いたのだとか。それだけでもかなりの労力を要したのだそうですが、それほどこの教会が信徒の方々にとって大切な存在であったことが伺えます。

100年以上経っているとは思えない美しい教会堂。これまで様々な教会を見てきましたが、島に残る教会堂で、これほど豪華で、これほど細部まで精巧な細工が施された教会は初めてです。残念ながら島民の数は減少の一途を辿るばかりですが、これからも島のシンボルとして、そして信徒の方々の心の拠り所として、いつまでもこの場所に立ち続けてほしいと願わずにはいられません。

念願の黒島天主堂を後にして、いよいよ島豆腐作りに挑戦です。次回は笑顔がとってもステキな中村ご夫妻のお宅を訪れます

その3へ続く


させぼ時旅黒島ツアーその1(長崎県佐世保市)

2011年12月18日 | 旅のお話

11月27日(日)、生粋のさせぼっ子chieちゃんと佐世保観光コンベンション協会主催のさせぼ時旅というツアーの一つである黒島ツアーに参加してきました~ 9:30に佐世保市相浦港に集合し、ターミナルでガイドさんから説明を受け、10:00初のフェリーに乗っていざ黒島へ出発

黒島までは約50分の船旅です。直行だともっと早いのかも知れませんが、途中高島に寄るのでそのくらいかかってしまうようです。

黒島は面積5.3平方km、周囲約12.5kmの小さな島。人口は500名ほどで、なんとその8割がカトリック信者なのだそうです。今回のツアーは島を歩きながら神社仏閣や教会などを巡り、島豆腐作りを経験するというステキなプランさてさて、どんな旅になるのでしょうか?

期待に胸を躍らせながら黒島港へ到着~ フェリー黒島は車も6台くらい入る立派な船で、なかなか快適な船旅でした~

黒島港ターミナルは本当に小さなターミナル。途中公共のトイレがないので、ここでトイレタイムを済ませていよいよ黒島を歩きます

港のすぐ近くにあるのは黒島神社。まずは神社の手前にある広場にて、ヨガのインストラクターでもあるガイドさんのご指導のもと、みんなで輪になって準備体操。

体操が終わると、さっそく長い石段を上って本殿へ。上は70代くらいの方までいらっしゃったので、最初から息切れ状態の人も

本殿の傍らには大きな岩戸といくつもの祠がありました。辺り一帯の社叢は黒島では唯一の自然林となっていて、縄文の森の面影を残しているのだとか。スダジイをはじめ、タブノキヤブニッケイモチノキハマビワヤブツバキサンゴジュタイミンタチバナなどが自生しており、南方系のモクタチバナに関しては国内自生の北限と言われているそうです。

 

お次は島に唯一のお寺である曹洞宗興善寺へ。隠れキリシタンの島として知られている黒島ですが、この興善寺があるの人たちはほとんどが仏教徒なのだとか。仏教徒は隠れる必要がなかったので、港の側に家が密集していたのだそうです。

 

お寺の目の前にバナナの木を発見しっかり実もなっていましたよ~さらにお寺の奥には、幹が縦半分に割れて中身がむき出しになり、途中からぐにゃりと曲がりながらもしっかりと根を下ろしている一本の木を発見特にガイドさんの説明はありませんでしたが、その生命力に一人感心しきりのkero-keroなのでした。しかしなぜこのような姿になってしまったのでしょうね?

興善寺から望む二つの小さな島。左が伊島で右が幸ノ小島です。江戸時代の黒島は平戸藩に属する西氏の所領で、当時は藩の牧場が置かれていたそうですが、18世紀に牧場が廃止された後、跡地開拓のために人々が移住してきたとのこと。この二つの島は古くから黒島の属島とされ、伊島では牛の放牧が、幸ノ小島では海藻の採取が行われていたのだそうです。

島を歩いていると、ガードレールの向こうに朽ちた果てた民家の姿が…。人口の減少によってこのように使われなくなった家屋が廃屋となってしまっているのです。なんとも寂しい光景です。

その一方で真っ赤なクコの実が生き生きと育っていました。朽ちた民家とこの真っ赤なクコの実が、私の目にはとても対照的に映りました。

島で出会うのは笑顔のステキなお年寄り達。デートはトラクターで

次に立ち寄ったのは長崎鼻の断崖絶壁が見える場所。海に突き出た断崖って『長崎鼻』って呼ばれることが多いですよね。福江島にも宇久島にも長崎鼻と呼ばれる場所があったような…

さらに道を歩いていると、懐かしい光景を発見これはかんころといってサツマイモの皮を剥いて薄く切り、大きな釜で湯がいて干したもの。福江島に住んでいた頃、肌寒い時期になると冷たい風が吹き付ける海辺でよくこの光景を目にしたものです。この辺りにも同じような食文化が根付いているのですね。

こちらは黒島の民家。屋根の上にブロックが並べてあるのが特徴的です。海風に瓦が飛ばされないようにするための対策でしょうか。ガイドさんのお話によると、この石垣は住民の方の手作りなんですって。写真では見えづらいかもしれませんが、なんとも立派な石垣です

前方に黒島天主堂が見えてきました~何年も前からその存在を聞いていて、ずっと訪れてみたかった黒島天主堂。次回は遠目にもひと際存在感を放っているその美しい教会に足を踏み入れます

その2へ続く


大興善寺(佐賀県基山町)

2011年12月12日 | 旅のお話

佐賀県厳木町にある環境芸術の森を訪れた後は、途中高速道路を使って佐賀県基山町にある大興善寺へと向かいました。紅葉スポットのはしごでーす

大興善寺の山門を潜ると、橙色に染まったモミジの木が私達を出迎えてくれました~これはまたきれいだなぁ

太陽の光をたっぷりと浴びて、キラキラと輝くモミジの葉っぱたち。枝から落ちてしまう前に最も美しい姿へと変貌を遂げます。

紅葉で有名なこの大興善寺はつつじ寺とも言われ、5月には辺り一帯がツツジの花でいっぱいになるそうです。この日はお天気も良くて紅葉狩りに訪れたたくさんの人で賑わっていました。

拝観料500円を払うと、奥の方へと続く森林公園に入ることができます。こちらは園の入り口にある階段の上からの景色。とってもステキでしょう?この公園内には5万本以上のツツジと5百本以上のモミジの他、杉や檜などたくさんの樹木があり、展望所も数カ所設けられていて、その広さはなんと7万5千平方メートル。大正時代以来この場所で園づくりが続けられ、現在に至っているのだそうです。

ちょっとしたお茶屋さんもありました。紅葉を眺めながらお抹茶をいただくのも粋ですよね

 

小さな滝を発見日本庭園独特の繊細さがあちらこちらに見受けられます。夜は期間限定のライトアップも行われていて、遊歩道の脇にはそのための灯籠がいくつも並んでいました。

 

さらに上の方へ上がっていくと花見堂があり、こちらからも山の斜面に広がる見事な紅葉の景色を一望する事ができます。ツツジの季節になると、今とはまったく異なる景色が広がっているのでしょうね

 

さらに遊歩道を上っていくと、石の上に生えている立派なコバンモチの木を発見この木には『石の上にも百年の木』という名前が付けられていました。困難な状況にも挫けること無く、そこにしっかりと根をおろし、天に向かってまっすぐに生き続けるコバンモチの木。私もこのコバンモチのような人になりたいな。

 

この日は夕方までに帰らなければいけなかったので、ライトアップを見ることはできませんでしたが、これらの竹燈籠に灯がともる様子を想像するだけでうっとりしてしまいますその様子はコチラ

茅葺き屋根がノスタルジックな雰囲気をよりいっそう醸し出してくれる大興善寺。こちらの紅葉は本当に見事です今年はもう紅葉の季節を過ぎてしまいましたが、みなさんもぜひ一度訪れてみてくださいね

紅葉見物を終えた後は、出店で焼きたての柏餅に舌鼓。あったかくて美味しかったぁ

駐車場の前にはぽん菓子屋さんが露店を出していました。このおじさまたち、白米・玄米・あられ・黒豆などいろんなものをぽん菓子マシーンでぽん菓子にしてしまいます「ほらっ、食べていかんねー!」と気さく声をかけてくださるので、お言葉に甘えてたくさん試食させていただきました

なかなか目の前でぽん菓子マシーンを見ることがないので、このマシーンに興味津々の私。「ポンッ!ってなる瞬間を撮らせてもらえませんか」とお願いすると、「よかよー。今からいちにのさんでやるけん撮らんね」と快く了承してくれた気前のいいおじさん、…いや、お兄さん(笑)。首から下げていた青い笛を手にとり、「ピピーーーッ!!」と勢い良く鳴らしたかと思うと、「いち、にの、さんっ!!」

実際には「ポンッ」なんて可愛らしい音ではなく、バンッという大きな爆発音と同時に真っ白い煙が上がり、ぽん菓子の完成~お兄さんのお陰で決定的瞬間をカメラに収めることができました

最後に奥にあるお鍋で煮詰めたお砂糖を絡めれば、美味しいぽん菓子の出来上がり~

ポリバケツいっぱいに入ったぽん菓子を持ってきて、「食べんね食べんね~」と言いながらたっぷりと私達の手に乗せてくださるので、お腹いっぱい食べさせていただいちゃいましたもちろんお土産にも一袋購入させていただきましたよ~。すごく気前が良くて、ちびまる子ちゃんに登場しそうな陽気なお兄さん達(←ご本人がそうおっしゃるので)、楽しい時間をありがとうございました~ ちなみにこちらのぽん菓子屋さんは千々石にある橘公園のお祭りにも来られるそうですよ。ぽん菓子好きの方はぜひ探しにいってみてくださいね

今回の紅葉巡りはtamiのリサーチによるもの。お陰でとってもステキな紅葉をたっぷりと観賞することができました tami、本当にありがとうね近場にもまだまだ知らないステキな場所があるということを改めて実感したので、来年も新たな紅葉スポットを発掘すべく、常にアンテナを張り巡らせておこうっと!

さて、この翌日は佐世保にある黒島巡りへ。その様子はまた後ほどアップしたいと思います


環境芸術の森(佐賀県唐津市厳木町)

2011年11月29日 | 旅のお話

11月最後の週末。秋の風景を探しに、旦那さん&tamiと佐賀県唐津市厳木(きゅうらぎ)町にある環境芸術の森に行ってきました

多久ICから佐賀唐津道路の一部である厳木バイパス(200円)に乗って牧瀬ICまで行き、道の駅厳木にある巨大な佐用姫の像を左手に眺めながら、まずは『佐用姫の湯』を目指します。そのすぐ手前にある道を右折し、山の方へ距離にして5kmほど上っていくと、『環境芸術の森』に到着~ 入り口で美化協力金として入園料500円を支払い、作礼山(さくれいざん)の斜面に造られた庭園の中へと入っていきます。

 

今年は11月まで暖かかったので、どこも紅葉が遅れているとのことですが、こちらは随分色づいていました

 

池のほとりに仲の良さそうなカエルの夫婦を発見肩を組んだりしちゃって可愛いなぁでもちょっと腕が短いみたい(笑)

 

庭園の中には池があったり橋が架かっていたり、モミジのトンネルがあったりして、お散歩好きにはたまらないステキな遊歩道が続いています山の中だから空気も澄んでいてとっても気持ちいい~♪

コースを辿ってず~っと上の方まで登っていくと、頂上には展望所が設けられていました。木の椅子に腰掛けて、庭園内に植えられた一万本とも言われるモミジの紅葉を眺めながら、ほっと一息。この辺り一帯は30年前は荒れ果てた竹林だったそうですが、今ではその当時の様子を想像する事すらできないほど森が再生されています。

こちらは大モミジの木。高千穂峡から移植したものなのだそうです。確かに大きいんだけど、他のモミジと比べると色づきはイマイチでした。後から聞いた話によると、まだ木が若いのでちょっと紅葉が遅れるのだそうです。真っ赤になったらそれは見事だろうな~

道すがら自然薯(ジネンジョ)を売っているおじちゃんに遭遇ちょっと珍しかったので「おいくらですか?」って声をかけてみると、大きいのは一本3000円とのこと。そうそう、自然薯ってそれくらいするんですよね。「これをきれいに掘るのって大変なんですもんね~。長芋と違ってしっかりした粘りがあるし、味もいいんだろうけど、お財布が…。」なんて言っていたら…

「これ持っていかんね」と、自然薯のおまけ用だった柚をプレゼントして下さいました~おじちゃん、ありがとう自然薯買ってあげられなくてごめんなさいね

の見事なグラデーション。眺めているだけで心が洗われるようです

入り口まで戻ってくると、「よかったら中でお茶をどうぞ~。」と声をかけられました。どうやらこの建物の中からも庭園を眺める事ができるようです。

 

この林仙之塾は環境芸術の森を造った鶴田正明さんが唐津市にあった100年前の旧家の廃材を使って再生させた山荘なのだそうです。なんとも趣のある建物だなぁ~

中に入ると庭園側に壁は無く、ガラス窓がはまっていて、外で見るのとはまた違った角度から庭園を望む事ができます。これは素晴らしい!

こちらは冬の景色。辺り一面銀世界になるそうです。いろんな色が混ざり合う秋の景色もステキだけど、真っ白な雪景色もステキだろうなぁ~

テーブルに置いてあるお茶とお菓子は無料で頂く事ができます。温かいお茶を頂きながら、窓の外に見える美しい紅葉の景色にうっとり。自然と安堵の溜息が漏れます。なんとも嬉しいおもてなしですよね

山仙之塾では、実際に鶴田さんご夫妻とお会いし、いろいろなお話を聞く事ができました。物静かなご主人と明るい奥様の人柄に触れ、また来年もこの場所を訪れてみたいという思いに駆られたひと時でした。「破壊した森を昔の森に戻したい」という鶴田さんの思いが詰まったこの森は、ご夫妻がこれまで歩んでこられた人生そのもの。悲しみも喜びも全部この美しい木々の中に息づいている。ご夫妻の思いがこの森を通してこれからもずっと伝わっていくといいな。そんなことを思ったkero-keroなのでした。今のところ紅葉の季節のみ公開しているそうですが、来年は新緑の時期も公開を考えているとの事でしたので、また温かくなったら作礼山の中腹へ上ってみたいと思います

環境芸術の森のHPはコチラ


10年ぶりの長崎バイオパーク その3(長崎県西海市)

2010年12月29日 | 旅のお話

 シバヤギです。真っ白なあご髭が自慢です

さて、いよいよお待ちかねのカピバラの池へ突入でーす

7.カピバラの池とオマキザルの島


運が良いことに、この日はちょうどざぼんの湯(12/18~26)の初日でした


おぉっ!カピバラが打たせ湯を浴びてるー!ちょうどつぼが刺激されて気持ちがいいのか、全く動こうとしません。



お隣では一頭のカピバラがお風呂を独占していました



「もう年の瀬やなぁ」なんてつぶやきが聞こえてきそうです(笑)

お風呂から上がると落ち葉のベッドで一寝入り とっても幸せそう


お腹が空いたら大好きなカボチャをもしゃもしゃと頬張ります


お腹いっぱいになったら、池を眺めながらちょっとひと休み。こうしてカピバラのゆったりとした1日が過ぎて行きます このカピバラの池では、カピバラに直接触れたり餌やりをすることができ、そっと近づくとカピバラのちょっと変わった鳴き声も聞くことができます。びっくりするくらい人に馴れているので、子どもさんと一緒でも安心してカピバラたちとの触れ合いを楽しむことができますよ~


8.シャボテン・ロックガーデン


一見タヌキのようですが、タヌキよりも長い鼻を持つのはハナグマたち。


尻尾を上手に使って立ち上がり、「餌ちょうだい!」のアピールです。


ガラス越しに見るコツメカワウソ。愛嬌たっぷりで、とっても可愛いです


9.アライグマとレッサーパンダの丘

餌をもらおうと必死のアライグマたち。可愛い顔して意外とがっついてるのね~


こちらはふさふさの尻尾を持つレッサーパンダ。ちょうどカメラの方を向いてくれました


岩の上に立って、辺りを警戒しているのはミーアキャット。餌を食べる時は必ず一匹が見張りに立つんですって。いつ見張りを交代するのかな?


こちらはミーアキャットの赤ちゃん。まだ毛がふわふわしています


こちらはマーラ。見た目は小さなロバみたいな感じで、おとなしい性格のようです。カピバラと同様に人に馴れているので、直接触れることができますよ~


10.ダチョウとシマウマの見える坂道

 

いよいよ終盤に差し掛かった頃、なんと残念なことにカメラのバッテリーが切れてしまい、これ以上撮影ができなくなってしまいました~ 一眼カメラってバッテリーの消耗が早いんですね まぁ250~300枚くらいは撮ったので今回はよしとしますか!


11.カンガルーの丘とリスザルの森


なんとか最後に撮れたリスザルたち。いたずらっこなので、ハンカチやポケットティッシュをポケットに入れていると、気づかないうちにとられていたりします。そっと手を伸ばすと腕や肩に乗ってきてとっても可愛いのですが、大事な物はきちんとバッグの中にしまっておきましょう!この後カンガルーを見に行ったのですが、今ちょうどお腹の袋の中に赤ちゃんが入っていて、足だけがちらっと出ているのを発見しました まだしばらくは袋から出てこないようだけど、今度行ったときはその姿を見せてくれるといいなぁ。


12.カバの池とキツネザルの島

いよいよバッテリー切れで全く写真は撮れませんでしたが、大きなカバたちがキャベツを豪快に食べている姿が印象的でした。出口付近ではハダカデバネズミにも遭遇しましたよ~。思っていたより小さくて、名前の通り出っ歯で毛がなくて、この寒い時期に彼らを見ていると毛皮を着せてやりたくなっちゃいます


久々に訪れたバイオパーク。10年前は暑い最中に行ったので、とにかく日をよける場所がなくて暑い!という印象が強かったのですが、今回はもちろん涼しかったし、レストランなどの施設や案内標示なども工夫されていて、思っていた以上に楽しめました。売店も以前より拡大されていて、内容もなかなか充実していたように思います。動物達もとても元気で愛嬌があって、またすぐに会いに行きたいという気持ちに駆られています。いっそのこと年間パスポート買っちゃおうかな~。とりあえず今度は春頃に、なぜかコウモリに会いたがっている甥っ子(5歳)を連れて、再びバイオパークを訪れたいと思っているkero-keroなのでした

10年ぶりの長崎バイオパーク その2(長崎県西海市)

2010年12月22日 | 旅のお話
タイハクオウムのダイちゃん。おしゃべりもダンスも上手です♪

総面積約30万平方メートルのバイオパーク。とても1回では紹介しきれないので、3回に分けて紹介しまーす


4.アマゾン館

こちらはアマゾンに生息する亀の一種、マタマタ。体の割にとっても小さなお目めのお茶目な亀さんです この他にも大きな水槽があり、体長が最大5mにもなるというピラルクなどアマゾンに住む魚たちやナマケモノなども見ることができます。


5.そうしの滝とフラミンゴの地


ペタペタ歩くキュートなフンボルトペンギン。こんなに間近で写真を撮ることができました♪




こちらはアメリカビーバー。まるでひれのような尻尾を上手に使って水の中をスイスイ泳ぎます

一本足で立っているのはフラミンゴさん。

バイオパークには3種類のフラミンゴがいるのですが、旦那さんが餌を撒くとちょうど3種類のフラミンゴが1羽ずつやってきました 左からヨーロッパフラミンゴベニイロフラミンゴチリフラミンゴです。首が長くて絡まりそう

 

遠くから見ると優雅な姿のフラミンゴですが、意外と性格が荒く、近くで見るとなかなか厳つい顔をしています。餌の取り合いにあっさり負けたのはチリフラミンゴ。ベニイロフラミンゴが一番強そうでした


6.アンデス広場とラマの岩山

ここアンデス広場はちょうど中間地点で、ここの周辺にはフードコートや昆虫館などがあり、岩山の上にはラマの姿を見ることができます。

あ、入り口にいたベニコンゴウインコを発見!


ルリイロコンゴウインコもいましたよ~。ご覧の通りほとんどのインコは仲良くつがいで暮らしています。いつも傍にいてけんかとかしないのかなぁ


昆虫館



昆虫館ではクリスマスにちなんできらきら光る昆虫がたくさん集められていました こちらの美しいブルーの蝶はモルフォチョウ


こちらはカナブンの仲間。この配色、仮面ライダーに見えるのは私だけ!?


レストラン ケーナ


10年前にはなかったフードコート。以前は吹きさらしのテントしかなく、食べ物を持ち込んで食べていたような気がするのですが、今では温かい室内でいろいろなものを食べることができます。


ペットハウス

気分によってはペットハウスの前にある棚の上で過ごすという(飼育係さん談)まるで猫のようなシバヤギさん。なんとも愛嬌のあるシバヤギさんですが、私が惹かれたのはその上をウロウロしていた真っ白の鳥。


私を夢中にさせたその純白の鳥は、タイハクオウムのダイちゃん。カメラを向けると女子高生ばりのポーズをとってくれました しかも時々「コンニチワ!」と声をかけてくれるんです


私が指を上下に降ると、楽しそうに首を上下に振るダイちゃん。興奮すると鶏冠を逆立てて、羽を広げて踊り始めます。う~ん、めっちゃ可愛い


こちらはイグアナくん。手で撫でても全く動じません。意外と皮膚が柔らかいんですよ~ とっても凛々しいお顔をしています

まだまだ紹介しきれないバイオパークの動物たち。次回はいよいよカピバラくんの登場です

10年ぶりの長崎バイオパーク その1(長崎県西海市)

2010年12月18日 | 旅のお話
ざぼん湯に浸かるカピバラちゃん(12/18~26まで)
約10年ぶりに長崎バイオパークに行ってきました~ 目的は、先日我が家にやってきた一眼カメラ"α"NEX-3の性能を試すこと。コンパクトデジカメでは撮ることのできない動きのある被写体を撮るには動物園が一番だと思ったのです。今なら露天風呂に浸かるカピバラたちの姿を見られることもあり、県内にいくつかある動物園の中でもバイオパークをチョイス!1人で行くのもなんなので、まずは一番身近にいる旦那さんを誘ってみると、「その日の気分次第。」とかなんとか言って当てにならず…。そこでいつも私の探検に付き合ってくれるtamiを誘うと、あっさりOK!結局当日の朝行く気になった旦那さんも一緒に、3人でバイオパークに出かけることになりました


諫早からは、多良見から時津まで西山バイパスに乗り、そこからひたすら佐世保方面へ向かうと、約1時間半ほどでバイオパークに到着します。10年前に来た時は食事をする場所もあまりなかったので、途中で弁当を買って、車内で食べてから中に入ることにしました。入り口では早速二羽のベニコンゴウインコがお出迎え 中に入る前から思わず写真をバシバシ撮ってしまいました。これが後々残念な結果になってしまうとはつゆ知らず…。とりあえずチケット(大人1600円)を購入し、約200種2000点の動物が住むバイオパークの中へLet's go!!

1.トトーラの池

 

園内で最初に出会ったのはクモザル。両手両足プラス尻尾を上手に使ってロープを渡るクモザルたちの姿を見ることができます。

こちらは鶏冠(とさか)が立派なホオジロカンムリヅル。本当に冠をかぶってるみたい!

2.インカの石積み

ラクダの仲間ラマ。こぶがないことからコブナシラクダとも言われています。


逆光撮影でしたが、こんな表情が撮れました


こちらはバイオパーク開園30周年を記念して今年11月8日にやってきた白いアルパカのブース。


小さい方が2010年4月生まれの男の子、大きいが2009年9月生まれの女の子なのだそうです。ということは、左側の方が男の子かな?最初は別々の場所にいたのですが、しばらく待っているとちょうど隣に並んでくれて、なかなかいいショットが撮れました

3.フラワードーム


寒い季節にも関わらず、温室になっているドームの中では様々な蘭の花が満開です まるで南国に来たみたい!


ドームの中には様々な種類の熱帯植物が栽培されているのですが、あちらこちらに結実情報や開花情報などが添えられているので、植物にあまり詳しくない人でも興味を持って観察することができます。これは素晴らしい工夫だと思いました


シンガポールやロタ島で食べたことのあるスターフルーツ。ドームの中でたわわに実っていました。


遠くにあるものをマクロモードで撮影。コンパクトデジカメではこんな写真は撮れませんでした。うん、いい感だよ、NEX-3!


うわ!コウモリがぶら下がってる~!こちらはインドオオコウモリ。羽で顔を覆ってるけど、なんだかまぶしそうです


一番不思議だったのは、こちらの黄金色に輝くクリスマスツリーのオーナメント。なんとこれ、オオゴマダラという蝶のさなぎなんです

 

後から金色に着色した訳ではなく、もともとこんな色をしてるんですって なんで金色になるんだろう??羽化すると意外と普通で、アゲハチョウのような蝶になります。まだ羽化したばかりなのか羽が柔らかそうで、ふわりふわりとドームの中を漂っていました 蝶が羽を広げている様子はコンパクトデジカメではなかなか撮れなかったのですが、シャッタースピードの速い一眼カメラではこの通り!やっぱり動くものを撮ると力を発揮してくれますなぁ。いいぞ~NEX-3!

バイオパークのお話はまだまだ続きます

如意輪寺かえる寺(福岡県小郡市)

2010年12月02日 | 旅のお話

3年ほど前、カナダからALTとして来日していた日本通の友人kittyから「福岡県にかえるがたくさんいるお寺があるらしいよ!」と教えてもらって以来、ずっと訪れてみたいと思っていた通称『かえる寺』。この度念願叶って、秋口からようやくフットワークが軽くなった旦那さんと一緒に、福岡県小郡市にある如意輪寺へ行ってきました


裏の駐車場に車を停め、表へ回ってみると、さっそく何体ものかえる達が私たちを出迎えてくれました楓の葉もきれいに色づいていてとってもステキです

表の駐車場にはたくさんの願い事が書かれたかえるがズラリと並んでいました。『願掛けかえる』といったところでしょうか

境内は一見するとごくごく普通のお寺に見えますが、よくよく見ると様々な種類のかえるがあちらこちらに点在しています



こちらはちょっぴりセクシーな『夫婦かえる』。仲良く晩酌中かな?


『夫婦がえる』の奥には『みくじかえる』なんてものもありまして、一枚裏返してみると『小吉 二度とない人生だから』というお言葉が。そうですよね。一度しかない人生だもの。精一杯楽しまなきゃ!



こちらは『仲良しかえる』。苔むして本物のかえるみたいな色になってる!

 

『感謝の心がかえる』と『元気がかえる』。
如意輪寺のかえる達の傍には必ず前向きな言葉が添えられています

たくさんのかえる達とそこに添えられている言葉に頷きながら、例のごとくコンパクトデジカメでバシバシ写真を撮っていると、お寺の方から「こちらは初めてですか?かえる部屋がありますので、どうぞご自由にお入りください」と声をかけていただきました。『かえる部屋』って一体どんな部屋なんだろう


その入り口は本堂の横にありました。
ちょっと派手なかえるさんが出迎えてくれましたよ~


部屋の中に入ると、そこはまるでかえるのパラダイス
大小さまざまなかえる達が所狭しと展示されていました

 

なんとも個性豊かなかえる達。このかえるのランプ欲しい~


なんとこんな所にも見慣れたかえるさんが
どこにいるか分かりますか~?


かえる部屋の中には、私が持っているのと同じものもいくつかありましたが、一度にこんなにたくさんのかえるコレクションを見たのは初めて。よくぞこんなに集めたものです

 

再び外に出て境内をぶらり散策。
どこに行ってもかえる、かえる、かえる



かえるの一生が描かれている壁画の中には、こんなやんちゃなかえるも(笑)



『今を幸せに生きる』

幸せのカタチって人によって様々だと思うけど、
幸せに生きるために私がずっと心の中に持ち続けていたいと思っていること。それは
どんなことがあっても、小さな幸せの種を見つけて、それを大切に育むこと。
私の傍にいてくれる人たちと、私を感動させてくれるすべての物事に感謝すること。
これさえ忘れなければ、私は幸せに生きていけるような気がします

 

紅葉を眺めるかえるさん。石段に仲良く並んだ真っ赤な落ち葉。



2~3日前から急に寒くなり、冬の訪れを感じる季節になってきましたが、今年の秋はあちらこちらで紅葉の美しさに感動することができてとっても幸せでした念願のかえる寺にも行くことができたし、なんだか来年もいい1年になりそうな予感です

さてと、12月に入ったし、そろそろ年賀状の準備を始めなきゃ!本格的に寒くなってきたので、皆さんも体調を崩されないように年末をお過ごしくださいね

再び雷山へ(福岡県糸島市)

2010年11月20日 | 旅のお話

先日訪れた雷山の紅葉があまりにも美しかったので、お出かけ好きな他の家族にもぜひ見せたいと思い、再び雷山へと車を走らせました。今回のメンバーは祖母・母・義母そして私のお気楽女四人旅。あの絶景から五日後、果たしてあの素晴らしい紅葉の景色はどのくらい変化してるのでしょうか?


平日にも関わらず、駐車場に入るのに15分ほど待ちましたが、先日の1時間と比べるとなんてことはありません。前回に比べるとかなり葉が落ちてはいましたが、紅葉の景色もこの通り健在でした

樹齢400年の大楓はより赤みを増し、少し見頃を過ぎてはいましたが、それでもこの美しさ 4人ともこの妖艶な楓の姿にしばしうっとりと見とれてしまいました。


庭園の楓はより赤く色づいていました緑と赤のコントラストがきれい!

太陽の光が紅葉の美しさをよりいっそう引き立ててくれます

心字池周辺の紅葉も美しく、たくさんの落ち葉で道も真っ赤に染まっていました。

 

 

先日は撮らなかった場所も撮影してみました。どこを歩いても色鮮やかな楓や銀杏が私たちの目を楽しませてくれます。

最後に大楓の前でハイ、チーズ!私の父と叔母を女手一つで育ててくれたちょっと天然の祖母(中央)と、毎日おいしいご飯を作り、祖母を含む家族6人全員の健康を支えてくれた偉大なる母(右)、そして小さな体で私の夫を含め3人の男の子を育て上げてくれた明るい義母(左)。私もそうですが、みんな陽気で明るいB型で、一緒にいると笑いが絶えません(笑)。私はいつまでも子どもで、特に両母にはお世話になってばかりですが、旅行が大好きな3人に今の私ができることは、車を運転してステキな景色を見に連れて行ってあげることくらいです。

 

おばあちゃん、お母さん、marikoさん、
どうかいつまでも若々しく、元気でいて下さいね!
そしてこれからもよろしくお願いします。

kero-keroより、感謝の気持ちを込めて


千如寺で紅葉見物(福岡県糸島市)

2010年11月15日 | 旅のお話
11月14日(日)雷山千如寺大悲王院にて

紅葉の季節がやってきました~ 久々に福岡県糸島市(旧前原市)にある千如寺へ紅葉を見に行ってきましたよ


この千如寺を訪れたのは今回で二度目。前回は訪れたのは2007年11月22日で、大相撲好きのaiちゃんと福岡場所を見に行った翌日、紅葉のきれいな場所を求めて前原までドライブしたのが最初でした。その時はまだ緑色の葉っぱも多く残っていたのですが、今回はご覧の通りイチョウもカエデも見事に色づいていました

初めて訪れたときもその紅葉の美しさに思わず息をのむほどでしたが、今回は前回より時期が早かったにも関わらずこの美しさ!一緒に行った旦那さんとtamiもとても感動していたようで、この樹齢400年と言われるカエデの見事な紅葉ぶりに心奪われているようでした。


紅葉もさることながら、庭園もこの美しさ 室町時代につくられたと言うこの庭園は、福岡県の天然記念物に指定されているビャクシン・カエデ・ツツジに彩られています。


心字池の水面に映る紅葉もステキですよ~ この庭園の中には一体いくつの色があるんでしょうね


奥には国の重要文化財に指定されている木造の十一面千手千眼観音像が鎮座するお堂があり、さらにその奥には開山堂五百羅漢があります。


こちらは開山堂から見た五百羅漢とお庭の景色。様々な表情を持つ五百体の像がずらりと並んでいますよ~

開山堂は平成2年に再建されたもので、その壁画には八大菩薩・十二天・十六羅漢・八祖大師が描かれています。

それぞれが個性豊かな表情を持つ五百羅漢。にっこりと微笑んでいるものもあれば、右手を上げてむっとした顔をしているものもあり、なんとなく寂しそうにうつむいているようなものもあれば、陽気に両腕を上げて輪を作っているものもあります


私のお気に入りは右手を振り上げているこちらの羅漢様。ひときわ体格が良くて、かなりインパクトあるでしょう?(笑)何か動物の上に乗っているようだけど、猿かなー?それとも犬??いずれにしてもかなり重たそう…

 

下に落ちている落ち葉もきれい紅葉した木々に囲まれているせいか、まるでオレンジ色のフィルターがかかったみたいに、辺り一帯が少し赤みを帯びているように見えました。

 

境内にある木々もそれぞれが美しく色づき、私たちの目を楽しませてくれます。この景色を長崎に持って帰れたらいいのになぁ。


我が家からは諫早インターから高速に乗り、佐賀大和インターで降りてさらに三瀬トンネル(300円)を通れば約2時間弱で着くはずの雷山ですが、この日私たちと同じようにたくさんの人たちがこの素晴らしい景色を見に来ていたため、目的地まで後2kmのところで渋滞に遭い、そこから駐車場に入るまでさらに1時間もかかってしまいましたでもすっごくきれいだったから、それだけ待ってでも訪れた甲斐がありました紅葉って毎年同じ時期に同じ場所で同じように美しい紅葉が見られるとは限らないもので、タイミングとか運とかってあるんですよね。今回はお天気も良かったし、紅葉も見事だったし、渋滞を除けば本当に運が良かったです。人との出会いと同じで、景色との出会いも一期一会。これからもそんな出会いを求めて、いろいろな場所へ出かけて行きたいと思いまーす

万寿山 聖福寺(長崎県長崎市)

2010年09月29日 | 旅のお話
様々な国の文化が混在する長崎市には、崇福寺(そうふくじ)興福寺(こうふくじ)福済寺(ふくさいじ)聖福寺(しょうふくじ)という4つの唐寺があります。これら4つの唐寺は、隠元禅師が開いた黄檗宗(おうばくしゅう)の仏教寺院で、『長崎四福寺』と呼ばれているのですが、そのうちの1つ、隠元の弟子である鉄心同胖(てっしんどうはん)が開山となった聖福寺が、現在倒壊の危機にあるということで、上海生まれで中国に関心の高い義父と一緒にその様子を見に行ってきました

 
こちらが聖福寺の入り口。長崎県の有形文化財に指定されている立派な門は、唐寺というよりむしろ日本のお寺そのものです。
 
 
この門は山門と呼ばれ、1703年(元禄16年)に建立されたもの。なんと300年以上も前の代物です
 
 
山門をくぐった先にあるこちらの建物は借寺亭(しゃくじてい)といって、寺内の不用文書を焼却するための炉なんですって。 れんが造りで漆喰塗りの六角形の建物で、1866年(慶応2年)に中国人信徒によって築造されたものなのだそうです。こちらは市の有形文化財に指定されています。

 
さらに階段を上ると、天王殿という門が見えてきました。こちらは1705年(宝永2年)に建てられたもので、山門と同様に県の有形文化財に指定されています。 

 
 
天王殿をくぐると、目の前に本殿が現れました こちらは1678年(延宝6年)に建立された大雄宝殿。一見すると山門と同じように日本の寺院のように見えます。というのも、聖福寺の開山である鉄心が修行していた宇治・万福寺にならい、伽藍(がらん)様式で朱色塗りを極力さけたため、このようにより和に近い建築になったのだとか。なるほどね~

 
しかし大雄殿に近づいてみると、やはり中国の仏教寺院の様相を漂わせています。が
 
 
さらによくよく見ると、朱塗りの欄干は色が剥げ落ち、木は腐れかけてもうボロボロ



独特の趣がある欄干の彫刻も色が落ちてしまっています

さらに土塀は崩れ、倒壊寸前!!



こちらは手水鉢かな?さすがに石でできたものは無事のようです

 
そんな倒壊寸前の聖福寺の境内で最も目を引くのは、大雄殿の横にあるこの瓦塀(かわらべい)。明治中期に築造され、聖福寺の末寺が廃寺となる際に廃材の屋根瓦の一部を積み重ねて作られたものだそうで、その姿は今も朽ちることなく健在です 映画『夏解(げげ)』ではロケ地となり、この瓦塀も登場したんですって



瓦塀の中に鬼の顔を発見 アップで見るとかなりの迫力ですが、どこかおどけた表情に見えるのは私だけでしょうか 瓦塀の中にはこの他にも様々な文様があり、私はすっかりこの瓦塀の魅力に取り憑かれてしまいました これは絶対に一見の価値ありです
 


幕末維新後、中国広東省出身の人たちが多く帰依したため、『広東寺』とも呼ばれている聖福寺。その後檀家の数は激減し、現在はわずかに40軒ほどなのだとか。文化財に指定されているため、県や市から多少の補助は出るものの、お寺自体がその維持費を捻出できない状況にあり、この歴史ある寺院が今倒壊の危機に直面しています。そこでこの度、郷土史家らが『大雄宝殿修復協力会』を発足し、修復のための募金を募ることになったとのこと その目標額は1億円。私もこの美しい文化財を守るべく、微力ながら協力したいと思っています。(詳しくはコチラ→毎日新聞記事

古く歴史あるものを大切に保存していくことで、それらは将来ますます価値を持つようになり、大切な財産となる。と私は思うのですが、この聖福寺を訪れてみて、実際には人知れず朽ち果てていく文化財が他にも数多く存在するかも知れないという不安を抱きました。最近はマンション等の乱立により、長崎市内にあるこのような素晴らしい建造物が真新しい建物の陰に隠れてしまっているような気もします。様々な文化が入り交じり、独特の文化を持つ長崎の町並みを保つためにも、もうこれ以上無計画な都市開発はやめてほしいと心から思うkero-keroなのでした
どうか近い将来、大雄宝殿の勇壮な姿が蘇りますように!

壱岐島探険 その5(完結編)

2010年09月19日 | 旅のお話

『見ざる、言わざる、聞かざる』の像

勝本イルカパークで愛嬌たっぷりのイルカ達に癒された後に訪れたのは、芦部町にある男岳(おだけ)神社。ここには200体を越える猿の石像があるといいます。駐車場に車を停めて参道に向かうと、鳥居の側にさっそく3体の猿を発見!この先どんな石猿たちに出会えるのでしょうか?

鳥居をくぐると緑に囲まれた長~い参道が続いています。道端にも小さな石猿が並んでいて、まるで道案内をしてくれているかのようです。

小さくて可愛らしい石猿たち。その表情は実に様々です

道端の石猿たちに導かれて、ようやく男岳神社に到着~!

ご覧の通り、境内は石猿だらけ!!

この男嶽神社は、猿田彦命(さるたひこのみこと)が祀られていて、これらの石猿は家内安全、合格祈願、子宝祈願など、願掛け、成就に奉納されたものなのだとか。

最初は牛の健康や繁殖を祈願し石牛を奉納していたそうですが、いつの間にか石猿を奉納する人が多くなり(祭神が田彦命だから??)、今では圧倒的に石猿の方が多く奉納されています。

 

なんと獅子狛犬までお猿さんに化けちゃってますよ~古いものから新しいものまでいろいろな姿かたちの石猿があるので、自分のお気に入りの一体を見つけるのも楽しいかもしれません。

ちなみに私のお気に入りはコチラ!数ある石猿の中でも強烈な個性を放っていました 猿というより人に近いかな~?なんだかお腹にまで顔があるように見えます。

そして壱岐島探険の最後に訪れたのは、一支国博物館の近くにある原の辻(はるのつじ)遺跡。この遺跡は紀元前2~3世紀から紀元3~4世紀にかけてつくられた多重環濠集落で、芦部町と石田町にまたがり約1km四方に広がっており、その一部では当時の住宅や倉庫が復元されています。平成7年には『魏志倭人伝』の中の一支国(いきこく)の王都と特定されました。現在も発掘は続いていて、古代史を書き換えるような発見が続いているのだとか。

この藁葺き屋根の葺き方や物見矢倉の構造なども実に再現されているそうですよ~ 周りに近代的な建物が全く無いので、まるで太古の昔にタイムスリップしたかのようです。

この後、台風の接近により本格的に雨が降り出し、あまりのテンションの低さに『その4』以降全く登場しなかった相方gero-geroのテンションは、うに丼を食べた時以上に上がることはなく、最後まで下降の一途を辿るのみ・・・。まだまだあちこち探険したかった私ですが、gero-geroのテンションの低さと天候の悪化により、今回の壱岐島探険はこれにて終了。

飛行機の時間までまだ1時間以上もあったのですが、残りの時間は今回の旅の反省会。その結果、『今後相方とは真夏の自然散策には出かけない』という結論に至りました。いつも私の趣味に合わせて旅の行き先を決めてくれる相方のgero-geroですが、無理して付き合っても本人も楽しめないし、一緒にいる私もやっぱり楽しめないということが改めてわかったのです。今までの私達なら、それを口に出すこともなく雰囲気の悪いまま終わってしまうところでしたが、今回はお互いの気持ちをぶっちゃけられたのが逆に良かったのか、「来年の夏は友達と遊ぶぞー!」「そうそう、次からは○○ちゃんと行きなさい」なんて笑い話で終わることができたのでした(笑)。夫婦だからって常に一緒にいなければいけないわけではないし、興味の対象がちがったり、趣味が合わなかったり、時には喧嘩したりすることもあるけど、普段の生活を仲良く一緒に過ごせていれば、実はそれが一番なんですよね。私達夫婦はどちらかと言えば真逆なタイプだけど、もともと自分が持っていない部分に魅力を感じたのだし、お互いにもっとそこを尊重しなければ!と初心に返ったkero-keroなのでした

ともあれ、私にとっては久々の島探険で、なんだかんだ言いながら楽しい二日間となりました 来年の夏遊んでくれる方を募集していますので、私に付いて来れそうな方は来年の春頃にご連絡ください。お待ちしてまーす(笑)

壱岐島探険 (完)


壱岐島探険 その4

2010年09月18日 | 旅のお話

二日目の朝、窓辺で戯れる雀達の話し声で起床。窓を開けると、目の前には雲ひとつない真っ青な空と緑色の畑が広がっていました。やったー!今日も晴れだー 

朝食を食べてチェックアウトを済ませ、まず最初に訪れたのは、石田町にある筒城浜(つつきはま)海水浴場。壱岐で最も美しい浜と言われている筒城浜は、噂に違わず本当に美しいビーチでした

見てください、この透明度!遠くからでも海底が透けて見えますよ~ 日本の快水浴百選日本の渚百選にも選ばれているこの浜は、600mにも及ぶ白砂青松の浜辺が続き、その海の色は本物のエメラルドのように美しくきらきらと輝いていました 壱岐NO1のビーチと言われるだけあって本当にきれいです

次に訪れたのは、郷ノ浦(ごうのうら)町にある猿岩。「壱岐と言えば、猿岩でしょ!」と言われるくらい有名なこの岩は、まるで誰かが彫った彫刻のよう。でも実際は、長い時間をかけて自然の力によって作られた天然の岩。

どうです?皆さんにはやや背中を向けて左側を視線を向けている猿の姿に見えますか?顔の部分にはなんとも上手い具合に緑が生えて、まるで生きているかのようです 冬になったら葉っぱが枯れてますます猿っぽくなったりするのかなー?

猿岩の近くでヒマワリ畑を発見!猛暑にも負けず、元気に花を咲かせていました

ヒマワリ畑の目の前に、なにやら怪しい洞窟を発見!実はこれ、戦争中に建設された砲台の跡で、黒崎砲台跡と呼ばれています。

本物の砲台はすでに解体されているそうですが、当時は戦艦「土佐」に搭載されていた主砲が設置されていたそうです。その射程距離は35kmとかなりの飛距離だったようですが、実際に使われることのないまま終戦を迎え、昭和25年には解体されてしまったそうです。こんなに美しい島から恐ろしい火の手が上がらなくて本当によかった。

中は洞窟のようになっているのですが、奥の方まで入ることはできません。フラッシュと焚かないと昼間でも真っ暗なので、ちょっと不気味な空間です

さて、壱岐島探険もいよいよ終盤に入ります。つい先ほどまでの澄んだ青空はいつの間にか曇天となり、小雨もパラパラと落ちてくる中、次に訪れたのはイルカとのふれあい体験ができるという勝本(かつもと)町勝本イルカパーク。ここには水族館のような施設はなく、イルカ達は海と繋がっている入り江で飼育されています。

入り江の中を気持ち良さそうに悠々と泳ぐイルカ達を観察していると、ちょうどイルカショーの開始を告げるアナウンスが聞こえてきました。さっそく入り江の一角にあるステージの前でカメラを構えます。

どうやら2頭のバンドウイルカが芸を披露してくれるようです

これは観客の中から選ばれた子どもが芸をさせているところ。輪っかを投げてイルカに取ってきてもらうというシンプルな芸ですが、イルカから輪っかを受け取った子どもはとっても嬉しそうでした

芸よりもイルカに関するクイズの方が多かったような気もしますが、最後に見事なジャンプも披露してくれましたよ~

こちらは偶然撮れたショット。まるで中に浮かんでるみたい

帰りに見せてくれたのはバイバイのしぐさ。右のひれをパタパタと振って、愛嬌たっぷりのイルカちゃんです 正直言うとイルカショー自体はちょっと物足りなかったけど、イルカ達が入り江の中を自由に泳ぎまわったりジャンプをしたりしている様子を見ているだけで結構楽しめちゃいました 入場料は大人200円子ども100円と超格安の上、水族館ではなかなか見られないイルカ達の野生に近い姿が見られますので、壱岐に上陸した際はぜひお立ち寄りを~

次回はいよいよ最終回です

『壱岐島探険 その5』に続く


壱岐島探検 その3

2010年09月10日 | 旅のお話

お昼を過ぎてますます暑さが増し、すでに宿に向かいたいオーラを放っているgero-geroを引っ張って、次に向かったのは一支国博物館から程近い場所にある壱岐安国寺(あんこくじ)壱岐観光ナビによると、この芦部町にある安国寺について以下のような説明がありました。

壱岐安国寺

1338年(暦応元)足利尊氏と直義は、平和祈願と元寇以来の戦死者の菩提を弔うため、全国六十六ヶ国と二島に安国寺建立を命じた。壱岐では従来あった海印寺を安国寺に当てた。開山は京都南禅寺の禅師無隠元晦(むいんげんかい)である。「師子窟」の扁額の掛かる仏殿は、二重屋根の重厚な建築物。また境内のスギの巨木が目をひく。

説明の中にある県の天然記念物にも指定されている杉の巨木がコチラ。天に向かってまっすぐに伸びるその堂々とした様は本当に見事です その高さは30m以上と言いますから、7~8階建てのビルくらいはあるようです
 
 
境内に可愛らしい灯籠を発見!台座の上にお地蔵さんが仲良く並んでいます
 
 
まだまだ見たい所がたくさんある妻kero-keroが、早くエアコンの効いた部屋に入りたい夫gero-geroを引っ張って次に向かったのは、安国寺と同じ芦部町にあるはらほげ地蔵。満潮時には海の中に潜ってしまってその姿を見ることができないそうですが、図らずも干潮時に当たったようで、六体並んだ様をちゃんと見ることができました
 
 
六地蔵は六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)において衆生の苦患を救うと言われ、お腹が丸くえぐられているので、はらほげ地蔵と呼ばれているのだそうです。その起源について詳細はわかりませんが、その目的は遭難した海女の冥福を祈るため、または鯨の供養慰霊のためなどと伝えらているのだとか。実際には前掛けがあるので、穴がどんな風に開いているのかはよく分かりませんでしたが、満潮になって水没しても供え物が流れないようになっているらしいです。しかしなぜ敢えて水没する場所に立てたのでしょうね?
 
 
この日最後に訪れたのは、芦部町の東端にある左京鼻。「鼻」とは突端の断崖絶壁のことで、総延長約1kmにも及ぶ海蝕岩が続いています。海中からは玄武岩特有の柱状節理の奇岩が飛び出しており、まるで柱を束ねたようなその姿は人工の彫刻のようです。
 
 
広々とした緑の草原と、空と海との境目をまっすぐに走る水平線。この素晴らしい景色を眺めながらゆっくりとお散歩した~い・・・と思っていたのは私kero-keroだけ。暑さが苦手なgero-geroは、もう限界と言わんばかりの顔をして、私がくるりとUターンするのを待っているようだったので、お散歩は諦めて宿へと向かうことにしました。ま、ここまで付き合ってくれただけでもありがたいと思いましょう。
 
 
今回の宿はペンション『カモメのとまり木』。gero-geroが予約をしてくれたこの宿は、自家製菜園で育った野菜やハーブを使って体に優しいお料理を出してくれるとのこと。晩ごはんが楽しみだなぁ~
 
 
宿についてgero-geroのテンションも若干揚がったかと思いきや、案内された部屋に入ると、なんとそこには簡易ベットのようなものが4つ並んだなんともシンプルすぎる空間が・・・。まるで小学生の頃よく行った少年自然の家に泊まりに来たみたいな雰囲気です。料金の割にはちょっと・・・という感じでしたが、きっとお食事がいいのだろうと期待に胸を膨らませて、ディナーの時間までひと休み
 
 
そしていよいよディナータイム!レストランのある1階へ移動します♪この日のメニューは・・・
 
壱岐牛のカルパッチョ
自家製コンソメスープ
パエリア&コロナビール
壱岐牛のステーキ
トマト風味のパスタ
 
デザートのケーキ&コーヒー
 
と確かに豪華な内容のお食事でした しかしパエリヤとパスタはちょっとやりすぎかと。どれも美味しくて完食したのですが、パスタが出てきた時にはすでに満腹で、じっくりと味わうことができませんでした。パスタよりも自家製野菜たっぷりサラダとかもう少し軽いものの方がよかったな~。ま、デザートは別腹ですけどね(笑)。
 
ちょっと量が多すぎて苦しかったけど、冷たく冷えたビールと美味しいお食事にありつけて、猛暑にやられていたgero-geroの体力も回復し、そこそこ満足した様子。よかったよかった。一方体力が有り余っている私kero-keroは、正直夜もぶらりと浜辺をお散歩したりしたいなぁという思いに駆られていましたが、パートナーのことを考えて我慢我慢。私、ちょっと大人になったなぁ~(しみじみ)。ってすでにもういい大人ですけどネ(笑)。旅はまだまだ続きまーす
 
『壱岐島探険その4』に続く