仮面の告白『雲の上の虹』

この世の誉・不正・不道徳・破廉恥・権力者を追及し、無害なことも記録しつつ、雲の上の虹をめざす枕流亭の日記(日乘)

都知事選  石原親子の「暴走差別発言」に応援されて笑う増田候補という件

2016年07月28日 | 日記

 増田候補の応援演説を聞いて石原慎太郎のかつてはもはやない。過去の栄光の人なのだという感想を持った方は多かったろう。

 鳥越氏への「売国奴」発言は、鳥越氏のかつてへの発言に対する辛辣かつ下品な評価であるが認めるにやぶさかではないが、返す刀で小池氏の化粧にまで、また「うそつき」発言に関しては余計なお世話である。「うそつき」の内容は小池氏によれば確かに聞いたのだということなので、ここは判定不能である。

 この石原氏の当を得ない発言が多くの女性の反発を買ったことは想像に難くない。いわんや都連会長の「倅」の「除名」発言は問題であろう。それこそが独裁的発言である。巨大権力への批判をしない石原氏は過去の方である。

 某雑誌によれば「倅」は都連幹事長の「内田」氏に頭が上がらないのだという。そして内田氏は都連をひいては都庁を伏魔殿にしている黒幕だそうだ。

 その内田氏がもつ利権構造に切り込めるのは、「既得利権自民オヤジ族」から離れた小池百合子氏だけなのは明白だ。ほかにもそのような候補者はいるが、ここは防衛省での実績のある小池氏しかいないのだ。

 小池氏は野望の方である。しかしそれは正しい野望なのであって、「大志」というべきものである。

 また、女性への準強姦事件を起こし、ジャーリストの名に値しない鳥越氏に現代および未来の政治はできない。

 さらに暴走侮蔑発言を横で聞いて笑っていて制止もできない増田氏に都政改革ができるわけがない。結局、伏魔殿のお飾りになるだけだろう。

 

 

「大年増の厚化粧が...」 石原慎太郎氏の小池氏罵倒、「逆効果」の気配

       J-CASTニュース 7月27日(水)18時9分配信

東京都知事選(2016年7月31日投開票)をめぐり、「石原親子」が元防衛相の小池百合子氏(64)への攻撃を強めている。東京都の石原慎太郎元知事(83)は小池氏を「大年増の厚化粧」と罵倒し、長男で自民党東京都連会長の石原伸晃経済再生担当相(59)は「小池候補は自民党の人間ではない!」と声を張り上げた。

 この発言は、都連が推薦する元総務相の増田寛也氏(64)の決起集会の中で出た。小池陣営の反応は激しく、応援に立った若狭勝衆院議員(59)が「非常に僕は今、悲しい」と選挙カーの上で涙を流し、小池氏は「我々はそういうの慣れてる」と応じた。年配の女性からの反発もあり、石原親子の発言が逆に小池陣営に有利に働く形になっている。

■「行政手腕を発揮した増田さんに任せないと」

 7月26日午後に自民党本部で開かれた増田氏の決起集会では、伸晃氏が

  「(小池氏が自分で)推薦届(推薦願)をお取り下げになられた。私はそのときをもって、また今日をもって、小池候補は自民党の人間ではない!私はこのように思っております」

と声を張り上げたかと思えば、慎太郎氏は

  「大年増の厚化粧がいるんだな、これが。これはね。困ったもんでね...」

などと小池氏を批判。

  「そこに私の息子もいて苦労してるけど、都連の会合に1回も出てこずにね、『都連はブラックボックスだ』なんて聞いたようなこと言っちゃいけないんだよ」

  「とにかく岩手県で行政手腕を発揮した増田さんに任せないとね、やっぱり厚化粧の女に任せるわけにはいかないね、これは」

などと小池氏をけなしながら、増田氏への支援を呼びかけると、会場からは大きな笑い声が起こっていた。

小池氏「我々はそういうの慣れてるんです」

 小池陣営の反応は素早かった。発言から数時間後の7月26日夜にJR十条駅前で行った街頭演説で、自民党の若狭勝衆院議員は選挙カーの上で

  「非常に僕は今、悲しい」

と言ったきり、20秒以上絶句。

  「日本社会を考える上において、そういう言葉が簡単に言われてしまって簡単に許されるということだと、ぼくは本当に日本社会って暗いなって思う。女性が輝くなんてあったもんじゃない。僕は許せない」

などと涙を流しながら言葉を絞り出した。これを受ける形で小池氏は

  「先ほど、若狭さんが男泣き。申し訳ないです、男泣かせちゃったんだから。本当に申し訳ない。というかね、我々はそういうの慣れてるんですよ、逆に。しょちゅうなんですよ、むちゃくちゃひどいこと言われるの」

  「女は聞き分けがいい、使い勝手がいいなどということは絶対に思わせない」

と、むしろ「慎太郎発言」を利用して聴衆を沸かせていた。

 こうした慎太郎氏の発言について、ネット上では、

  「今この人が発言すると逆に小池さんにとって援護射撃になっていると見て良いんじゃないか?」

  「人格を疑われるような悪口ばかりで、嫌気がした」

などと、女性に対する侮辱的な発言だという反発が目立っている。

 

 現代ビジネス 2013年2月7日 

自民党都連には、石原伸晃都連会長をしのぐ実力者がいる。幹事長の内田茂前都議(73)である。前職で身分がないのに、自民党の都連を牛耳る。それが実力者の証であり、「都連のドン」の異名を取る。

 生まれも育ちも千代田区。千代田区議を4期、千代田区選出の都議を5期務めた。千代田区には、永田町(政)と霞が関(官)と丸の内(業)がある。「政官業」の中心に位置する地域の行政を、長年、束ねてきたことが、この人を知られざる実力者にした。

 自民党だけでなく公明党にも太いパイプを有し、議会を操る内田氏には、剛腕の石原慎太郎前都知事も敵わなかった。

 「泣いて馬謖を斬る」

 05年の都議会で、石原氏の「側近中の側近」といわれた浜渦武生副知事が、民主党都議を利用した「やらせ質問」を行ったとして百条委員会が設置され、議会は空転、石原氏はこの言葉を残して「浜渦切り」を行った。

 この時、追及の急先鋒に立ったのが、当時、都議会議長だった内田氏。以降、「石原を屈服させた男」として怖れられ、「都連のドン」の座に磨きがかかった。

 以下略

 


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