新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

西吾野-子の権現-竹寺-小殿ハイキング2014.12.7.(写真つき)

2014-12-07 | ハイキング・登山

今日は、棒ノ折山登山を考えていたが、急な寒波で白谷沢は凍結の危険があり、アイゼンを使っても危険を伴うことと、日没が早いのに時間がかかることを考えて、中止し、より楽そうな子の権現から竹寺へのコースをハイキングすることにした。

西武電鉄の7時35分の急行で飯能へ。

途中石神井公園あたりでは、くっきりとした富士山が良く見えた。

急行と言っても、所沢からは各駅だ。飯能で西武秩父行きのこれまた各駅電車に乗り換え。友人が乗っていないと思っていたら、先について乗換電車に乗っていたのだった。

多少はハイキング姿の人々が乗っているが、京王線や小田急線、中央線ほどの人出はない。ちょっと寂しい。でも私たちも交通の便の関係で、めったに西武線沿線のハイキングコースには来ないので、しょうがないですね。

9時前に西吾野駅へ。このあたりの東吾野、吾野、西吾野のあたりはひなびた里山が続いていて、紅葉もまだ残っていた。

西吾野では10人くらいのハイカーが降りて、それぞれのコースに散らばって行ったが、私たちの子の権現へのコースに行く人は私たち以外いなかった。

駅を出て坂を少し下りたところに案内地図があったが、よく見ないで看板の方向に歩いていく。

道路に出たら、日の当たる川沿いの歩道に渡り、左に歩いた。このあたりには道標がなくて、ちょっと不安になる。地図とにらめっこ。少し行ったところに、ゆずを売っている人が居たので、一袋100円のゆずを友人が買い求め、道を聞いた。

さらに少し進むと橋の所に大きな看板で子の権現はここから徒歩50分と出ていた。橋の名前を確認したら、小床橋と書かれていて、地図と一致、それで橋を渡って、林道風の道を通って行った。看板には自動車ではいけませんと書かれていた。

その意味は歩いていて判明した。しばらく集落の広い道を通るのだが、静之神社と言うあたりから急に山道に変わるのだ、林道のようなものは行き止まりになっていた。

一面の霜

霜の付いたユキノシタ。冷え込んでいる。

崖に見えた小さな赤い実、何かな?

静の神社入り口と子の権現への道標

ちょっと急な山道が始まり、急斜面が続くのかと思ったら、そうでもなく、しばらくはなだらかに登るが、だんだん急な斜面も現れ、山道らしくなる。杉林の中の道なので両側は急な斜面だ。

杉林のトラバース道

しばらく急斜面となだらかな斜面を繰り返すと、峠のようになり、少し明るい広葉樹が増えてきた。ところどころに子の権現への道標がある。楓の木が増えてきたら広い道路に出て小さなお地蔵さんがあり、その横から階段状の近道らしいものがあって、そこを登ったら子の権現の入り口だった。

   

この矢印に沿って登ると子の権現だった。

両側に土産物やさんと茶店があり、その先にかやぶき屋根の書院があって、お守りなど置いてあった。

あうんの仁王様(私にはあうんになっている意味が分からなかったが、友人たちが教えてくださった。)

藁葺きの書院

薄氷の張った手水鉢

大わらじは金ぴかになっていた。

夫婦下駄

カエデと南の山並み

本堂

本殿に参拝して、スカイツリー展望台があるという奥の院への階段を登った。かなり急な階段で、足腰祈願のお寺と言うのだが、ここを登れれば足腰大丈夫だろうという感じ。私は転ばないように手すりにつかまった。

奥の院には鐘楼があり、その東側に東京方面の展望が開けていた。晴れ渡った空にスカイツリーは高層ビル群などがしっかり見渡せた。

皆で一回ずつ鐘をついたが、なかなかズシーンとお腹に響く音が続いた。

それから階段を下りたら、何人か登ってくる人たちがいた。鐘の音が、何回か聞こえた。

私たちは入り口のお茶屋さんで甘酒を頂き、竹寺に行こうとしたら、ゆずを買い求めた土産物屋のおじさんが、竹寺ならお寺の方に戻った方が近いよと、教えてくださった。車道を行ったら大回りになるところでした。

何の手?

それで少し後戻って、竹寺へという道標に従って、日当たりの良い場所に出た。ここが暖かくて良いね、と言うことになって、一つ置かれたベンチで昼食とした。今日は山ガール?3人、誰もバーナーを持っていなかったので魔法瓶のお湯でカップラーメンを作ったり、スープを作ったりして暖かいものを頂いたが、日当たりが良くて、暖かく、冷たいおにぎりも気にならなかった。それぞれおかずを食べ、フルーツを食べて移動。敷物もいらなかったので、楽だった。

崖の小さな紅葉

ハハコグサが咲き始めていた。こんな季節に?

その日当たりの良い場所は少しの間で、すぐにまた杉林の間の登山道に入った。風がなかったので、それほどは寒くない。

伊豆が岳とか棒ノ折山が見えるというのはここかしら?

この鳥居の向こうは天目指(あまめざす)峠方面らしい。

天目指峠には行かず階段を下りる。

ストックを出して急な斜面をジグザグに登り、細いトラバース道とたどり、またジグザグに登ったり下りたりしたのだが、反対側から普通の格好をした方々が、いらしたのには驚いた。結構な木の根が続く道だったから。少しご高齢の杖を突いた方がいらして、まだ遠いですか?と聞かれたので、あと30分くらいかなと言ったが、その方の足では一時間くらい見た方が良いかもしれなかった。きっと足腰健康祈願をなさりたいのだろうと、友人たちと話した。

途中から背の高い笹が両側に茂るようになる。

林床のコアジサイの黄葉

豆口峠(神送り場)

豆口山に向かう人たち

このコースは一般向けとなっているが、散歩コースではないので、散歩しかしたことがない人にとってはきついだろう。若い人たちが竹寺まで行って見るか、と歩いて行ったが、若い人たちならそれほどのことはないとしても。。。実は私も学生時代に先輩に連れられてきたのだが、ほとんど鉄のわらじ以外何も覚えていなかった。ハイキングらしいハイキングもあまりしたことがなかったから、無我夢中で歩いたのだろう。

私たちもまだかまだかと思いながら、やっと竹寺の屋根が見えてきたときはほっとした。かやぶきの立派なお寺だが神仏混合とか。

こちらも藁葺きの屋根の立派なお寺だった。眺望も抜群で、こちらからもスカイツリーが見えていた。

10月桜と紅葉と竹の春

トーテムポール 右は火災の時に焦げたトーテムポール

   

それにお寺の回りには楓が多くて、大分落ち葉も積もっていたがまだまだきれいだった。

ここは神仏一体のお寺だそうで、神社にある茅の輪が山門に置かれていた。

お稲荷さんがあるのかな?

カエデの大木と寄生植物

下に降りると、そばご膳の案内が見えたが、私たちはお腹いっぱいだったので、食べることはできなかったが、そばご膳はそれほどお高くはなかったので、それを目的に来ても良かったと思った。ホームページには精進料理の案内があって最低3000円と出ていたので、止めておいたのだが。お蕎麦なら食べやすかったのにね。

食事処の前には、推定樹齢400年というコウヤマキの大木があって、ご神体らしく、パワースポットにもなっているとか。幹に触るとパワーを頂けますよ、と言う言葉に、私たちも次々に幹に触ってみた。なんだか神聖な力を頂けたような気がした。

その裏の銀杏の大木は推定樹齢600年と言うもので、黄金の葉が降り注ぎ屋根に積もって屋根が黄金色に変わっていた。

そこここに楓が配置され、竹林とカエデの色合いが素敵。一角には10月桜も植えられていてきれいだった。

  

ここで、ここだけで売っているという笹羊羹と言うものを買い求め、ついでにバス停までのルートを伺った。車道歩きとなる中沢バス停までの道と急斜面の山道を下る小殿バス停までの道の事を聞いたのだが、中沢バス停はバスが行ってしまうだろうし、それを逃すと1時間後になるとのことで、ハイキング姿の私たちなら小殿ルートが良いのではないか?とのこと。小殿は1時間に2本くらいバスがあるという。今日はバスの時間を調べてこなかったのだ。

それで小殿への道はどちらかと聞いたら、さっき竹寺の屋根を見つけたあたりから分け入るという。またまた元来た道を戻ったが、そのあたりの紅葉がきれいだったので、苦にならなかった。

突如、下山道から見えた巨大な白い鳥居観音。観音様の回りだけ紅葉の広葉樹が多いみたい。桃源郷のよう?

カエデ

犬サンショウか、山サンショウか?(追記:どちらも同じらしい。サンショウは香りがあるが犬サンショウは香りがあまりないらしい。これはサンショウの香りが黄ばんだ葉でもしていたのでサンショウらしかった。)

だんだんに杉林になり、広葉樹は少なくなる。

このコースのパンフレットには、小殿へは、相当の急降下のコースと出ていたので、覚悟を決めたのだが、思ったほどの急斜面ではなく、ジグザグの道をひたすら下りて行った。まあ、結構疲れたが。

鉄塔とすすき

ススキの中の道標

下からは野球の試合でもやっているのか、子供たちのにぎやかな声が聞こえてきて、近そうに感じたのだが、なかなか道路までたどり着かなかった。

やっと本当に道路が見えてきたときにはほっとした。バス停への道標もあってすぐにわかった。

杖が置いてある。(慣れない人は杖を借りた方が良いですね)

登山道入り口

木造の薄緑色の建物があり、2棟目にはJA名栗の看板が立てられていた。

サギが悠々と飛んでいたが、白いものがサギ?

バス停の時刻表を見てみたら、次(10分後)に来るのはなんとさわらびの湯に立ち寄るバスだった。ラッキー!私たちはもしかしたら温泉に入れるかなと一応簡単な用意はしていたので、やはり足が疲れていたから、温泉に入れるのは嬉しかったのだ。

バスの中には傘が置いてあって、売ってもらえるみたい。

そのさわらびの湯、バス停から結構遠くにあって、玄関先まで乗り入れれば良いのに、と思った。途中にある喫茶店とか土産物屋とかに人が寄るように、わざと遠くしているみたいだった。

風呂は小ぶりだったがやや熱めで、気持ち良かった。ジャグジーなども付いていたので筋肉をほぐすことができた。露天風呂の景色がすごいというわけではなかったけど、外気は気持ち良かった。今日は団体が入るということもなく、洗い場が混みあうこともなくて良かった。

さわらびの湯の入り口

入り口の池のもみじと金魚

ここは食堂がなくて、持ち込み自由。弁当なども売られていて、野菜も売っていた。

広場の端に植えられた10月桜。もうここの桜は終わりかけだった。

バス停の木の実

私は家のトマトが切れていたので、大きなトマトが安くて、つい購入。5,6個入っていたので重いこと重いこと。ずしりと肩に響いてしまった。美味しいと良いな。

冷え込みきついと思ったけれど、日中はそれほどでもなく、良いハイキング日和になりました。皆さまお疲れ様。

しばらくは西武線沿線のハイキングコースを歩いてみましょうか?いつかテレビでやっていた奥多摩から秩父までのコース、なかなかよさそうだった。今日の子の権現から竹寺はどちらかと言うと北側の日陰コースで、高山不動尊の方を一周するコースは日当たりの良い尾根道コースみたいだ。関八州見晴らし台からは富士山も見えるらしい。

 

 

 

 

 

 


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