Super GT第6戦タイは午前は大荒れの天気となり、
スコールに見舞われ、セッション開始前はぬれた路
面でのスタートとなりました。
セッション開始時のコンディションは
気 温 : 28度
路面温度 : 30度
湿 度 : 71%
で、ドライコンディションの例年のタイのレースで
は路面温度が50℃に到達するため、路面温度の低い
中で予選のアタックが開始されます。
タイのレースで雨のレースは初なので、チームも
タイヤメーカーもデータを持っていないのですが、
想定していないレースの幕開けとなりました。
【 GT300:Q1 】
この日、2回のスコールに見舞われた。早朝に降った
雨は午前中に行なわれた公式練習中に乾いたものの、
セッション終了後にふたたび雨が降り出しました。
レースイベントは、間にレースが行われラバーが
ある程度乗った状態で走行することになるのですが、
富士スピードウェイの雨のようなそれであり、浅瀬
のような状態で、走行するような雨量まで行きついた
状態からその状態よりもマシになったという環境です
から、ラバーが残ってるとはとても考えにくい条件
でセッションは開始されました。
セッション前には雨は止んだものの、やはり、浅
瀬のような状態から雨がやんでもウェットであるた
め、セッション開始時は曇天の中スコールの爪痕残
るウェットコンディションの中行われました。
公式予選Q1開始から各車レインタイヤを履いてコ
ースに向かい、水しぶきを上げながらのアタックと
なりました。
まず、最初に、Hitotsuyama Audiのリチャード
・ライアン選手が1'40.803をマークしセッションを
リードします
スコールのような強烈な雨はない物の、水しぶき
が上がる状況で、セッションはダンロップタイヤを
履くHitotsuyama Audiがトップのまま進みます。
セッション残り時間2分、ここでJMS P.MU LMco
rsa RC F GT3の坪井翔選手が1'39.794をマークし
トップに浮しますが、リチャード・ライアン選手が
このタイムを上回る1'39.593でトップを奪い返し
ます。
最終アタックの近づく残り1分に最終コーナーの
立ち上がりで【30】TOYOTA PRIUS apr GTがスピ
ンする場面があり、そのまま止まるとアタックが
不可能にと言う状況がありましたが、そのまま走
行を再開しておりなる赤旗などはなく、そのまま
セッションは進んでいきました。
このセッションでは、何セットかタイヤを交換
しアタックするシーンが見られ、鈴鹿1000kmで
終盤に大クラッシュに見舞われ、驚異の修復力
でタイヘとマシンを持ってきたポイントリーダー
のVivacもタイヤチョイスに悩み序盤から交換を
する状況がありましたが、下位に沈んでいます。
セッションはチェッカを振られた後もトップ
タイムの更新はなく
【21】Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS / DAR
リチャード・ライアン選手
柳田 真孝選手
がトップタイムをマークしています。2番手には
ラストアタックで順位を一気に上げた
【65】LEON CVSTOS AMG
Mercedes AMG GT3 / M159
黒澤 治樹選手
蒲生 尚弥選手
が着け、3番手に
【51】JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
LEXUS RC F GT3 / 2UR-GSE
中山 雄一選手
坪井 翔選手
4番手に
【88】マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3 / DFJ
織戸 学選手
平峰 一貴選手
5番手に
【7】Studie BMW M6
BMW M6 GT3 / P63
ヨルグ・ミューラー選手
荒 聖治選手
が入っています。現在ランキング2位の
【4】グッドスマイル 初音ミク AMG
Mercedes AMG GT3 / M159
谷口 信輝選手
片岡 龍也選手
は10番手でQ2進出を果たしています。
【 GT500:Q1 】
GT500のセッションから雨脚は弱まっていたの
ですが、セッション開始前に雨粒が落ち初め、
いつもなら様子見をしてワンアタックをする
ような調整が見られますが、今回は路面状態が
いい状態のうちにタイムを出す為に、セッショ
ンが始まるとマシンが一斉にコースになだれ込
みます。
最初のアタックを終えた時点では、
【37】KeePer TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
平川 亮
ニック・キャシディ
がトップに立ち
【38】ZENT CERUMO LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
立川 祐路選手
石浦 宏明選手
【6】WAKO'S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也選手
A.カルダレッリ選手
が続き、レクサスがトップ3を独占します。
4番手に前戦の優勝チーム、
【64】Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
ベルトラン・バゲット選手
松浦 孝亮選手
が着けます。その後
【6】WAKO'S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也選手
A.カルダレッリ選手
がトップに立ちます。15分のセッションのなか、
残り9分を切ったところで順位がめまぐるしくか
わります。
アタックを終えてピットに入るマシンも多く
なる中、いずれもピットロード上で再びウエッ
トタイヤに交換してすぐにコースに戻るマシン
も増え、路面状況が良くなるタイミングを探り
ながら走り続け、タイム更新を狙う展開に。
残り5分を切っても小雨が続いて路面は乾か
ず、KEIHINがトップのままでしたが、残り3分
を切ったところで
【12】カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
安田 裕信選手
ヤン・マーデンボロー選手
がトップに立ちます。その後も続々とアタックを
繰り返すもカルソニックのトップは変わらず、
【12】カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
安田 裕信選手
ヤン・マーデンボロー選手
がこのセッションではトップに立っています。
2番手に
【1】DENSO KOBELCO SARD LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
ヘイキ・コバライネン選手
平手 晃平選手
3番手に
【6】WAKO'S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也選手
A.カルダレッリ選手
は入っています。
Q1では、ランキングトップの
【23】MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
松田 次生選手
ロニー・クインタレッリ選手
【36】au TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
中嶋 一貴選手
ジェームス・ロシター選手
【46】S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
本山 哲選手
千代 勝正選手
などが姿を消しています。