メッシのワイン

昨晩近所のスペインバルで食事をし、帰る直前に店長とおしゃべり。メッシが有罪になっちゃいましたね、という話をしたら「その件でワイン界にも影響がでてるんですよ」と、一本のワインを見せてくれた。トロンテスというアルゼンチンにしかない品種を使ったワインだが、これはリオネル・メッシ選手とカーサ・ビアンキという小さなワイナリーのコラボで実現した「収益をアルゼンチンの恵まれない子供達の医療や教育のために使う」ワイン。メッシが2008年に恵まれない子供達の支援のために設立した、リオ・メッシ財団の活動を支援するために収益が使われるとのこと。

だが、メッシの脱税問題が発生して以来、「メッシ・ブランド」として売ることを避けるためか、ラベルに使われていたメッシの愛称のLEOから、背番号10番を暗に意味するL10にデザインを変え、あえてby Bianchiとワイナリーの名前を表に出したり、ラベルの色も黒から白に変えて、上の写真のようになった。

こちらが古いラベル、新しいラベルは関連性が目立ちにくくなっている

収益の使い道を記した裏面は多分変えてないと思う

BBCのサッカーコメンテーターのリネカ（名古屋でプレーした選手）は、かつてメッシのことを「自分のサッカーが無意味に思える」と称賛したのだけど、「これで（2年以下の懲役刑だと収監されないので）世界の脱税犯はスペインを目指すだろう」とツイートしたらしい。たしかに有罪を立証できるだけの証拠書類は上がっていたのだろうけど、彼が行った善行までが否定されるのはちょっと残念な気がする。ま、書類にサインする時はよ〜く読みましょう、ということを学ぶしかないっすね。

ワインは一本購入し持ち帰った。よ〜く冷やして週末に飲むつもり。なんせ、EUROの決勝戦がありますからね、ポルトガルvsフランス、さてどんな試合になるのかな。