イギリスGPは2日目を迎えポールポジションの確定
する公式予選が行われました。金曜日はバルテリ・ボ
ッタス選手(メルセデスAMG)が午前午後トップタイ
ムをマークしており、初日からコースレコードが更新
されていましたが、予選前のセッションでは、最多
ポール記録と並ぶ、ミハエル・シューマッハ氏の記録
にあと2つのルイス・ハミルトン選手(メルセデスAM
G)がトップタイムをマークしてます。
今回ピレリーは
■ ミディアム(白)
■ ソフト(黄)
■ スーパーソフト(赤)
の3種類のドライタイヤを用意しています。
このうち決勝用として
■ ミディアム1セット
■ ソフト1セット
が指定されています。ドライバーは決勝中に少なくと
もこのうち1セット以上を含む2種類以上のタイヤを使
用しなくてはなりません。
また、スーパーソフトタイヤ1セットが予選Q3用と
して指定されています。Q3に進出できなかったドラ
イバーはこの1セットを決勝で使用することが可能と
なります。
雨用タイヤには
■ ウェットタイヤ(青)
水量が多いときに用いる深溝タイヤ
■ インターミディエイト(緑)
比較的水量が少ないときに用いる麻溝
タイヤ
となっています。
イギリスGPでは、DRSゾーンは
【 区間1 】
DRSゾーン
ターン5から6へと向かう通称ウエリントンス
トレート
検知ポイント
ターン3手前
【 区間2 】
DRSゾーン
ターン14から15へと向かうハンガースト
レート
検知ポイント
ターン10の立ち上がり
の二か所に設けら絵れています。
土曜日に入り雨交じりのシルバーストーンですが
予選前も霧雨が降っており、降水確率も90%という
雨の可能性の高い中での予選開始となります。
Q1が開始されると、路面状況がセミウェットの
ため、各マシンがインターミディエイトでコース
へと向かいアタックを開始します。
アタックが行われタイム計測が行われる中、ダ
ニエル・リカルド選手(レッドブル)が電気系の
トラブルでピットレーン入り口付近でマシンを
止め、Q1敗退となります。これによりセッション
は赤旗中断となります。
降っていた雨も止みますが、ウェット・コンデ
ィションの中、セッションは再開されます。
このセッションでは、107%に届かず出走に問
題が出ると思われていたフェルナンド・アロンソ
選手(マクラーレン・ホンダ)が最後の最後にス
ーパーソフトでアタックをし、トップタイムを
マークしています。
このセッションで、
【16】ランス・ストロール選手(ウィリアムズ)
【17】ケビン・マグヌッセン選手(ハース)
【18】パスカル・ウェーレイン選手(ザウバー)
【19】マーカス・エリクソン選手(ザウバー)
【20】ダニエル・リカルド選手(レッドブル)
のグリッドが確定しています。
Q2が始まると、カルロス・サインツ選手(トロ・ロ
ッソ)を除く14台がコースに向かい、バルテリ・ボッ
タス選手(メルセデスAMG)のみがソフトタイヤで、
それ以外のマシンはスーパーソフトを選択してアタッ
クを行います。
Q1の終盤もドライタイヤでのアタックが可能であ
った為、水たまりはあるもののドライタイヤでのア
タックが可能だと判断してのタイヤ選択だと思われま
す。
まず、マックス・フェルスタッペン選手(レッドブ
ル)が1'33.917のタイムをマークしターゲットタイム
を刻むとここからタイムが更新されていきます。
マクラーレン・ホンダ勢力もコースと相性が悪いと
思われていましたが、ストフェル・バンドーン選手
(マクラーレン・ホンダ)9番手、フェルナンド・ア
ロンソ選手(マクラーレン・ホンダ)10番手という
タイムを刻みます。
そして、終盤にふぇらいーりが好タイムを出し、1-
2体制を構築しますが、最終的に母国GPのルイス・
ハミルトン選手(メルセデスAMG)が唯一の27秒台
でトップタイムをマークし、2番手にはバルテリ・ボ
ッタス選手(メルセデスAMG)が着けメルセデスが
1-2に入れ替わります。このセッションでは、
【11】ジョリオン・パーマー選手(ルノー)
【12】ダニール・クビアト選手(トロロッソ)
【13】フェルナンド・アロンソ選手(マクラーレン)
【14】カルロス・サインツ選手(トロロッソ)
【15】フェリペ・マッサ選手(ウィリアムズ)
のグリッドが確定しています。
そして、ストフェル・バンドーン選手(マクラー
レン・ホンダ)がQ3進出となっています。
Q3が始まると、雨は完全に上がっており、セッショ
ン序盤はマックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)
以外のマシンがコースに向かいます。
各マシンがスーパーソフトで走行する中、まず、バル
テリ・ボッタス選手(メルセデスAMG)が1'27.580を
マークします。これがターゲットタイムとなりますが、
そのタイムをルイス・ハミルトン選手(メルセデスAM
G)が更新しトップに立ちます。
タイミングをずらしてアタックを行ったマックス・
フェルスタッペン選手(レッドブル)は5番手タイムを
記録しています。
最初のアタックの段階で
【1】ルイス・ハミルトン選手
【2】セバスチャン・ベッテル選手
【3】バルテリ・ボッタス選手
【4】キミ・ライコネン選手
【5】マックス・フェルスタッペン選手
【6】ニコ・ヒュルケンベルグ選手
【7】セルジオ・ペレス選手
【8】エステバン・オコン選手
【9】ロマン・グロージャン選手
【10】ストフェル・バンドーン選手
という順位になります。二度目のではチェッカーフ
ラグ後にルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG)
が1'26.600を刻み、今季6度目、通算67回目のポー
ル獲得となりました。これにより、ミハエル・シュ
ーマッハ氏の樹立した連続ポール記録タイまであと
一つまで近づきました。二番手タイムはキミ・ライ
コネン選手(フェラーリ)が0.5秒差でつけており、
3番手には現在のポイントリーダーのセバスチャン・
ベッテル選手(フェラーリ)が入っています。前戦
でポール・トゥ・フィニッシュを飾ったバルテリ・
ボッタスは4番手となっています。
5番手にはマックス・フェルスタッペン選手(レッ
ドブル)、6番手ル・マンの優勝記録保持者のニコ・
ヒュルケンベルグ選手(ルノー)、7番手にはセルジ
オ・ペレス選手(フォース・インディア)、8番手に
はエステバン・オコン選手(フォース・インディア)
と大規模アップデートを行ってきたフォースインデ
ィア勢が並び、9番手にはストフェル・バンドーン
選手(マクラーレン)、10番手にロマン・グロージ
ャン選手(ハース)というグリッドが確定しました。
しかし、バルテリ・ボッタス選手(メルセデスAM
G)は5グリッド降格なので、予選フェのグリッドは9
番グリッドまでが繰り上がる事になります。
マクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーン
選手(マクラーレン・ホンダ)が今季最上位グリッド
の9番グリッド獲得となり、パーツ交換のペナルティ
ーで30グリッド降格となるフェルナンド・アロンソ
選手(マクラーレン・ホンダ)はQ1はトップタイム
で予選自体は13番手ですが、最後尾からのスタートと
なります。
また、バルテリ・ボッタス選手(メルセデスAMG)
と同様に電気系トラブルでQ1敗退となったダニエル・
リカルド選手(レッドブル)も5グリッド降格ペナル
ティーとなっています。