Opal・オパールやドイツ毛糸のお店「けいとや」の店長ブログ

Opal/オパール、Schoppel/ショッペル、Regia/レギア、addiのお店「けいとや」店長が綴るドイツ発ブログ

「けいとや広場」とは?

「けいとや広場」は、2014年2月2日にリニューアル・オープンいたしました。新しいサイトのアドレスは「けいとやひろば」になります。
このブログは「けいとや」店長のブログとして継続しますのでよろしくお願いいたします。

中3になる息子が「これあげる。」と差し出したもの・・・

2014年07月20日 | けいとやスタッフの雑記
こんにちは、

今日は、「けいとや」のスタッフの記事を紹介しますね。


先日、日本では中3になる息子が「これあげる。」と差し出したもの・・・



まあ、なんと編みかけの靴下です。
自分の部屋を片付けていて、始末に困り(こっそり捨てられるよりましですが)、
靴下毛糸専門店の母に続きを託したようです。


うちの3人息子たちが通う学校は小学1年生から「手仕事」の時間が
週に2時間ほど設けられていて、男の子も女の子も編み物や人形作り、
自分たちのパンツをミシンで縫ったり、畑仕事などもすることが特徴的な学校です。


この課題は中2の時のもののようですが、
糸は6本撚り、この柄は私が毛糸屋稼業を始める前のもののようで
確かではありませんが、もしかしてOpal???

どれほど時間がかかったかは定かではありませんが、
ここまで出来ていたなら最後まで頑張れば良いのに、
「門前の小僧習わぬ経を読む」とはいかなかったようです。


面白いのはドイツの糸の巻き方。
日本ではきつく巻きすぎると糸が伸びてダメになると聞いて、
一度手に巻きつけたけいとをふんわりと巻いたものですが、
ドイツ風はこんな風にぎゅうーーーーっとボールのように巻くようです。

個人的に面白かったのはボックス型のかかとと底の編み繋ぎ部分。
2列にわたって結合部分を特殊な編み方で編んでいるようです。



靴下の編み方って奥が深いですよね。
今はサンプルを編む日々で、すべて同じ編み方で統一しなければなりませんが、
時間ができたら、いろんな編み方の靴下に挑戦したいという野望があります。

この靴下は一度ほどいて、編みなおしたものを クリスマスにでも プレゼントして
あげたいと思っています。

早くもOpal新作が追加されましたよ!!

2014年07月15日 | 各種情報

毎年、シーズン中にも、新作が追加発表されるOpal毛糸ですが、今シーズンは
早くも3シリーズが追加されました。

「けいとやひろば」に記事としてアップしましたので、ぜひご覧下さい。

こちらです↓↓↓

http://goo.gl/dTVCHX

どれもこれも、Opalならではの個性的な糸ですが、個人的に気になるのは、

"Traumhaftes Potpourri"

直訳すれば「幻想的なポプリ」ですが、遊園地、楽園など「夢」のような情景
をモチーフにして、ポプリを入れた小箱のように混ぜて散らばしたような色彩
と柄・・・

わくわくしませんか!?

富士山もびっくりな毛糸・・・

2014年07月11日 | けいとや店長の雑記

こんにちは、

お買い上げいただいた毛糸が、無事お客様のお手元に到着すると、
その旨、ご連絡してくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。

遠く離れた、ドイツと日本ですので、そんなお客様の一言がとて
も嬉しく励みになります。

先日、こんなメールが届きました。



題名「プレミアムな毛糸が届きました(笑)」



ん、、、?



添付いただいた画像を見てびっくり!!





商品としては、もちろんあってはいけないことですが、、、


不覚にも爆笑してしまいましたよ。



ショップでは残り一玉です(笑い)


星新一さんのショート・ショート

2014年07月07日 | けいとや店長の雑記

こんにちは、

活字が無いと生きていけない私のベッドサイドには、常時2-3百冊の文庫本が
積み上げてあります。

ただのずぼらと言われれば否定のしようがありませんけど(笑)

さてさて、先日、この文庫本のタワーの中から懐かしい、星新一さんの本が転
がり出てきました。

題名は、「ご依頼の件」

懐かしさの余り、時を忘れて読みふけってしまいました。

いやー、面白い。

中学生の頃に読んだ、「ぼっこちゃん」などと比べると、作者の晩年(たぶん)
の作品は、ほんのちょっとブラック・ユーモアも入っていて大人向け?で味わ
い深いですね~~。

星さんの小説は、もちろんSF(サイエンス・フィクション)なんですが、時代背
景を感じさせない描写も見もの、もとい、読みもの?なんです。

たとえば、今読める近未来SF小説の中に

「電話のダイアルを回した」
「レコードをかけた」

なんていう描写があるだけで、SF小説としては陳腐ですよね。

星さんは、こういった執筆当時にごく普通だった時事風俗や器械をそのまま
小説に取り入れることを巧みに回避して、ショート・ショートの名作の数々
を作り上げています。

未来がどう変わるか、それは誰にも分かりません。

ですが、未来を見渡すことができることを、星さんは教えてくれています。