クリオネな記憶

   :徒然なるままに:

サンシュユ ( 山茱萸 )

2006-03-31 23:24:36 | 花の記憶

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  < 今日は、そして、寒ぅ ・・・ >

学名: Cornus officinalis
英名: Japanese cornel
別名: 春黄金花 ( ハルコガネバナ ) /
space秋珊瑚(アキサンゴ)
科名: ミズキ科
属名: サンシュユ属
原産地: 中国 / 朝鮮
開花期: 3月~4月
結実期: 10月~12月
spacespacespacespacespacespacespacespacespacespacespaces性状: 落葉小高木
spacespacespacespacespacespacespacespacespacespacespaces花言葉: 持続 / 耐久 / 強健
spac小さな花が放射状に集まり、花弁は4枚、4本の雄しべが突き出して居ます。秋、グミのような楕円形の紅い果実が付く。
spac江戸時代(1720年代)に薬用として朝鮮から渡来し、果実を干したもの(山茱萸と呼ぶ)が、止血、解熱などに使われる。
spac名前の由来は、漢名の山茱萸(さんしゅゆ)を、そのまま音読みして、サンシュユになりました。茱萸(しゅゆ、しゅす)とは、
spacサンショウの実のことです。また、萸(ゆ)は、国訓でグミを意味すると謂います。グミの様な薬用植物と言う所以ですね。


spa朝の冷え込みが歯に沁みる苦しみを乗り越え、仕事中は
spaすっかり痛みを忘れて仕舞い、ああ神は我を救われり、
spa針のむしろから天国を見た感じで、今日はお酒を少々。

spa人事異動華やかりし今日、悲喜こもごもな感慨、
spaサンシュユが咲き誇る事など、人はつゆ知らず。
spaしかし、サンシュユは知って居る、
spa人事のざわめきは一瞬、季節は悠久である事を
検索用単語: サンシュユ ( 山茱萸 )


レンギョウ ( 連翹 )

2006-03-29 21:50:16 | 花の記憶

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  < 寒の戻り ・・・ >

学名: Forsythia suspensa
英名: Golden bells
別名: レンギョウウツギ / ツルレンギョウ /
space鼬草(いたちぐさ)
科名: 木犀(モクセイ)科
属名: レンギョウ属
原産地: 中国
開花期: 3月~4月
性状: 落葉低木
spacespacespacespacespacespacespacespacespacespacespaces花言葉: 叶えられた希望 / 情け深い / 集中力
spacespac葉が出るのに先だって、濃い黄色の花を一斉に咲かせます。花は前年の枝の各節に1~3個付き、花弁は4枚。
spacespac幹は中空です。連翹には、モノテルベン、トリテルベン、フェノール化合物が含まれ、チフス菌、パラチフス菌や
spacespacブドウ状球菌、百日咳杆菌に強い抗菌作用があり、熱性疾患や化膿性疾患に対する重要な生薬と成ります。


寒の戻り其のままに、岐阜市は冷たい雨が降って居ます。
風も頻りに冷気を運び、思わずドテラを羽織って試ました。
そんな花冷えとは謂え、レンギョウは、何時も通り咲き誇る。

『 花の命は短くて悲しきことのみ多かりき 』
とは、林芙美子の詩『浮雲』の一節
でもきっと、連翹の心は
寒さの中でも咲く喜びで満ち溢れて居る筈です

検索用単語: レンギョウ ( 連翹 )

エニシダ ( 金雀枝 )

2006-03-28 20:09:11 | 花の記憶

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  < 雨が降った ・・・ >

学名: Cytisus scoparius
英名: Scotch broom
別名: エニスダ ( 金雀児 )
科名: マメ科
属名: エニシダ属
原産地: 地中海 沿岸
開花期: 4月~5月
結実期: 5月~6月
性状: 常緑 又は 半落葉低木
spacespacespacespacespacespacespacespacespacespacespaces花言葉: 謙遜 / 清楚
spaces伝説の魔女が夜中に跨って飛ぶ箒は、この金雀枝の事らしい。。。ごん魔女様、この辺宜しく!(笑)
spaces雄しべと雌しべは、花弁に包まれて普段は見えないが、蜂がとまると其の重みで開いて見えるように成るとか。
spaces花が終わると、マメ科ならではの豆のような実を付けます。江戸時代初期・延宝年間 (1673~1681) に渡来しました。
spacesエニシダを誤食した時は、涎・嘔吐・胃腸痙攣が起き、運動神経の麻痺・血圧降下・呼吸困難に依り死に至るとか。

spa春雨の滴がエニシダを洗った先日、陽光が直ぐさま花の
spa輝きを取り戻した、そんな雨で在って欲しい今日の雨。
spaエニシダは、花弁を閉じて仕舞ったのだろうか。

spa仕事柄、入札に行く
spaお寒い限りの経済事情
spa時代が作った不景気
spa先日のエニシダに会いたいものだ
検索用単語: エニシダ ( 金雀枝 )

ボケ ( 木瓜 )

2006-03-27 19:53:08 | 花の記憶

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  < あくまでも清水寺に拘ってみました (笑) ・・・ >

学名: Chaenomeles speciosa
英名: Japanese Quince /
spaceflowering quince
別名: カラボケ / ヨドボケ
科名: 薔薇(バラ)科
属名: ボケ属
原産地: 中国
開花期: 3月~4月
結実期: 9月~10月
spacespacespacespacespacespacespacespacespacespacespaces性状: 落葉低木
spacespacespacespacespacespacespacespacespacespacespaces花言葉: 先駆者 / 指導者 / 熱情
spacespacボケの果実を漢方で「木瓜」(もっけ)と書きますが、此は、果実が瓜の様な形である処から来ています。
spacespacその「もっけ」が、「もけ」→「ぼけ」と成った訳です。果実は、果実酒や鎮痛剤としても利用されます。
spacespac英名のジャポニカ or Japanese は、日本固有種のクサボケ(バラ科ナシ属)と混同された事に依ります。
spacespac日本には平安期に渡来したと言われ、最初は薬用植物として伝えられたと考えられます。

清水三年坂美術館近くのお土産屋に、"ぼけの木" と
銘打たれた鉢が在りました。↑の絵が其れです。
←は私の町内の"ぼけ"。決してボケては居ませんね。(笑)

『 ボケボケに成るには未だ早い
まだ私には遣るべき事が在る
、と一度は言って試たかったw。
しかも、ネット上で (爆)

検索用単語: ボケ ( 木瓜 )

京都東山の旅

2006-03-26 20:27:57 | 事物の記憶

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 3月21日(春分の日、お彼岸)に京都東山を日帰り行楽しました。今日は清水寺編です。
 この日、天気は、気分は上々。ご一緒に散策しましょ



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山科経由で東山五条を北に上がり、八坂神社に到着。
八坂神社は祇園祭を主催してますね。
手頃な所に車を預け、さあ、清水寺へ参りましょう。
一休庵の東には、ねね様の高台寺が在ります。
其処から二年坂は石畳、滑らない様、足下に気を付けて。




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spaお土産屋さんの奥に
spa藁葺きの屋敷があったり、
spa坂道には沢山の観光客。
spa観光名所ならではの
spa気持ちの高揚があります。




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産寧坂の奥丹から七味家本舗まで、緩急の坂道。
清水坂では、登録有形文化財の順正から、京都駅が望めます。
京都駅も、京都タワーだけじゃなく、立派な駅に成りましたね。
八つ橋の美味しい香りを嗅ぎつつ、坂道を登る。
八つ橋は、どちらかと謂うと私、堅いのが好きかも。(笑)




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spa清水寺の仁王門に到着。
spa舞妓さん、歩くのシンドそう。
spa一緒に歩くも、一興かも。
spa一気に階段を駆け上がる。
spa花灯路の流れが道案内。




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御手洗(みたらい)で手を清め、早速、本堂へ参りましょう。
大黒様って何のこっちゃと思い乍ら、清水の舞台へ。
線香の香りが目に沁みる。
清水の舞台は坂に成って居るので、端まで行けない私。(汗)
やはり落ちそうな気がする。清水の舞台から飛び落ちる感じ。(笑)




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spa音羽の滝へ向かう途中、
spa清水寺の本殿を振り返る。
spa私は又何時来るのか。。。
spa音羽の滝で、口を濯ぐ。。。
spa今日の私は、托鉢僧



検索用単語: 京都東山の旅


ヒメリュウキンカ ( 姫立金花 )

2006-03-25 21:10:49 | 花の記憶

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  < 何だろう、この花の輝きは ・・・ >

学名: Ranunculus ficaria
英名: lesser celandine
別名: ?
科名: 金鳳花 ( キンポウゲ ) 科
属名: 金鳳花 ( キンポウゲ ) 属
原産地: 地中海 沿岸 / 西アジア
開花期: 3月~5月
性状: 多年草(宿根草)
花言葉: 人見知り
spacesハート型の光沢の在る緑葉を短い茎から出し、黄花(または白花)を花茎から一輪だけ咲かせます。
spacesしかも花には輝く様な艶が在ります 花や葉の姿が日本のリュウキンカに似ている為、この和名に成りました。
spacesリュウキンカは湿原や湿地に生育しますが、姫立金花は普通の山野草が生育する所に自生しています。

spa暑さ寒さも彼岸まで。岐阜市の小春日和は底抜けです。
spaさて、京都哲学の道を歩きましょう。京都の川は北から南
spaへ流れるが、疎水は南から北へ流れる事に今気付いた。

spa右岸は道は狭いが土の上 。。。(嬉)
spaチビ助娘と一緒に手を振り歩く
spa左岸に咲いた姫立金花
spa遠くに在っても姿輝く
検索用単語: ヒメリュウキンカ ( 姫立金花 )

ミツマタ ( 三又、三椏 )

2006-03-22 21:41:42 | 花の記憶

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  < 京都哲学の道を歩けば ・・・ >

学名: Edgeworthia papyrifera
英名: paper bush
別名: 黄瑞香 (中国名)
科名: 沈丁花 (ジンチョウゲ) 科
属名: ミツマタ属
原産地: 中国 / ヒマラヤ
開花期: 3月~4月
性状: 落葉低木
花言葉: 壮健 / 強靱 / 意外なこと / 永遠の愛
spacespac基本的には黄色花ですが、赤い花は戦後愛媛県の栽培地で発見され、今では何れもよく栽培されて居ます
spacespac三又の名前の由来は、毎年、枝が3本ずつ分岐して成長する為で、それ故、樹齢も判る訳です。
spacespacその樹皮は、楮(コウゾ)と共に和紙の重要な原料とされ、主に1万円札などの紙幣の原料と成ります。
spacespac美濃紙は、コウゾに少量のミツマタを入れて漉いたものです。早春の庭木として、南天や万両と同じ縁起木です。

銀閣寺を後にして、哲学の道を家族と共に散策しました。
もうじき若王橋という辺りの疎水右岸で、ミツマタと突如遭遇。
辺りの花と言えば、梅と三又が景色に溶け込んで、美しい。

西田幾太郎の『善の研究』は、その昔、何度読んでも
のれんに腕押し、ぬかに釘
そんなフレーズが頭を駆け回り
ひとり苦笑する庶民派keichanでありました。。。(爆)

検索用単語: ミツマタ ( 三又、三椏 )

ムスカリ

2006-03-20 21:01:20 | 花の記憶

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  < 一年振りのご無沙汰ですね、ムスカリさん ・・・ >

学名: Muscari armeniacum
英名: grape hyacinth
別名: ルリムスカリ(瑠璃ムスカリ) /
spaceグレープヒヤシンス / ブドウムスカリ
科名: 百合 ( ユリ ) 科
属名: ムスカリ属
原産地: 地中海 沿岸 / 西南アジア
開花期: 3月~4月
性状: 多年草(耐寒性球根)
spacespacespacespacespacespacespacespacespacespacespaces花言葉: 恋占い / 寛大なる愛 / 失意
spaces「ムスカリの育成適温は、10~20度です。グレープヒヤシンスは、葡萄(ぶどう)に似ている処から名付けられました。
spacesMuscari(ムスカリ)の名は、ギリシャ語の moschos ( ムスク、麝香(じゃこう) )に由来し、花に香りが在るとか。
spacesだだし、日本に出回って居るムスカリは、香りを持たないらしいです。(´・ω・`)

spaムスカリ と初めて会ったのは、去年の4月12日だった。
spa季節は確実に巡って来る。植物ほど季節を享受して居る
spaものは無い。今日も私は、花に遊んで貰って居る様だ

spa何十年振りに成るのだろう
spa京都を旅するのは
spa花が私を遊ばせて呉れた様に
spa 明日は子供と遊んで上げよう 。o O
検索用単語: ムスカリ


クリスマスローズ

2006-03-19 20:07:23 | 花の記憶

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  < やっと会えました ・・・ >

学名: Helleborus niger
英名: Christmas rose / Lenten rose
別名: ヘレボルス / レンテンローズ /
space雪起こし
科名: 金鳳花(キポウゲ)科
属名: クリスマスローズ属
原産地: ヨーロッパ / 地中海沿岸 /
spacesp西アジア
開花期: 12月~4月
spacespacespacespacespacespacespacespacespacespacespaces性状: 常緑多年草(耐寒性)
spacespacespacespacespacespacespacespacespacespacespaces花言葉: 私の心を慰めて
spacespa花は花弁に見えますが、萼(がく)です。中心部の小さい部分が本当の花です。生育適温は0℃~15℃です。
spacespaクリスマスの頃にバラに似た花が咲く事でこの名前が付きました。ネーミングが最高ですね
spacespaクリスマスローズは冬咲き種(ヘレボラス・ニゲル)と春咲き種(ヘレボラス・オリエンタリス)に大別されます。
spacespaキリストが誕生した日、羊番の少女が星に導かれて馬小屋で対面しましたが、お祝いの品が無いと悲しんで居ると、
spacespa突然天使が現れて、一面に純白の花を咲かせました。少女は喜んでこの花を摘み、キリスト生誕を祝福しました。

sp北風強く吹き飛ばされそうに成り乍ら、寒さを凌いで散歩。
sp春とは想えない寒さが心地良い。そんな負け惜しみな私。
spお陰で、クリスマスローズに漸く会えた。心が温かく成った。

一寸俯(うつむ)き加減なあなたに会って
下から「こんにちは」っとご挨拶
風に揺られて
「こんにちは」っと良い返事


検索用単語: クリスマスローズ

ハコベ ( 繁縷 )

2006-03-16 22:34:06 | 花の記憶

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  < 「星影のステラ」を聴き乍ら ・・・ >

学名: Stellaria media
英名: chickweed / starwort
別名: ハコベラ / ヒヨコグサ / スズメグサ
科名: 撫子 (ナデシコ) 科
属名: ハコベ属
原産地: ユーラシア大陸
開花期: 3月~9月
性状: 一年草、越年草または多年草
花言葉: 追憶 / ランデブー
spacespac花びらは5枚です。深い切れ込みがあるので、10枚に見えますよ。春の七草の一つで「はこべら」と呼ばれ、
spacespac七草粥は勿論、おひたしや和え物、サラダなどにして食べますね。催乳効果、浄血・利尿効果があり、
spacespac民間薬としても用います。又、乾燥後粉にして塩を加えて「ハコベ塩」を作り、歯ぐきの出血や歯槽膿漏の予防に、
spacespac歯磨き粉としても使われます。なお、学名のStellariaは、ラテン語の「stella(星)」の意味です。

キース・ジャレット・トリオの「星影のステラ」を聴き乍ら、
勤務先から自宅へ向かう車の中。信号待ちの合間。
慈雨そぼ降る畦に、ハコベが咲いて居た。寒かろう。

車窓から見るハコベは余りにも小さく
群生することで初めて存在する
そんな星影を今日も見た
雨が上がれば、星はまた輝き始めるだろう
検索用単語: ハコベ ( 繁縷 )