きもの屋日記

きもの屋2代目の日々。大好きなきもの屋の日常をご紹介します。

別 注 (オリジナル)

2016年10月11日 16時06分25秒 | 日記
7月から準備を始め

10月の上永谷店の30周年に合わせ

京都の渡敬さんに帯〆を

色出し別注で11色作っていただきました



今までも着物から帯

帯〆、帯揚げまで色々と別注で

色出しなどしてきましたが

今回はつくづく別注の色出しの難しさを

痛感しました(uu)

同じ組紐を色出しで付けて出したりと

素材が変わると色の発色が変わってしまうので

最新の注意を払って色出しをしたつもりですが

11色中2色を失敗してしまいました(uu)

車屋呉服店の別注としてさんざん議論して選んだ11色

車屋呉服店の好みは少し渋めですがバランス良く選んだつもりです

しかし・・・

当店の別注が良いか悪いかは別として

初めて来られるお客様でなく

何度か足を運んで頂いてるお客様は

なんかしらの理由で支持を得ているのではないかと

車屋好みが少なからず支持されているのではないかと

だからこそリスクを張って別注を作っていただいてるのです

今回は色の出し手(当店)⇒色の受け手(メーカー)⇒作り手(職人)

このいろの出し手と受け手の感性の違い

そしてそれをコミュニケーションで埋められなく

注意もたりなかった自分のミス

メーカーさんは毎月色出しをしていますが

こちらは数年に一度思い入れも意気込みも違うのです

悔しい

でもいい勉強をさせてもらいました

11色中9色は良い色に上がりました

2色は当店にとって失敗でしたが

お客様には好まれるかもしれません

好みは千差万別ですからね!!

この失敗をブログに載せるか

少し迷いましたがありのまま載せることにしました

店頭でこの帯〆を見かけた方は当ててみてください

車屋的にどれが失敗だったかを





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