コンビニの駐車場は寝るのに適していなかった。
近隣で深夜に来る場所がここしかないのだろう。
夜も遅いのに出入りが激しい。
車よりも話し声の方がうるさかった。
さらに、アルミシートが暖かくなり過ぎる。
途中で寝苦しくなったのも寝られなくした。
一応1時間横になったが、しっかり寝ることができたのは30分くらいだと思う。
新聞などを片付け、次の目的地である足摺岬へ向け出発した。
何となく生暖かい空気が漂っており、気候的には大丈夫な気がしていた。
気温が高いので、思ったより汗をかく。
ついに酸味のある物が飲みたくなり、ポカリスエットを購入した。
実はこの時までコーラなどの炭酸飲料もスポーツ飲料も飲まず、
糖分は羊羹などの食べ物か、ブドウ糖を舐めて凌ぎ、塩分は塩飴で補給していた。
ジュース類の糖分は急激に血糖値を上げるので落ちた時の反動が激しい。
そこで眠くなってしまう。
さらには下痢というか、下の方の排泄を促してしまう。
これらの理由でずっと避けていたが、さすがに体の方が欲しているのを感じて飲むことにした。
自分が試した中でポカリが一番下痢になりにくい。
久しぶりに飲んだポカリは凄く美味しかった。
他にもいくつかの理由で止まるなどしてPCを出た後は少しモタモタしてしまったが、
そのうち走りに集中できるようになった。
走っている途中に、数名寝ている横を通ったが、良いところを見つけるなと思った。
具体的な場所は暗いこともあって正確には覚えていないけれども、
人が多くない町中の休憩所みたいなところで、暗く、長椅子などが有り、横になれる。
参加者の自転車は通るが、車は殆ど通らない。
コンビニの様に人が来ないからうるさくもない。
寝る場所の選択も技術の一つだなと思った。
足摺岬までは街中の変な道を通らされた記憶があるものの、岬近くまで殆ど記憶がない。
そして岬にやっと到着。
時間は8日の1時15分。
岬から先の道が狭く急斜面が有って辛かった。
"ジャングルみたいな道"までも距離がある。
海岸沿いの暗く細い道をウネウネと走った。
途中、道の脇がライトで明るくなっていているところがあった。
近くまで行くと人が何人もいる。
あれ?自転車?
どうやら、足摺の先で休んでいた人達らしい。
随分とワイワイとして楽しそうだった。
脇を通り過ぎただけなので、彼らが何をしていたかは分からない。
もしかしたら泊まるか寝ていたのかもしれない。
随分と余裕が有るようで羨ましいもんだ。
海岸沿いのジャングルみたいな道は、できれば一人では行きたくなかったが、
タイミング良く前を走ってくれる人が居た。
この道は本当にジャングルのような道だった。
昼なら良いけど、夜はなるべく通りたくない。
前の人から離れないように走り、無事クリア。
再び国道に戻って前走していた人に話しかけると、eTrex20がハングアップしてしまったという。
再起動をしてみたかと聞いたら、やっていないというのでやることを勧めた。
やってみると、Garminの表示は出るがなかなか起動しない。
が、暫く走ってから起動できた様子。
ヨカッタヨカッタ。
実は自分のeTrex30sは一回のブルベで一回は勝手に終了してしまう。
一方でeTrex20で勝手に終了したというのは、殆ど記憶が無い。
何でこんな時にという感じだが復帰して良かった。
その後、疲れと眠気で自分はスローになり、その人は先に行ってしまった。
程なくして休憩予定のコンビニに到着した。
この後、雪の宿を折り返して中村のPCまで補給地点が無い。
なのでしっかり食べることにした。確か中華丼を食べた気がする。
そして、かなり疲労困憊していたので寝ようと思ったが、寝られる場所がない。
仕方ないので別の場所で寝ようと思いコンビニを離れた。
しかし、寝るところがみつけられない。
歩道の脇に寝てしまっている人も居たが、自分はもう少し落ち着いた場所が良い。
そうこうしているうちに、四万十川沿いまで来てしまった。
しかも川沿いは霧雨のようになっている。
事前に調べておいたが川沿いには屋根の有る休憩できるようなところは無い。
アチャー、これは進むしかないのか…?
途中で尿意を催し、車の影で用を足した(すみません)。
また、思ったより暖かかったので一度着たレインパンツを脱いだ。
まごまごしている自分の横を何人もの人たちが走りすぎる。
だいぶクラクラするが走れないという訳ではない。
仕方ないので行けるところまで行くことにした。
川の堤防の道は途中から道が細くなる。
できれば、何人かで連なって走りたい。
なので、少し急いで走った。
真後ろに着くことはできなかったが、時々最後尾の人がみえるくらいまで追いつくことができ、だいぶ安心して走ることができた。
街頭が無く一人だと不安になる様な道だった。
いつかは行ってみたいと思っていた、沈下橋を通過。
写真は何がなんだか分からないと思うけど、橋の上です。
まさか1000キロのブルベで通るとは思わなんだ。
暫く走ると前の集団に追いつき、少しばかり雑談しながら走ることができた。
この集団は和気あいあいと走っているので知り合い同士で走っているのかと思ったら違って、走り始めてから一緒に行くことにしたらしい。
川沿いを集団で走っていると、遠くに点滅している光が見えた。
ブルベを走っていると良くあると思うけど、遠くに小さな点滅した光が見えるとブルベ参加者かな?と思うことがしょっちゅうある。
しかし、大概は道路や工事の警告灯だったりする。
しかし、この日ばかりは違った。
工事エリアを知らせる警告灯かと思ったら、アルミ箔を身にまとって道路脇(特にへこんだエリアという訳でない)に座って寝ている
参加者のテールライトが光っていたのだった。
川沿いを走るのが飽きたなぁと思い始めた頃、なんとも意外なことに眠気が覚めてきた。
あれ?行ける?
左足裏は相変わらず痛いままだが、もう600キロになるのに極厚パットレーパンのおかげでお尻の方は今になって痛みを覚えてきたくらいだ。
これなら、何とかなるかもしれないと思い始めていた。
四万十川を遡り、江川崎の分岐の手前に有る道の駅でまたもや便意を催しトイレへ入った。
とても疲れていてここで横になって寝ようと思ったが、もうだいぶ明るいし、
ここまで来たならPCの雪の宿で寝た方がいいと思い直し、もう少がんばることにした。
国道から宿まではYouTubeに上がっていた動画を見ておいたから迷わず行くことができた。
最後の坂が激坂なのはご愛嬌?(汗)。中には押し歩く人もいた。
雪の宿は車を入れるのも一苦労要する場所にあった。
ゼイゼイ言いながら宿に到着。
やっと一息つけるところに来た。
宿は何か和やかな空気が漂っていた。
庭ではバーベキューをやっており、味噌汁も振る舞われていた。
この場でこれまでの通過チェックも行われた。
宿は寝れないという話だったが、結局は寝られるという。
ドロップバックの荷物を受け取り、電池、補給食などの消耗品を入れ替え、体を拭いて着替えもした。
今から頑張れば中村の宿で休めそうだったが、ここで寝られるならその方が良いと判断し一時間半寝ることにした。
幸いなことに、他に寝ている人も居ない。
部屋の隅で横になり、1時間半寝ることにした。
結局、意識を無くしたのは一時間ばかりで少々短くなってしまったが、熟睡する事ができた。
時間はPC閉鎖時間を30分経過したところ。3時出発の人の閉鎖時間。
最初のPCは川を下った40km先だし、その後も11.5kmで進めば良い。
心理的にもだいぶ楽になる。
準備を整え、残りの400キロに向け宿を後にした。
近隣で深夜に来る場所がここしかないのだろう。
夜も遅いのに出入りが激しい。
車よりも話し声の方がうるさかった。
さらに、アルミシートが暖かくなり過ぎる。
途中で寝苦しくなったのも寝られなくした。
一応1時間横になったが、しっかり寝ることができたのは30分くらいだと思う。
新聞などを片付け、次の目的地である足摺岬へ向け出発した。
何となく生暖かい空気が漂っており、気候的には大丈夫な気がしていた。
気温が高いので、思ったより汗をかく。
ついに酸味のある物が飲みたくなり、ポカリスエットを購入した。
実はこの時までコーラなどの炭酸飲料もスポーツ飲料も飲まず、
糖分は羊羹などの食べ物か、ブドウ糖を舐めて凌ぎ、塩分は塩飴で補給していた。
ジュース類の糖分は急激に血糖値を上げるので落ちた時の反動が激しい。
そこで眠くなってしまう。
さらには下痢というか、下の方の排泄を促してしまう。
これらの理由でずっと避けていたが、さすがに体の方が欲しているのを感じて飲むことにした。
自分が試した中でポカリが一番下痢になりにくい。
久しぶりに飲んだポカリは凄く美味しかった。
他にもいくつかの理由で止まるなどしてPCを出た後は少しモタモタしてしまったが、
そのうち走りに集中できるようになった。
走っている途中に、数名寝ている横を通ったが、良いところを見つけるなと思った。
具体的な場所は暗いこともあって正確には覚えていないけれども、
人が多くない町中の休憩所みたいなところで、暗く、長椅子などが有り、横になれる。
参加者の自転車は通るが、車は殆ど通らない。
コンビニの様に人が来ないからうるさくもない。
寝る場所の選択も技術の一つだなと思った。
足摺岬までは街中の変な道を通らされた記憶があるものの、岬近くまで殆ど記憶がない。
そして岬にやっと到着。
時間は8日の1時15分。
岬から先の道が狭く急斜面が有って辛かった。
"ジャングルみたいな道"までも距離がある。
海岸沿いの暗く細い道をウネウネと走った。
途中、道の脇がライトで明るくなっていているところがあった。
近くまで行くと人が何人もいる。
あれ?自転車?
どうやら、足摺の先で休んでいた人達らしい。
随分とワイワイとして楽しそうだった。
脇を通り過ぎただけなので、彼らが何をしていたかは分からない。
もしかしたら泊まるか寝ていたのかもしれない。
随分と余裕が有るようで羨ましいもんだ。
海岸沿いのジャングルみたいな道は、できれば一人では行きたくなかったが、
タイミング良く前を走ってくれる人が居た。
この道は本当にジャングルのような道だった。
昼なら良いけど、夜はなるべく通りたくない。
前の人から離れないように走り、無事クリア。
再び国道に戻って前走していた人に話しかけると、eTrex20がハングアップしてしまったという。
再起動をしてみたかと聞いたら、やっていないというのでやることを勧めた。
やってみると、Garminの表示は出るがなかなか起動しない。
が、暫く走ってから起動できた様子。
ヨカッタヨカッタ。
実は自分のeTrex30sは一回のブルベで一回は勝手に終了してしまう。
一方でeTrex20で勝手に終了したというのは、殆ど記憶が無い。
何でこんな時にという感じだが復帰して良かった。
その後、疲れと眠気で自分はスローになり、その人は先に行ってしまった。
程なくして休憩予定のコンビニに到着した。
この後、雪の宿を折り返して中村のPCまで補給地点が無い。
なのでしっかり食べることにした。確か中華丼を食べた気がする。
そして、かなり疲労困憊していたので寝ようと思ったが、寝られる場所がない。
仕方ないので別の場所で寝ようと思いコンビニを離れた。
しかし、寝るところがみつけられない。
歩道の脇に寝てしまっている人も居たが、自分はもう少し落ち着いた場所が良い。
そうこうしているうちに、四万十川沿いまで来てしまった。
しかも川沿いは霧雨のようになっている。
事前に調べておいたが川沿いには屋根の有る休憩できるようなところは無い。
アチャー、これは進むしかないのか…?
途中で尿意を催し、車の影で用を足した(すみません)。
また、思ったより暖かかったので一度着たレインパンツを脱いだ。
まごまごしている自分の横を何人もの人たちが走りすぎる。
だいぶクラクラするが走れないという訳ではない。
仕方ないので行けるところまで行くことにした。
川の堤防の道は途中から道が細くなる。
できれば、何人かで連なって走りたい。
なので、少し急いで走った。
真後ろに着くことはできなかったが、時々最後尾の人がみえるくらいまで追いつくことができ、だいぶ安心して走ることができた。
街頭が無く一人だと不安になる様な道だった。
いつかは行ってみたいと思っていた、沈下橋を通過。
写真は何がなんだか分からないと思うけど、橋の上です。
まさか1000キロのブルベで通るとは思わなんだ。
暫く走ると前の集団に追いつき、少しばかり雑談しながら走ることができた。
この集団は和気あいあいと走っているので知り合い同士で走っているのかと思ったら違って、走り始めてから一緒に行くことにしたらしい。
川沿いを集団で走っていると、遠くに点滅している光が見えた。
ブルベを走っていると良くあると思うけど、遠くに小さな点滅した光が見えるとブルベ参加者かな?と思うことがしょっちゅうある。
しかし、大概は道路や工事の警告灯だったりする。
しかし、この日ばかりは違った。
工事エリアを知らせる警告灯かと思ったら、アルミ箔を身にまとって道路脇(特にへこんだエリアという訳でない)に座って寝ている
参加者のテールライトが光っていたのだった。
川沿いを走るのが飽きたなぁと思い始めた頃、なんとも意外なことに眠気が覚めてきた。
あれ?行ける?
左足裏は相変わらず痛いままだが、もう600キロになるのに極厚パットレーパンのおかげでお尻の方は今になって痛みを覚えてきたくらいだ。
これなら、何とかなるかもしれないと思い始めていた。
四万十川を遡り、江川崎の分岐の手前に有る道の駅でまたもや便意を催しトイレへ入った。
とても疲れていてここで横になって寝ようと思ったが、もうだいぶ明るいし、
ここまで来たならPCの雪の宿で寝た方がいいと思い直し、もう少がんばることにした。
国道から宿まではYouTubeに上がっていた動画を見ておいたから迷わず行くことができた。
最後の坂が激坂なのはご愛嬌?(汗)。中には押し歩く人もいた。
雪の宿は車を入れるのも一苦労要する場所にあった。
ゼイゼイ言いながら宿に到着。
やっと一息つけるところに来た。
宿は何か和やかな空気が漂っていた。
庭ではバーベキューをやっており、味噌汁も振る舞われていた。
この場でこれまでの通過チェックも行われた。
宿は寝れないという話だったが、結局は寝られるという。
ドロップバックの荷物を受け取り、電池、補給食などの消耗品を入れ替え、体を拭いて着替えもした。
今から頑張れば中村の宿で休めそうだったが、ここで寝られるならその方が良いと判断し一時間半寝ることにした。
幸いなことに、他に寝ている人も居ない。
部屋の隅で横になり、1時間半寝ることにした。
結局、意識を無くしたのは一時間ばかりで少々短くなってしまったが、熟睡する事ができた。
時間はPC閉鎖時間を30分経過したところ。3時出発の人の閉鎖時間。
最初のPCは川を下った40km先だし、その後も11.5kmで進めば良い。
心理的にもだいぶ楽になる。
準備を整え、残りの400キロに向け宿を後にした。