そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2014年 徒歩の旅 第6日  宮崎市・ペンション青島へ

2015年11月11日 | 2014年太平洋側の旅-前半
3月16日(日)晴 (日南市・猪崎鼻キャンプ場
               ~宮崎市・ペンション青島)
 




5時20分、テント場を出発。無風。寒さも和らいでいる。昨晩はテントも結露していなかった。
まだ暗く、ヘッドランプを着用。満月に近い赤っぽい月と明けの明星をいただき歩き始める。
5時30分、国道220号(「日南海岸ロードパーク」)に出る。

5時55分、油津港の夜明け。


あたりが徐々に明るくなって、ヘッドランプの光もぼんやりとしてきたが、一歩でも不用意に足を出して挫いたりすると、そこで旅が終わってしまうかもしれないので、もうしばらく着用していく。

6時5分、日南トンネル(404m)。トンネル右手の歩道を進む。


油津港もだいぶはっきり見えるようになった。


6時15分、日南線が通過していく。


6時20分、油津港と広渡川を結ぶ堀川運河。


6時40分、日の出。


青島まで37kmの表示。今日も長丁場。


7時、路傍に不思議な木を発見。‥‥何とも挑戦的な‥‥。これが人間だったらとてもそばへは寄れない。


「パラボラチョ(酔いどれの木)」とい名前の、アルゼンチン原産の樹木。


7時15分、飫肥方面に向かう県道434号を分けて行く。


7時20分、風田神社。




市街地を抜けて、


7時25分、いよいよ海岸沿いを進む。


ハマユウとソテツが植えてある海沿いのプロムナードである。






海を眺めながら、快調に。


後方をちらり。


潮騒を聞きつつ、海を眺めて小休止。


今日は海岸通りで自転車レースがあるとかで、さっそく集団がやってくる。その後つぎつぎと続く。スタッフに尋ねると、コースは宮崎から105キロ、600人以上が参加、とか。「がんばれー」というと、手を振っていく人が何人もいる。今日は日曜日なので、中学生らしき子供も参加している。








8時35分、案内板。

海岸線は蛇行している。




洗濯板のような海底隆起。先方の森は鵜戸神宮。


9時15分、鵜戸神宮には寄らず、新鵜戸トンネル(875m)へ。


トンネル内部。しっかりした歩道があり、安心して歩ける。


再び海岸線を。






9時50分、「サンメッセ日南」通過。


海岸線。




隆起海床。


小さな漁港を経て、


10時20分、宮浦トンネル(306m)。


きれいな砂浜。




10時35分、日南富土トンネル(1386m)。


その後も、海岸線にそって何度か蛇行して行く。




11時50分、「てげてげ運転撲滅」看板。






12時、青島まで12km。


鶯巣漁港。




12時10分、日南市と別れ、


いるか岬の展望所。




12時25分、宮崎市へ。




12時55分、浦島太郎をまつる野島神社。




宮崎の巨樹百選のアコウ。樹齢300年。




日南線。


13時10分、「鬼の洗濯岩」。隆起海床と奇形波触痕の横を通過。福井の越前海岸で見た「弁慶の洗濯岩」を大規模にしたようなもの。






密漁禁止の立て札あり。「トサカ」「マガリ」「カメノテ」、どんなものだろう?


内海湾。


13児0分、堀切峠トンネル(1489m)。


上空にパラグライダー。


そのまま道なりに山桜などを写しつつ220号を行くと、


14時40分、青島トンネル(284m)。


バイパス状になって、だんだんと青島駅からは離れていってしまい慌てる。道端の家で、お爺さんに駅方面への道を聞くと、車で駅まで送って行ってやる、と言われるが、お礼だけ言って、歩いて駅に着く。

駅で、心配して掛けてきた宿からの電話に出ていると、駅前広場に止まっていた自動車の老夫婦のうち、男性が下りてきて、頼みたいことがあるのだと言う。聞いてみると、お婆さんが最近元気をなくしてしまっていて、見たところあなたは元気そうだから、お婆さんと話をして欲しい、とのこと。車の中のしょんぼりした感じのお婆さんに、これまでの歩き旅の話などしつつ励まし、最後に両手を強く握って、元気のパワーを吹き込んであげたら、お爺さんは泣いてしまった。

日南線沿いの宿への道。


16時、宿に着き、さっそく風呂に。
オーナー夫人が、折角だから自転車で海岸を見てくるといい、と言うので出かける。


観光地図があり、ちょうど今日歩いてきたところが確認できた。


サーファーや家族連れがいた。


先方に青島。


きれいな浜辺だった。




素泊まりのため、スーパーで食料を買って戻る。
宿のオーナーはご夫婦ともに東北の出身。面白く楽しい人で、話が尽きない。小生の旅の話の他に、この土地の話。昔は日南は新婚旅行のメッカだったが、今ではホテルも少なくなった等々も。久しぶりに少し、夜更かしした。宿泊 素泊まり 3000円 。
  

歩数  60734歩  (累計  299097歩)
距離  39.5km   (累計  183.5km)
費用  4579円   (累計  28870円) 

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