日曜日から始まった「被災した人吉球磨の神仏像展」のなかで6つの神仏像が、どこにあったものかわからないで展示されています。今回の展示でどこで祀られていた神仏さんなのかわかるということも目的としています。
展示以外にもいろんな形で紹介しながら‘元場所’を探したいと思っています。このブログでも2回に分けて紹介してみます。もし心当たりがあられる方は連絡ください。
1 観音坐像
見つかった場所は中神町大柿の民家の庭に流れ着いていました。厨子の中にあって泥まみれの状態でした。
7月22日のことで2週間ほど泥まみれの状態だったです。人吉城歴史館に運び込みましたが山江に再避難してきました。像高28㎝、台座下からの高さ45㎝、厨子は横43㎝、縦30㎝、高さ55㎝で朱塗り、上部屋根面は欠損しています。
台座裏に墨書を見つけたのですが薄くなってよくわかりません。「〇水庵」という字は読めました。この〇庵のことはよくわかりません、調べ中です。
2 台座
この台座も中神町大柿の個人宅に流れ着いていたのを拾って保管しておられました。台座のみで本体本尊はありません。たぶん何処かに流れていったものと思われます。7月22日人吉城歴史館に運び込んで、いまは山江にあります。蓮華座の台座で前面は朱塗り、後面は黒塗り、ホゾまでが残っていて、横幅20㎝、縦幅15㎝、高さ20㎝です。
3 女神像
中神町大柿の人が自宅前の流失物を片付けているときに発見、水で洗ったら顔が見えたので驚いたとのことでした。流木とまちがって捨てられずによかったなと思いました。9月7日に山江資料館に運び込みました。高さ28㎝、像底幅13㎝のりっぱな女神さんです。
人は被災しても帰るところか避難場所がありますが、この神仏さん方は帰る場所を見つけておられます。わがお堂・祠が見つかることを望んでいます。
よろしくご協力ください。
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