■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ ハンガリーGP:決勝はベッテルが優勝、フェラーリ1-2。ホンダW入賞 【F1】

2017年07月31日 | ☆ F1

 

 ハンガリーGPは3日目を迎え、決勝レースが行われ

ました。今回のレースの舞台は、ブタペスト近郊にある

ハンガリロリンク(1周4.381km)で、壁のないモナコ

と形容されるように抜きにくいサーキットとなっていま

す。盆地で熱がこもりやすく雨の降りにくい地形と言う

特徴があるのですが、ここ数年は雨が降ったり、気温が

低かったりと色々と異なる条件だったわけですが、特に

昨年の予選では雨でレッドフラグが出て、Q1から107

%ルールで多くのマシンが消え去る状況になり、特別

措置でそれが回避されたという波乱の予選が展開されて

いました。

 

 雨が降ると信じがたい荒れ方になるハンガロリンク

ですが、週末から天候に恵まれ

 

【 盆地らしい気温おあがり方 】

 

になっていました。DRSゾーンですが、

 

【 DRSゾーン 】

  ■ 区間1
     ホームストレート

  ■  区間2
     ターン1からターン2へ向かうストレート

【 計測区間 】

  ■ 最終14コーナーの入り口


となっています。計測区間でタイムを計り、前のマ

シンとの間隔が1秒以内になるとDRSの利用が可能

になります。

 今回持ち込まれているタイヤですが、



 ■ ミディアム(白)
 ■ ソフト(黄)
 ■ スーパーソフト(赤)

の3種類で、そのうち一番軟らかいスーパーソフト1セッ
トが予選Q3用に指定されています。

 Q3に進出できなかったドライバーは、このセットを決
勝で使用することが可能となります。Q3に進出したドラ
イバーは、Q2でベストタイムを刻んだときに使用してい
たタイヤセットで決勝をスタートしなくてはなりません。

 また、決勝では、

 

 ■ ミディアム

 ■ ソフト

 

が指定されており、決勝レースでは、いずれかを1セッ

ト以上使用し、なおかつ、2種類以上のタイヤを使用す

ることが義務付けられています。

 

 初日から体調不良だったフェリペ・マッサ選手(ウ

ィリアムズ)が、前日から体調不良を訴えており、予

選と決勝は控えドライバーのポール・ディ・レスタ選

手(ウィリアムズ)にステアリングを委ねることにな

りました。 

 また、予選で7番手に入ったニコ・ヒュルケンベルグ

選手(ルノー)が規定外ギアボックス交換による5グリ

ッド降格ペナルティーを受けるため、マクラーレン・

ホンダの2台はそれぞれ1つずつスターティンググリッ

ドが繰り上がることになります。

 

 また、ダニール・クビアト選手(トロ・ロッソ)です

が、Q1での他のマシンへの妨害行為で3グリッド降格

ペナルティーを受けています。

 

 予選では、フェラーリがフロント・ロウを獲得して

おり、前戦の不運(あれは不運としか言えない)を払

拭するかのような予選結果となり、マクラーレン・ホ

ンダも2台でQ3進出しており、今回に合わせたペナル

ティーの消化もそうですが、金曜日からの流れがその

まま予選結果に出ていました。

 

 

マクラーレン・ホンダにとっては今年のモナコ以来の

Q3への二台揃っての進出ですから、決勝レースの走り

に期待がかかるところです。

 

 ハンガロリンクはタイヤとブレーキに厳しいサーキ

ットですが、他のサーキットと異なりエンジンの負荷

は低めなので、マクラーレン・ホンダにもチャンスが

あります。

 

 タイヤ選択ですが、11番グリッド以降のマシンで

は、殆どのマシンがスーパーソフトを選択しており、

 

 ■ ダニール・クビアト選手(トロ・ロッソ)

 ■ ポール・ディレスタ選手(ウィリアムズ)

 

のみがソフトタイヤを選択しています。

 三日目も天候に恵まれ

 

 ■ 天  候 : 晴れ

 ■ 気  温 : 30℃

 ■ 路面温度 : 55℃

 

とタイヤに厳しい路面温度の中決勝レースが始ま

ります。 

 各マシンがフォーメーションラップから帰って

グリッドにつくと、シグナルがともり始めブラッ

クアウト。F1ハンガリーGPの決勝の幕が切って落

とされます。

 

 スタート直後、フェラーリがいいスタートを切

りますが、その後方で、レッドブルの2台が接触し

てしまいます。

 

 ダニエル・リカルド選手(レッドブル)のマシ

ンがスピン。マシンから水漏れも発生しており、

そのままコース上にマシンが止まってしまったた

め、セーフティーカーが導入されます。

 

 その後方では、ニコ・ヒュルケンベルグ選手

(ルノー)とロマン・グロージャン選手(ハー

ス)も接触しており、波乱のオープニングラッ

プとなりました。そして、この接触も審議対象

となります。

 

 レース開始早々、ダニエル・リカルド選手(レッ

ドブル)はリタイアとなります。

 

 セーフティーカー導入時にザウバーの二台がピッ

ト作業を行いコースに戻ります。

 

 SC導入時の順位ですが。

【1】セバスチャン・ベッテル選手

【2】キミ・ライコネン選手

【3】バルテリ・ボッタス選手

【4】マックス・フェルスタッペン選手

【5】ルイス・ハミルトン選手

【6】カルロス・サインツ選手

【7】フェルナンド・アロンソ選手

【8】セルジオ・ペレス選手

【9】ストフェル・バンドーン選手

【10】エステバン・オコン選手

 

11】ジョリオン・パーマー選手

【12】ニコ・ヒュルケンベルグ選手

【13】ケビン・マグヌッセン選手

【14】ダニール・クビアト選手

【15】ランス・ストロール選手

【16】ロマン・グロージャン選手

【17】ポール・ディ・レスタ選手

【18】マーカス・エリクソン選手

【19】パスカル・ウェーレイン選手

 

と言う順位になります。

 

リスタート後に、フェルナンド・アロンソ選手

(マクラーレン・ホンダ)の前にセルジオ・ペ

レス選手(フォース・インディア)が立ちます

が、ポジションを守り、7番手で走行します。

 

 そして、マックス・フェルスタッペン選手

(レッドブル)に10秒のペナルティーが出ま

す。

 

 レースはフェラーリの2台が逃げ切る状態の

まま周回が進み、トップのセバスチャン・ベッ

テル選手(フェラーリ)と母国GPのキミ・ラ

イコネン選手(フェラーリ)と後続の差が少し

離れてきます。

 

 レースが21周目を迎えた時、ロマン・グロ

ージャン選手(ハース)のマシンがスローパ

ンクチャー。ピットに戻り作業を行いますが、

タイヤのナットが締まっておらず、ピットアウ

ト後にコースわきにマシンを止めリタイアとな

ります。

 

 上位のマシンは30周走りこんだスーパーソフト

で走行しているのですが、各チームは1ストップ

作戦を敢行するようで、序盤のザウバー以外は、

2ストップはなさそうな雰囲気になっています。

 

 29周目になると、トップ快走のセバスチャン

・ベッテル選手のタイムも落ちてきて、タイヤ

が厳しくなってきますが、31周目になると、第

一スティントを終えピットへと向かうマシンが

出てきます。最初に動いたのはメルセデス勢で

バルテリ・ボッタス選手(メルセデスAMG)が

31周目に、翌周にルイス・ハミルトン選手(メ

ルセデスAMG)がピットでの作業を終えていま

す。

 

 フェラーリ勢は、メルセデス勢よりも1周遅ら

せ、トップ快走中のセバスチャン・ベッテル選手

(フェラーリ)が33周目に、キミ・ライコネン

選手(フェラーリ)は34周目にピットへと向か

います。

 

 後方では、フェルナンド・アロンソ選手(マ

クラーレン・ホンダ)がカルロス・サインツ選

手(トロ・ロッソ)に近づき、バトルが展開さ

れますが、抜きどころのないハンガロリンクで

はオーバーテイクには至りません。

 

 そして、36周目に同時ピットインを行います。

ピット作業でのポジション変動なく、バトルは

ピットアウト後も続くことになります。

 

 各チームがピット作業を終える中、トップ走

行中のマックス・フェルスタッペン選手(レッ

ドブル)のみタイヤ交換を行わず周回を重ねま

す。そんな中、セバスチャン・ベッテル選手(

フェラーリ)のペースが上がらなくなります。

 

 43周目にマックス・フェルスタッペン選手

(レッドブル)がピットに向かい、作業と共に

10秒のペナルティーを消化しています。

 

 この間、フェラーリ勢とメルセデス勢のマ

ージンはなくなり、連なって走行するような

状態になります。

 また、この周回に、ストフェル・バンドー

ン選手(マクラーレン・ホンダ)もピットに

向かいますが、指定の位置に泊まる事が出来

ず、順位を12位まで落とします。トップのセ

バスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)は

サスペンショントラブルの中走行を続け、バ

ックマーカーを処理しながら崇光する中、6番

手に浮上したフェルナンド・アロンソ選手(

マクラーレン・ホンダ)はカルロス・サインツ

選手(トロ・ロッソ)との差を6秒まで広げま

す。

 

 60周目には、一時はポイント県外まで落ち

たストフェル・バンドーン選手(マクラーレ

ン・ホンダ)も10番手まで浮上しW入賞が見

えてきます。

 

 63周目にポール・ディレスタ選手(ウィリ

アムズ)がリタイアとなり、69周回目にはニ

コ・ヒュルケンベルグ選手(ルノー)がピッ

トに戻りリタイアとなりました。

 

 レースがファイナルだっぷを迎えると、ケ

ビン・マグヌッセン選手(マクラーレン・ホ

ンダ)に妨害行為による5秒のペナルティー

が課せられます。

 

 そして、フェラーリの二台のマシンが並ぶ

ようにしてコントロールラインを超え、ハン

ガリーGPの勝者が決まります。

 

 ハンガリ-GPでは、セバスチャン・ベッテ

ル選手(フェラーリ)が優勝を果たしており、

今季4勝目、通算46勝を挙げています。

 2位には母国GPのキミ・ライコネン選手(

フェラーリ)が着け、フェラーリが1-2フィニ

ッシュを飾っています。

 3番手には母国GPのバルテリ・ボッタス選手

(メルセデスAMG)が着け、母国ドライバーの

二人がポディウムに乗る結果となりました。4番

手にはルイス・ハミルトン選手(メルセデス)が

着け、3-4フィニッシュとなりました。

 

 5番手には、マックス・フェルスタッペン選手

(レッドブル)が着けており、今回の接触によっ

てペナルティーポイントが2pt加算されています。

 

 6番手には、フェルナンド・アロンソ選手(マ

クラーレン・ホンダ)が着けており、69周目には

コースレコードとなる1'20.128をマークしていま

す。今シーズン最高順位とともに、イギリスGPの

Q1ファステストをマークしていましたが、今回も

最後の最後でファステストをマークしています。

 

 7番手には終始バトルを展開していたカルロス・

サインツ選手(トロ・ロッソ)が着けており、8番

手にはセルジオ・ペレス選手(フォース・インディ

ア)、9番手にエステバン・オコン選手(フォ-ス

・インディーア)が着けダブル入賞となっています。

 

 そして、10番手には、一時順位を落とすものの

ポイント獲得となったストフェル・バンドーン選手

(マクラーレン・ホンダ)が着け、マクラーレン・

ホンダにとっては今季初のダブル入賞&最高グリッ

ドフィニッシュとなりました。

 

 今回の優勝で、セバスチャン・ベッテル選手(

フェラーリ)と2位のルイス・ハミルトン選手(

メルセデスAMG)のポイント差は14ptとなり、

3番手のバルテリ・ボッタス選手(メルセデスA

MG)も33pt差となりました。不運のリタイア

に終わったダニエル・リカルド選手(レッドブ

ル)は117ptで4位になり、キミ・ライコネン

選手は1pt差の5位となっています。

 

 コンストラクターズはメルセデスAMGが357

ptで首位で、フェラーリが39ptで2番手につけ

ています。

 

 

 

 



最新の画像もっと見る