へぶつい (Heavenly Twins)

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アニメ 咲 -Saki- 感想

2009-07-20 13:19:16 | アニメ 咲-Saki-
第16局 結託


OP

 キャラが1人ずつアップになるところ、よく見ると後ろで麻雀打っているんだな。




 東3局。

   ツモ:  ドラ:

 こんな手を張った咲は、またをカンしての嶺上開花を狙っていた。

 しかし、カンをしようとした瞬間、咲はかじゅが国士狙いである事に気付いてしまう。



 決めにもよるが、国士は唯一暗槓搶槓が許されている役。

 その確率はとても低いが、前局で搶槓されている咲は、カンを躊躇し、を切ってしまう。


 一見賢明にも見えるが、この手でを押さえようとしたら、それは和了放棄に等しい。
 だったら、もっと早く切ってしまえば良かった訳で、ちょっと中途半端な闘牌。


 確かに、かじゅの手は国士だったが、この時はまだ一向聴だった。
 配牌で11種12牌だったとしても、国士は聴牌までに平均17巡(=34/2)かかる。
 なので、嶺上開花が確定しているのなら、必要以上に暗槓搶槓を恐れる事はない。

 ま、これは咲が悪いのではなく、かじゅが一枚上手だったと言うべきか。



 結局、この局は流局。
 かじゅが流局間際に聴牌した事で、咲はオリて正解だったと勘違いしまう。
 ちゃんと、手出しとツモ切りを見ていれば、ノーテンだった可能性にも思い至ったハズなのだが。


 ハギヨシから、清澄の大将は強いと聞いていた衣は、こんな咲を見て落胆する。



 そろそろ御戸開きといこうか





 東1局3本場――と、書かれているが、たぶん東3局1本場の間違い。

 フルムーンスタイルの衣の支配の中、かじゅも池田も一向聴から手が動かない。
 流局間際、かじゅは咲が切った牌を鳴き、何とか聴牌を入れる。

 しかし、この鳴きで海底をツモる事になった衣は、残り1巡でツモ切りリーチ。





 その役の名前の意味は――
 海に映る月を撈い取る…!!

 海底撈月


 原作通りなら、4000・8000は4100・8100。
 なお、この和了形は、一筒撈月という古役でもある。




 東4局。

 前局に引き続き、手が進まない池田は、「無理してみようか!!」と大明槓。
 普通に考えたら無茶苦茶だが、池田はこの大明槓で、咲の嶺上牌を奪う、海底を王牌に取り込む、衣を海底コースから外す、この3つを同時に成し遂げた。

 しかし、咲のツモ切ったを鳴き、衣は再び海底コースに。

 ペーポン ペーポン


 再度衣の海底をズラそうとする池田だが、場に鳴ける牌が切られない。

 そのまま、衣に海底が回り、



 ツモ 海底撈月

 これで、衣は2連続海底ツモ。
 どうでもいいけど、黒い翼が手の形になっているのを見ると、モリガンを思い出す。

 それはさておき、この和了りで、龍門渕は総合得点でトップに躍り出た。




 かじゅは、池田の様子から、衣の海底は偶然ではないと勘付く。
 咲の嶺上開花といい、相変わらず、かじゅは受け入れるのが早い。


 実際に卓につくと言葉や特定のサインを使わずとも
 空気のようなモノが伝わることがある



 デジタル一辺倒の打ち手には全く無縁のものだが…

 のどっちはそのままで良いんですよ。




 南1局、親はトップ目の衣。

 トップと5万点離された池田は、衣の海底を阻止するべきか、自分が和了るべきか悩んでいた。

 そこに、かじゅが鳴ける牌を切ったため、池田は自分が和了りに向かう事を選択した。



 更に、3連続で萬子をツモり、早々に清一色ドラ3の一向聴。


 しかし、これを見た衣は、手の内から、何故かを切る。

 池田は思わずこの牌を鳴くが、好事魔多し、うっかりと切り間違えてしまった。


 ※池田のミスについては、原作の感想を参照。




 池田のチャンス手は潰した衣は、

   ドラ:

 海底をツモるため、この手から強引にポン。



 トップ目の親がヤミピンフを捨てて役無しに――
 私や原村なら一生ありえない打ち方ですわ

 つか、衣以外にここからを鳴く人間がいるのだろうか?

 しかし、透華も珍しいキャラだよな。
 衣という超能力者の存在を認めているのに、自分はデジタルだなんて。




 衣が海底番になったのを見た咲は、

   ドラ:

 この手から、を暗槓して、海底をズラす。

 加えて、嶺上牌から持って来たを使い、単騎で聴牌。


 これに対し、衣は再び池田の切った牌をチーして、またしても海底コースに。

 ツモをズラす事も出来ず、このままではまた衣が海底撈月を和了ってしまう。
 しかし、ラスト1巡、かじゅは聴牌を崩し、咲へと差し込んだ。



 これは、かじゅのファインプレー。
 衣は、海底撈月を阻止され、親を流されてしまった。

 「強い事… それは常に… 最良とは限らない…」


 なお、かじゅがを切ったのは、手の中で咲に通っていないスジがだけだったため。

 他のスジは、咲が手出しで聴牌してから、これまでの間に全て切られている。

 アニメだとちょっと分かり難いけど。




 南2局。

 かじゅは、天江の支配に逆らうため、不自然な手順で七対子を聴牌。リーチを掛ける。



 これに、池田が当たり牌のを掴み、一発で放銃。12000点の和了りとなった。


 衣の海底撈月を潰した上、天江の支配の中で和了る。
 これで、衣打倒の光明が見えたかと思いきや、衣がその本領を発揮するのはこれからだった。




 南3局。

 これまでの海底狙いを止め、衣は序盤から積極的に動き始める。


 開局早々に2副露し、池田の切ったをロン。

   ロン:      ドラ:

 昏鐘鳴の音が聞こえるか?

 12000点だが、牌姿は古役の風花雪月。



 世界が暗れ塞がると共に――
 おまえたちの命脈も尽き果てる!!




 南4局。

 この局も、衣は積極的に動く。


 2巡目にかじゅの切ったダブを鳴くと、



 次のツモで、ツモ和了り。

   ツモ:    ドラ:

 今度も、3000・6000のハネ満。
 そして、今度の牌姿は、古役の花鳥風月。




 衣の和了りで、大将前半戦は終了。



 一旦は、打開策が見えた様にも思えたが、衣は更なる強さを見せ付け、対局室を後にした。


 「強い事… それは常に… 最良とは限らない…」
 「だがそれは中途半端に強い奴の場合だ 真に強ければ それが最良だ!!」




 しかし、相変わらず、ペースが速いなぁ。
 コメント欄に、19話か20話で大将戦が終わりという情報があったけど、残りは何をやるんだろう?
 個人的には、変にオリジナルの話をやって欲しくないんだけど。




次回予告



 次回サブタイトルは『悪夢』。






「咲-Saki-」アニメスペシャルサイト


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-07-20 16:47:51
はじめまして。いつも拝見させていただいております。
今回EDが戻っていましたね。「この子、強すぎるよ!!」諦めたら 終わり~ と繋がっている様に聞こえました。
大好きな曲なので大変嬉しく思いました。
返信する
Unknown (Unknown)
2009-07-20 20:06:47
ここまで古役を知っている作者なのだから、誰かの台詞で入れてくれても良いと思いますね。
部長とまこ辺りで、
「あ、あの役は!」
「知っているのか、久よ!?」
みたいな。
テラ男塾
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