飯田橋留守番隊より発信しています
なすびと衛星電話で話した内容をご報告させて頂きます。
昨日のアタックは、風も強くかなり厳しい登山だったそうです。
その中でなんとか頑張ってエベレスト南峰まで登りました。
ガイドのけんけんから、あと100mだから、もう少し頑張れと言われたけど、
あまりにも厳しくて、足が前にでなくなり、どうしても頑張ることができず、下山したそうです。
しかしサウスコルのC4に戻り、テントで休んで少し落ち着いた時点で、
どうしてもう少し頑張ることができなかったのか。
こんなことでは、自分が頑張る姿で福島の皆さんを応援したかったのに、応援にならない。
頑張れなかった自分が情けない。
もう一度チャレンジしたい気持ちが湧き上がり、スタッフに何度も何度も再チャレンジ(22日に再度山頂を目指す)をお願いしてきました。
8000mでは、その場にいるだけで、刻一刻と体力を消耗します。
それに加え、血液の赤血球が増えすぎ、どんどん体が危険な状態になります。
8000mに3泊して再度アタックするということは、登頂できる可能性もありませんし、
非常に危険な状態に身をさらすことになります。
多くの応援してくれた皆さんは、登頂することより無事に下山することが、一番の望みです。
その場の感情に流され、無謀なことをするより、今は勇気を持って下山しよう。
ここで諦めず、日本に帰ってもう一度しっかり準備して、再チャレンジしよう。
福島の皆さんにも、なすびが努力し続ける姿が絶対に伝わりますと話したところ
この100mの差が、今の私の実力であることをしっかりと受け止めます。
そして、チャレンジは決して諦めず、この100mを埋める努力を続けていくことにします。
と納得して、下山を決意してくれました。
なすびは、最後まで泣きながら何度も何度もお礼を言い続けていました。
諦めなければ、絶対に夢は叶うはずです。
下山が決まりましたが、BCまではまだまだ長い道のりです。
くれぐれも慎重に降りてきて下さい。
そして、なすびが無事にBCに戻り、そしてなすびの再チャレンジがスタートできるよう、
引き続き応援してください。
高地の100メートル進むのは時間単位なんだって。
アタックの前からずっと応援してた私悔しいですが、もっともっと、悔しいですよね。
でも、生きて帰れば次があるのです。
これからも、応援しますよ。
AG隊の皆さんも、BCまで必ず下山してください。
ローツェ登頂の報告も楽しみしています。
今は、未来のために、無事下山してくださいね!
BCきょうこ様、まだまだ、気が休まりませんね。待つしかできない辛さ、わかります。あと数日、みんなが無事に帰れるよう、近くからエネルギーを送りつづけてくださいね。我々も、最後の一人がBCに帰り着くまで、日本からエネルギーを送ります!
情けなくなんかありません、非常にがんばってらして男らしく格好いいと思います。
登頂できなかったの確かに残念ですが無事に下山して、再度アタックする姿を見せて欲しいです!
福島のみなさまにも届いてますともっ!
自信を持って!!
まずは無事に日本に戻ってゆっくりしてください。
まだまだチャンスはあるので、焦らないで下さいね。
ずっと応援してますよ。
その場の感情に流されず勇気ある決断を促してくださったスタッフの方、何度も何度もお礼をいいながらそれを受け入れられたなすびさん。
その関係が素晴らしく、尊いものであるように思います。
復興への道がどんなに困難で、先が見えにくくても、あきらめず、前を向いて歩いておられる福島の方にとっても、『命を大切にしてこそ次がある、諦めない気持ち!』のメッセージは伝わっていると思います。
AGスタッフさん、なすびさん、やちよさん!勇気ある決断!ありがとうございました。
前回のモコパパの時もそうだったけど、ここで引き返せるからこそ次があるんです。楽しみはまた今度のためにとっておきましょう。
いつかリベンジ☆ 進ぬ、電波少年!!