言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

お地蔵さん

2017年06月20日 | 歴史探偵
 仏堂調べをしていると“地蔵堂”が目立ちます、多いということです。山田村で33堂宇中、15が地蔵堂とあります。33堂すべてが(私の中では)明らかになっていませんが、把握しているのでは木造地蔵尊がほとんどです。木造だからこそ屋根が必要なわけです。
 ところが石のお地蔵さんもあるのです。山江村内を廻っているときも(お堂)に目がいって路傍のお地蔵さんを見すごしていることが多かったです。最近は道ばたにも目がいくようになって「ア!」とお地蔵さんを見つけることがあります。昨日も写真のお地蔵さんを発見しました。
 これまたよく分からないことですがお地蔵さまは木造作りが(時代的に)早くて石作りは後ではないか思っています。山江は細工しやすい溶結凝灰岩があるところで“石作り”が盛んに行われたと思われます。

          

 お地蔵さんを見つけたら刻んである字の存在を気にします。昨日見つけたお地蔵さんの隣に灯籠がありました。「天保四癸巳年 六月十三日」と刻銘してありました。1833年です。200年近く前に建てられたお地蔵さんと思われました。
 きれいに祀られていました。脈々と信仰されていることをなんだか嬉しく思いました。
 いつもだと、特に車だと何気なく通り過ぎてしまう路傍のお地蔵さまですが、そこを通っている人や子どもたちを守っておられるのです。私もチャチャと通り過ぎないで手を合わせるくらいの余裕は持ちたいなあと思いました。

 今日は久しぶりの雨、ようやく本格的梅雨入りのようです。

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