あ ど れ な り ん

主にブルベを中心に趣味と日頃の鬱憤を晴らすために書こうと思います。

2018 RM0810 R札幌 2400 / Around Hokkaido 2400 その4 苫小牧~函館

2020-04-25 16:38:00 | ブルベ
2時間は寝られたであろうか。
起きても雨は振り続いており、がっかりした。
当然だが、ウェア類も乾いていない。
とはいえ、当初はネカフェで2時間だけ休憩の予定だったから、2時間近く寝られただけでも上出来だ。
チェックアウト後、食事をしにコンビニへ寄ったが唾液が出ず、なかなか食べ進めることが出来なかった。
10分ほど予定時間を過ぎてしまった。

この後は支笏湖へ向かって緩い登りを登り続ける。
セブンイレブン洞爺湖温泉店が最初のPCで、400km地点というのがこのブルベの雄大さを物語っている。
その前にタイムアウトしてしまっては元も子もないので、最初のキーポイントだと考えていた。

国道276号をひたすら登り続けるが、街頭が無いし前後に走っている人も見えず不安になってきた。
ライトに反射する「↓」矢印の道路標識だけが頼りだった。

登り始めて少し経つと右膝に痛みを感じ始めた。
膝が痛くなるのは久しぶりで、膝の前側が痛くなることは滅多に無い。
それに大概は走っていると痛みは引いてしまう。
なのでこの時はそれ程気にしていなかったのけど、これが苦行への入り口だと間もなく知ることになる。
続けて雨も酷くなってきた。
時折、トラックなどが行き過ぎるのでそれだけでも安心できた。

支笏湖へ国道453号へ入ってから、やっと小径の人を追い抜いた。

この登りの頂上付近にある、きのこ王国という道の駅のようなところが最初の休憩ポイント。
此処に至る頃には空が明るくなってきていた。
雨に濡れて寒かったので暖まりながら間食した後、洞爺湖へと向かった。

洞爺湖


無事、PC1のセブン-イレブン 洞爺湖温泉店へ到着。
最初の関門をクリアした。
時間は6時25分。クローズ8時44分なので、3時間ストップしたうえ、2時間以上貯金できた。
ここでは臨時スタッフの人が写真を撮ってくれたり、"世界の森脇"に会うことができた。
森脇さんはオーストラリアから参加している、ピーター・ヒールさんと一緒に行動しており、前日はラブホに泊まり、森脇さんは仕事をしていたんだとか。
どれだけ猛者なのか…。
また、ピーターさんがリカンベント界では、そこそこの有名人であることを知るのはこのブルベが終わった後になる。
ピーターさんはフレームから自作したリカンベントで参加していた。

この後は海岸沿いへ下り、海岸沿いを長万部、鹿部などを通ってPC2を目指す。
それにしても右膝が痛い。
なんとか痛くないところを探そうと試行錯誤したがで、全く良くなる気配がなかった。
そんなことで、僅かな登りでもかなり苦労した。
PC1から50kmほど先のコンビニに来た頃には雨はすっかり上り、晴れ間が広がった。
ここでチェーンをウェットティッシュで軽く掃除し、チェーンオイルを挿し直した。
コンビニには他の参加者もおり、同じ様にチェーンオイルを挿し直していた。

膝が痛くて休憩を長めに取ったのはこの先だったか?
よく覚えていない。
この先の記憶は、PC2の手前まで飛ぶ。
坂を下った先がPCだが、R札幌が作成したマップが間違っており手前で曲がってしまった。
幸いにも他の参加者が正規の方を通り過ぎたため、直ぐに間違いと気づいた。

PC2には17時52分に到着(クローズ21時12分)。
PC2ではR札幌のスタッフや他の参加者達が居た。

この後は宿泊地である函館へと向かう。
その途中で撮った夕日。


ヒザ痛の原因は左右がアンバランスのためかと思い、片方だけブラケットに入れてあるゲルパッドを取り去ってみたが変わらなかった。

やがて町中に入り、三日前に泊まった函館までやって来た。
ドラッグストアでヒザ痛を緩和するための塗り薬を購入。
うどんを食べたかったが良い店がなく、仕方なくコンビニ飯を購入した後、事前予約しておいたホテルにチェックインした。
時間は21時。予定では19時だから。相当遅れている。
膝痛のせいで、一気に貯金を切り崩し、借金になってしまった。
今、考えると店でうどんなんか食べてる暇じゃなかった。なんで、こんなに余裕があったんだろう?
その時は頭の中で時間計算ができていたのだとは思うが…。
スマイルホテル函館には同じブルベの自転車が2台有った。

ここは600km地点で、自己ドロップバッグするホテル。送っておいた荷物を受け取った。
早々にシャワーを浴び、消耗品の入れ替えを行ってから就寝した。


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