ぼくは40歳を過ぎてから、相対音感を身につけました。ぼくが考えたトレーニング方法を紹介します。
「中高年からでも大丈夫」--ニコニコ音楽生活--
コードトーン記憶術 メジャー・コード X7 その1
今日から、メジャー・コードのコード・トーンを覚えましょう。
マイナー・コードとメジャー・コードの違いは、コードトーン記憶術導入編5で述べたように、m3rd か 3rd かの半音の違いでしたね。
3和音で考えると、Root と 5th は同じです。
Root は、対象とするコード・ネームなので覚える必要はありませんね。
5th は、前回までのマイナー・コードで覚えていればそのまま使えます。
ですから、方法のひとつとしては、既に覚えたマイナー・コードのm3rd を頭の中で半音上げて考えるだけで、メジャー・コードの3和音は分かるのですね。
(覚えたマイナー・コードの数だけ、メジャー・コードのコード・トーンが判断できるということです)
ですが、ここではまた、この表を使って覚えてみましょう。
(デメサスリについてはこちらをどうぞ)
元々この表は、dim7のコード・トーンが覚えられなくて考え出したのですが、他のコードを覚えるのにも便利なことに気がついて、なかなか覚えられなかったコードを、ぼく自身この方法で記憶しました。
では、C で考えて見ましょう。
C のコード・トーンは
Root ド(C)
3rd ミ(E) (Cm のm3rd メ(E♭)の半音上。半音上は表では下の音。最下行まで行ったら右隣の最上行へ)
5th ソ(G) ですね。
Root が表の1行目、3rd、5th が表の2行目にあることが分かります。
注目すべきは、5th(ソ)の隣にあるリの音です。 実は、この音は7th の音に該当します。
つまり Root の下の行にコード・トーンが全て入っています。
このように考えれば、C7のコード・トーンがすぐに分かるのです。
C のコード・トーンが知りたいときは、7thを除くだけですね。
というわけで、
C7 のコード・トーンは
Root ド(C)
3rd ミ(E)
5th ソ(G)
7th リ(B♭)
C#7/D♭7 のコード・トーンは
Root デ(C#/D♭)
3rd ファ(F)
5th ス(G#/A♭)
7th シ(B)
3行目にきた場合は、3rd、5th、7th は1行目を使います。表が足りない場合は、右に増やします。
よって、
D7 のコード・トーンは
Root レ(D)
3rd サ(F#/G♭)
5th ラ(A)
7th ド(D) となります。
歌って覚えたり、声に出して覚える方法はマイナー・コードの3和音を参考にしてくださいね。
歌うときはドミソリを基準にしましょう。
声に出して覚えるときには、例えば C7 の場合、ドと言うときは表の1行目にあることを意識し、ミソリと言うときには表の2行目にあることをしっかり意識してください。
7th はマイナー・コードも共通なので、今度はメジャーのX7コードを覚えた分だけ、マイナーのXm7コードを自動的に覚えたことになるのですね。
(Cm7、C#m7/D♭m7、Dm7のコード・トーンも言ってみてください)
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