■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ 【 オモイデノイロ 】 (2)

2010年08月14日 | へたっぴな小説もどき



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 【 オモイデノイロ 】 (2)
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 まぁ、そんなこんなで、部活動の入部の手続きなどをしていた。さすが生徒会長だけ

あってここら辺の面倒はよく見てくれていた。

 でも、何だろうな...。8年位学校来てたけどこんな日ははじめてかも知れない...。

彼女はなんか不思議な空気持ってる気がした。

 そして選んだのは、テニス部...。って女子テニスってうちの部の横だし...。運命だ。

やっぱり運命だコレは...。

 あんまり騒ぐと大王様(生徒会長)にブッ飛ばされるので、制裁回避協議の結果、ヤツ

とは 【 友好不可侵条約 】 を一時的に締結しておく事になった。

 問題は、ヤツも同じ部で、しかも彼女の近くに居る事だった。と言うか、コイツを意識

した事はなかったんだが、まさか恋敵になるとは...。と言うか、実際どんな人間なの未

知過ぎるので解らないのだが、この人間と絡まざるを得なくなっためんどくさい環境は、

きっと 【 等価交換の原理 】 が働いているのかも知れない。


 【 彼女が欲しければ、生徒会長にブッ飛ばされ、メンドクサイのと絡みなさい 】


と言うご達しなんだろう...。ハァ~ッ...。疲れる...。

 そう思う反面、自分で過ごしている一日があった事に驚いている。

 そして部活が終わり後片付けをしていると、彼女がボクのところにやって来た。やっぱ

り、運命のヒトはヤツではなくボクを選んだんだ!!どうだ、見たか!!レガシーテクノ

ロジーヲタクめ!!これが未来を作るテクノロジーを選んだモノの勝利だ!!と意味の解

らん優越感に浸っていると、ヤツが来る!!


 男子1 : 【 ちょっと、待て!!オマエ...。 】


そこで、すかさずボクはこう言った。


 ボク : 【 嫌だなぁ、ボクとキミは親友で不可侵条約の仲じゃないか?? 】

 男子1 : 【 ウッ...。 】

 ボク : 【 ここは、僕達の平和の為に少し下がっててもらえないかい...。 】

 男子1 : 【 チッ!!仕方ないな...。 】


恋敵は去った。彼女から来てくれるなんて!!やっぱり運命ってあるんだな...。

 そして彼女の口から言葉が出てくる....。


 彼女 : 【 休み時間に聞けなかったことがあるんですけど...。 】

 ボク : (ヨシ、キタァ~~ッ!!!勝者は最初に選ばれるモノなのだよ。)

 ボク : 【 えっ、何?? 】

 彼女 : 【 お名前聞かせてください?? 】


              :
              :
              :


 そ、そうだよな。授業って苗字しか呼ばないモンな。彼女来たのって出席取った後

だし、会話するのにオープンになったのってその後だったし...。なんだよ...。違う

のかよ...。

 と振り返ってみると、ヤツが腹抱えて笑っていた...。(怒)


 男子1 : 【 いや、サイコーだよ。名無しクン...。 】

 ボク : 【 誰が名無しだ!! 】

 男子1 : 【 嫌だなぁ、ボクとキミは親友で不可侵条約の仲じゃないか?? 】

 ボク : 【 ウッ...。 】

 男子1 : 【 名無しクン、彼女に遅い自己紹介をしてあげなさい...。 】

 ボク : 【 知られていないと言うのは友人として非常にフビンだから...。 】

 ボク : (お、おのれー!!許さん!!)


 そうしていると、天敵(生徒会長)が絶妙なタイミングでやってくる。

 生徒会長 : 【 あっ、居た居た...。 】

 生徒会長 : 【 引っ越して来たトコってワタシの家の近くなんでしょ。 】

 生徒会長 : 【 一緒に帰らない??夕方って危険だから。 】

 生徒会長 : 【 それにもう、二人もストーカーがいるしね。 】

 二人 : (誰がストーカーだ!!)

 彼女 : 【 あっ、お言葉に甘えてご一緒させてもらいます。 】

 生徒会長 : 【 じゃ、着替えたら校門の前で待ってるから。 】

 彼女 : 【 ハイッ。 】


 素直で、清楚でなんて素敵なんだ...。しかも運動神経もいいなんて...。


 生徒会長 : 【 コラッ、そこのストーカー二人組み!!イヤラシイ目で
          彼女を見ない!!ストーカー丸出しだぞ!!】

 二人 : 【 だから、ストーカーじゃないって!! 】


              :
              :
              :


そんなこんなで、彼女も学校になれていた。人気者と言うのはやはりどこに行ってもそう

で、フツーはアンチとか歪んだ輩が出てきそうだったが、彼女は男子、女子ともに人気が

あった。ただ、その影には、絶対権力者である生徒会長と言う無敵のボディーガードの存

在があったからなのかも知れない。



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