旅先で見つけたもの

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四国で終焉を迎えるキハ58・65

2008年09月27日 04時28分26秒 | JR四国

2008年8月18日 予讃線 伊予市-向井原

四国はかつて国鉄時代に「いよ」、「土佐」、「阿波」といった気動車急行が多数運行されいた。四国の急行列車は国鉄の民営化直前に相次いで特急化が進み、1999年に急行「よしの川」の廃止で全廃されてしまった。ただ、急行形気動車であるキハ58系は急行廃止後も松山や高知周辺の地域輸送の主力車両として活躍を続けていた。

しかし、今年に入り、JR四国は急行形気動車キハ58系(キハ58形・キハ28形)とキハ65形の運行を今年秋で終了すると発表した。全国的にも定期的に運用されるキハ58系が大幅に減っているなか、8月に四国最後のキハ58系の活躍を撮影するために四国を訪れた。

上の写真の列車は宇和島8:43→松山11:51(内子経由)で伊予市の手前で撮影した。この列車は宇和島から八幡浜までは写真の最後尾のキハ54形(ステンレスで水色の車両)1両のみで運転し、八幡浜でキハ58+キハ65を連結して松山まで向かうという運用を行っている。私はこの写真を撮る前に八幡浜まで向かい、八幡浜で増結まで留置されているキハ58も撮影した。(下の写真)

八幡浜で留置中のキハ58+キハ65

また、この列車以外にも朝ラッシュの時間帯に松山でキハ58を連結した列車を見かけ、思ったほど運用は少なくないように思えたが、JR四国は今年の10月15日にキハ58系などの急行形気動車の定期運行を終了し、その後、さよなら運転を実施すると発表しており、終焉の時は確実に近づいている。

松山で見かけたキハ65とキハ58を連結した列車(622D)

高知地区で運用されるキハ28+キハ58(2007年に高知で撮影)


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