人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

映画『東ベルリンから来た女』★★★★★ 渋谷駅 etc.

2013-03-11 05:00:00 | 映画

2月26日(火) 「フレッシュアップ休暇」を利用して、Bunkamuraル・シネ
マ『東ベルリンから来た女』を観た。23日(土)にBunkamuraで見かけた
ポスターが気になっていたものである。

当日の朝、インターネットで11:10開演を確認、あわただしくネット予約をし、
60歳以上は入場料が1000円なので運転免許証持参を確認し、渋谷の会
場に向かった。

10時50分入口で予約番号を言い、座席券を購入しようとしたところ、窓口
の女性が
「お客様、これは明日の11時10分です」
というではないか。
「え~ッ、さっき予約したところだけど・・・・・・」
「インターネットでは当日の予約はできません。明日の同じ時間に来ていた
だけますか」
ネット予約の控えを見ると、たしかに予約した日が2月27日となっている。
「え~ッ、明日は都合悪くて、どうにもならないんだけど、困ったな~。(知ら
なかったのよ。なんとかなんないの~。も~ッ)」
となりふり構わず、頭を抱えたら
「それでは・・・・・・今日はお席に余裕がありますので・・・・・・今回だけは。次
回からご注意ください」
と座席券を発行してくれた。感謝!!
(うっかりミスその3 であった(笑)。)

座席券発行の際、しっかり運転免許証を呈示したが、火曜日はそもそも入
場料が1000円の日だった。知らなかった~。

ル・シネマは座席数120ほどのミニ・シアター。この日は平日の火曜という
こともあり、観客のほとんどが40~50代の女性(二人連れ)だった。

ミニ・シアターは『耳に残るは君の歌声』以来かしらん??








チラシ

「東と西。嘘と真実。自由と使命。その狭間で揺れる、愛。」
チラシの写真はニーナ・ホス演じるバルバラ

2012年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞
2012年ドイツ映画賞銀賞受賞
2012年ドイツ新人女優賞受賞(ヤスナ・フリッツィー・バウアー)
2012年ニュルンベルク映画祭作品賞受賞
2013年アカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表

<あらすじ>(チラシより)
1980年夏、旧東ベルリン、バルト海沿岸の田舎町の病院にひとりの美し
い女医がやって来た。彼女の名はバルバラ。かっては東ベルリンの大病
院に勤務していたが、西側への移住申請を政府に撥ねつけられ、この地
に左遷されてきたのだ。

秘密警察(シュタージ)の監視付きで、新しい病院の同僚アンドレから寄
せられるさりげない優しさにもシュタージへの“密告”ではないかと猜疑
心が払いきれない。西ベルリンに暮らす恋人ユルクとの秘密の逢瀬や、
自由を奪われた毎日にも神経がすり減っていく。

そんなバルバラの心の支えとなるのは患者への献身と、医者としてのプ
ライドだ。それと同時に、アンドレの誠実な医師としての姿に、尊敬の念
を越えた感情を抱き始める。しかし、ヨルクの手引きによる西側への“脱
出”の日は、刻々と近づいていた--。

<キャスト>
バルバラ;ニーナ・ホス(37)
アンドレ;ロナルト・ツェアフェルト(35)
ステラ;ヤスナ・フリッツィー・バウアー(23)
ヨルク;マルク・ヴァシュケ(40)
クラウス・シュッツ;ライナー・ボック(58)
シュルツェ医師;クリスティーナ・ヘッケ
マリオ;ヤニク・シューマン

監督・脚本;クリスティアン・パッツォルト(52)

東ドイツの人々(--東ドイツに限らず、東側一般に当てはまるのかもしれ
ない。)はお互いを疑い、警戒しあい、相手を疑いの目で見ていた。経験し
たことのない私には想像を絶することだろう。頭で考えるだけでは分からな
いことはある!
(たしか東独のシュターツカペレ・ドレスデン指揮者をやったブロムシュテッ
トがもう「あの経験」はこりごりです、と言っていた。)

「監視社会からの脱出を目指すヒロインの最後の決断とは?」

ミステリータッチで進む物語--主人公バルバラを演じるニーナ・ホスの迫
真迫る演技が圧巻だった。

原題は『Barbara』、原語はドイツ語である。

私が旧東ドイツで暮らしていたら、何を選択しただろうか?





予告編の画面に出てきた「子供と酔っぱらいはウソをつかない」(デンマー
クの諺)が印象に残った。デンマーク映画『偽りなき者』もおもしろそう!




もうひとつのル・シネマにかかっている「マリーゴールドホテルで会いましょ
う」もおもしろそう。インドを舞台にしたものである。





映画のあとは揚州飯店のランチ


        *        *        *        *

3月7日(木) 最高気温19℃。春の暖かさ。陽気のせいか携帯電話を忘
れ、家を出た。なきゃあないで使わない(笑)。池袋にてOB練習。夕食は
池袋のスープストック。

OB練習は「チャイコフスキー歌曲集」の5番「ドン・ファンのセレナーデ」と
1番「何故?」。それに次いで「朝日のごとくさわやかに」と「熱き心に」をお
さらい。




3月9日(土) 「小島常弘・米田嗣幸ジョイントコンサート~古希に歌う~」
(東京オペラシティ リサイタルホール)→別途(3/14「臨時増刊」で)詳報
します。

3月10日(日) 13:00~16:40OB強化練習。
Tさんいわく「本当は(日曜は)出てきたくなかったんだけど・・・・・・」
「みんな、そうだよ(笑)」

前半は「草野心平の詩から」1、2、3、4、5と順に練習。
後半、「チャイコフスキー歌曲集」これも1から5までを順におさらい。

帰りの電車で指揮の須田さんと歓談。
「木下先生が亡くなられた直後の定演は、ついこないだにように覚えてい
ますよ」
「え~、そうですか」
(須田さんはその時の学生指揮者だった。)

3月17日(日)に、学習院・甲南大学交歓演奏会で改訂版『沙羅』(男声合
唱版)が演奏されるそうだ。
「え~、そうなの?行く行く」
「神戸ですけど・・・・・・」


ベース系の発声練習「ノンノンノンノンノンノンノ~ン」


以下3/10(日)撮影

3月16日(土)より副都心線と東横線がつながる。(西武線・東上線~
地下鉄副都心線からあらたに東横線への相互乗り入れが始まる。)


副都心線のつるし広告


副都心線渋谷駅プラットホームから東横線方面を見る。あとは開通を待つ
ばかり。


副都心線渋谷駅プラットホームの時刻表掲示も準備中


渋谷HIKARIEから見た 現在の、東横線と地下鉄の渋谷駅
今後4、5年で再開発され、高層ビルに生まれ変わる。
(H25/3/9撮影 同じように写真を撮っている人が何人かいた。)


今日は東日本大震災から2年。母は関東大震災の年に生まれ、東日本大
震災の年(3月3日)に亡くなった。仏教的には三回忌となる。


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2 コメント

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東ドイツ (sho)
2013-03-11 22:24:00
共産主義独裁国家は中国、北朝鮮も同様で猜疑心に充ちるようです。独裁者は裏切り者がいるのではと腹心でも切ります。信長の世界でもあります。
その点ロマン派音楽の生まれた19世紀は幸せな世紀で、
20世紀は戦争ばかりでした。
ワグネルの発声、大久保メソッドいいですね。また一緒に歌いたいです。
返信する
Re;東ドイツ (katsura1125)
2013-03-12 20:16:05
shoさん、コメントありがとうございます。

中国も北朝鮮も資本主義国以上に貧富の格差が拡大しており、いわゆる「矛盾」が高まっているようですね~。

5年後、10年後はどうなっていることでしょう。
返信する

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