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パキスタン(フンザ)旅行記#05-魔女伝説と運ちゃんご用達レストラン

2010-04-12 14:32:40 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓デコトラの前で記念撮影(パキスタン)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 

~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

3日目

バンを降りて、ちょっと現場まで様子を見に行ってみると、
重機が入り込み、壊れた橋のすぐ脇に一生懸命土を盛って道を作っていました。
そして、その隣には人が通れる小さな橋が渡されています。


日立の重機が活躍


しばらく工事風景を眺めていると、あっという間に子供達に囲まれました。
普通ならここは素通りするだけなので、きっと外国人が珍しいのでしょう。
最初は遠巻きに見ていましたが、一旦言葉を交わすと、
好奇心たっぷりの顔で近づいてきます。

子供達は覚えたての英語で自己紹介。
私も「Kaycomよ。」と自己紹介しましたが、他のメンバーの、

この人は魔女です。

という詐称により、
不本意にも「マジョ」という名前で子供達の間に浸透してしまいました。
彼らは、発音しやすいのか、ウルドゥ語でもそういう単語があるのかわかりませんが、
一瞬にしてその単語を脳に刻み込み、もうあとは、マジョーマジョーと大合唱…。
もしジャグロットに行くことがあったら、集まってくる子供達に、

マジョは知ってるか?

と聞いてみてください。
次に「マジョ」と呼ばれるのはあなたになるかもしれない。


ひたすらマジョと連呼するワンパク小僧たち


自分の携帯で私達を撮影する人


さて、今後のツアー遂行の鍵を握る橋ですが、
もういつ復旧するのか不明なので、NさんとSさんが検討し、
これから行くギルギットで車をゲットし、こちらに向かうように手配したとのこと。
それが到着するまで、とりあえず近くのレストランでランチをすることになりました。

準備ができるまでの間、デコトラのたまり場があったので行ってみることに。
ガソリンスタンドを兼ねた場所に、所狭しとド派手なデコトラが駐車しています。
私達が見学していると、すかさずそのドライバーたちが、なんだなんだと集まってきて、

俺のデコトラ見てよ

と、うれしそうに自慢の作品(デコトラ)へ連れて行ってくれました。
運転席の中も見せてもらいましたが、こちらも外見に劣らずハデハデ。
実際に乗ってみると、ガタイの割りに結構狭い空間でした。


自慢のデコトラと得意げなドライバー(かわいい)


お礼を言って降りると、今度は、

俺はここのオーナーだ

という男性が現れ、併設されているオフィスに案内しれくれました。
立派な革張りの椅子と大きなデスク、応接セットが一組ある小さな部屋でしたが、
そこでお茶をしていた人たちが笑顔で迎えてくれました。
もうすぐランチの集合時間だったので、すぐにおいとましましたが、
突然あらわれた見ず知らずの外国人に対して、このホスピタリティは感動ものです。

ランチのお店に行くと、そこには橋を渡れないドライバーたちでいっぱいでした。
お店は半青空レストランで、お店の従業員は、
私達日本人客を含めた大量のお客さんにてんてこ舞いの様子。


青空レストラン


一角のキッチンでは、ここのボスが黙々と料理を作り、
チャパティ職人は、釜に付きっきりで一心不乱に生地をくるくる回しまくっています。


一人で何十人分ものチャパティを焼く羽目になったおじさん


フロア担当は若い青年と、まだ義務教育であろう少年のふたりで、
注文の料理とチャパティをお盆にのせ、お客さんの間を忙しそうに走り回っていました。


働き者のふたり


時折私達の撮影にも決して嫌な顔をせず笑顔で応じながら、
テキパキと働くその姿にはメンバー一同思わず感心。


ボスが作った料理をお盆に載せ、チャパティ部門で相応の枚数をピックアップし運ぶ


どこの国にいっても、一生懸命働いている姿というのは美しいです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まじょ (あんなぷるな)
2010-04-12 23:09:09
素敵な人々ですね。
心の豊かさを感じます・・・
Re:まじょ (Kaycom)
2010-04-13 18:44:07
あんなぷるなさん
本当にみんな、快く迎えてくれました。旅行で外国に行ったとき、それが一番うれしいことですね。

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