数学の王道

数学研究会代表 数学プロ主任講師の本音

「革新力」 NO1

2017年10月05日 | 日記

 

僕の専門は経済学でもあるので

「革新力」というワードを使い、今考えていることを書いていきます。

 

ITの普及で世界は急速にグローバル化している。

にもかかわらず、世界に飛び出して活躍しようという若者が少ないと感じる。

 

 そこで第1回は

「グローバル社会で活躍する人材とは?」という命題で意見を述べます。

 

まず3つの点を意識し、個人の力を高めるべきだと思っています。

1つ目は「数字とロジックによる説明力」で英語力も大事だが、これらこそが世界共通言語だと思う。僕は英語を流ちょうには話せないが、具体例を示して説明すれば世界中のビジネスパーソンと議論できると実感しています。

次に「オリンピックの金メダルを目指す心意気」です。日本人は身近な目標設定が得意だが、成長に貪欲な中国人やインド人と同じ土俵で戦う場合には通用しない。高い目標設定が大切です。

最後に「リーダーシップマインド」です。一人でできることは少ないので意見を「発信」し、外部を巻き込んでいくことが必要不可欠です。

 

 

 

では、国内で活躍できない人間が世界で活躍できるのか。

答えはノーだと思う。

日本語を使って日本人同士でうまく意思疎通やプロジェクトを遂行できない人間が、海外に駐在して指揮を執れるはずがない。国内で活躍できることは必要条件である。

ただ、国内で活躍できるならば世界で活躍できるとは限らない。つまり十分条件ではない。国内で活躍できる人間に何を足せば世界で活躍できるようになるのか。必要な資質が3つあると考える。

 

1つ目が異文化・宗教を受け入れる寛容さ、

2つ目が相手から信頼されるに足る誠実さ、

3つ目が誰にも負けない自分の専門分野の知識だ。

 

日本人・日本企業には3つ目が足りないと思う。

この3点の資質は世界で活躍するための必要十分条件になり得ると思っています。

 

 

                    受験数学研究会

                          代表 大橋 克利