ナイロビBOPビジネス日記

人生の終盤近くに始めたアフリカ未電化地域での新規事業 アフリカの大地で旋風を巻き起こすため未舗装道路を走り回る毎日

ケニア人は商売上手なのか

2017-03-05 | 日記
土曜日にナイロビ中心部(タウン)で用事があったのだが、早く終わったので近所でやっているマサイマーケットを覗いてみた。たくさんのケニア土産の店がところ狭しと並んでいる。ここに最初に来たのはいつだったか? 7~8年前かな? 一通り見てみたが、以前と比べて買う気をそそる珍品が少なくなっている。ナイロビは観光客が多いので、そういうものは早めに売れてしまうからな。今はありきたりのおみやげ品ばかりでつまらない。これじゃ買う気にならないので何も買わず早めに退散した。

こちらがチラチラ見ている間、大部分の店主たちは座ってじっとしているだけで積極的に声をかけてくる人は少ない。たしかにケニア人はおとなしい人が多いように思う。乗合バス(マタツ)にはすでに何十回と乗っているが、隣の人から声をかけられたことは皆無である。皆無言で乗っている。そういう傾向なので、街中で声をかけてくる人物というのはちょっと怪しい人の確率が高くなるはずだから慎重に対応したほうがよいだろう。

ケニア人のこういった性格はあまり商売には向いていないと感じている。だから、ケニアではインド系、アラブ系、中国系などの連中がビジネスの世界で幅を利かせることになってしまうのだろう。地方部におけるソーラーランタンの販売ということを考えた場合、製品認知度が一定レベルに高まった時点で、セールスエージェントを育成して各戸訪問などの販売活動を強化する必要があるだろうが、セールストークの上手な人材を確保するのはなかなか難しいことなのかも知れない。

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