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アニメ 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 感想

2012-07-02 06:18:55 | アニメ 咲-Saki- 阿知賀編
第12局 約束


(以下、漫画版及び関連作品のネタバレを含む。)


アバン

 今回は3年前の千里山中麻雀部からスタート。



 怜と竜華、それにセーラは中学校の頃からの友人だったらしい。
 そして、千里山女子に特待入学したセーラを追う形で、怜と竜華も一般入学した様だ。




 千里山女子の監督、愛宕雅枝登場。



 ……名前といい、外見といい、間違いなく愛宕姉妹の親族だな。
 怜が「本物や」と呟いていたところを見ると、有名な人なのだろうか?




 入部直後の練習試合で、セーラは1年生ながら補欠に選ばれた。
 補欠の話は初瀬もしてたけど、実際に登場した補欠選手って龍門渕の歩くらい?
 千里山女子も、今年のインターハイでは、控え室に補欠選手の姿はないし。
 ああ、いや、風越女子の控え室には、スタメン以外の選手もいたか。

 それはさておき、竜華も練習試合では上位にランクインし、一軍確実。
 一方で、怜のランキングは、恐らく最下位だったらしい。

 そんな自分でも部に貢献したいと、夜に部室の牌を磨く怜は健気で泣ける。
 そして、そんな怜を手伝う竜華とセーラは、本当に良い友達だなぁ。




提供



 提供バックは中学生の怜。
 髪の長い怜も可愛いなぁ。


 ところで、千里山中の制服って、



 咲の中学校の制服に、ちょっと似ている様な。




Aパート

 南4局2本場  親:宮永照  ドラ:


「ここから先は… みんながくれた一巡先や…
 みんなごめん もう一回だけ無茶するわ――…」

「トリプル……!!」
「3巡先や……ッ!!」



「……見えた!」




 2巡後、またしても宮永照に聴牌が入る。



 普通なら切りで、待ちの高目三暗刻に受けるこの手。
 だが、場にはが1枚、が2枚あり、ドラのも玄が独占するので、その待ちは事実上の空聴。

 そこで、照はを切り、待ちに受けてリーチを打った。
 なので、でもでも一盃口は確定。
 リーチ中門混一盃口ドヤドヤで18000点以上という打点制限をクリア。




 しかし、3巡後を視て、この未来を知っていた怜に動揺はない。



「知ってたよ………
 このあと新道寺が動いてくれることも…」

 怜はすかさず初牌のを切り、それをすばら先輩がポン。



「リーチ… かけましたね?」




 そして、怜はここで2度目となるトリプル発動。



 倒れようとする自分の身体に鞭打ち、怜は再び3巡後の世界を視る。



 このトキの演出がすばらだった。


 その3巡後の世界で、怜が目にしたものは……



「ここでくるんか………
 阿知賀… 松実玄!!」




 でも、当の玄ちゃんは放銃しない事に必死で、和了れそうな気配は微塵もなかった。
 だが、怜が危険牌を先切りしてくれた事で、玄ちゃんはドラ切りという選択肢に気付く。

「ドラ…? ドラを手放す……!?」




Bパート



 今は亡き松実母、そして一度は別れた赤土、憧、のどっちたちの回想。



「別れる事はよくある事で… 私は慣れているはずだったんだ…」


   ドラ

 それを思い出した玄ちゃんは、作中では初めてドラを切った。

「今まで自分から別れを決めたことはなかったけど
 前に向かうために… 一旦お別れ!」



「リーチ!」
「帰って来なくても… 私は待ってる!!」

 ドラ切りを、阿知賀編のテーマの一つである「別れ」に喩えたところに感動した。
 今度、改めて第1局を観たら、また涙してしまいそうだ。




 この玄のドラ切りで、何故か照の腕に巻き付いていた気流が霧散。
 これは、照の連続和了の秘密に、何か関係があるのだろうか?




「初めて河にドラが出ましたね すばらです!」




 結果として、照は切りが裏目となった形。



「前半戦の東1局で相手の性質を推し量った結果
 阿知賀の松実玄選手からはドラが出ないと決め付けた
 でも… 人は予想を超えてくる」


 若い子には厳しい小鍛治プロ。
 照の照魔鏡も、普段と違う事をされると読めないのか……。
 でも、がないから、玄ちゃんが同卓していなくても、フツーは切りだと思うけどね。




 玄ちゃんのリーチの直後、照がツモ切ると、その牌を怜がすかさずポン。
 同巡に自分がツモるハズだった牌を照へと送り込む。



「そうやチャンピオン…
 それが阿知賀の… 和了牌や!」


 怜のアシストもあり、先鋒後半戦は玄ちゃんが照に倍満を直撃して終了。



「ロン! メンタンピン一盃口ドラ6――16000の2本場は16600です!」

 最後の点数申告は、県予選決勝オーラスの咲っぽかった。
 目から炎は出ていなかったが。


 あと、すばら先輩が心中で「お疲れ様です」と言った事で思い出した。
 そういや、怜は3年生で、すばら先輩は2年生なんだよな。
 何となく、逆に見えてしまうから困る。




 さて、照が大物手に放銃するのは2年ぶりの出来事らしい。
 また、小鍛治プロも高校の頃、一度だけハネ満以上の放銃をした事があるそうだ。




 小鍛治プロの想定を超える打ち筋で直撃を奪ったのは、他ならぬ赤土監督だったらしい。
 それも、玄ちゃんとは違って、他家との共闘によるものではなかったのだとか。

 お~、「阿知賀のレジェンド」、何気にIHでも凄い伝説残していたんじゃん。
 小鍛治プロに、唯一ハネ満以上のダメージを負わせただなんて。

 にしても、すこやんって、一体どれだけの魔物なんだよ。
 高校時代、ハネ満以上に放銃したのが1回だけって、おかしいだろ。




 先鋒戦終了。
 終了時の点数状況は、白糸台:196200点、千里山:80900点、阿知賀:74700点、新道寺:48200点。



「お疲れ様です!」
 白糸台のダントツは変わりないが、2回戦より多くの点棒を残せた玄は笑顔だった。


 一方、



「千里山…」

 照がそう呟いた先には、無理が祟って疲弊し切った怜がいた。



 それでも椅子から立ち上がろうとしたところ、怜は倒れてそのまま救急車で病院に運ばれる事に。



 千里山全員で怜の乗ったベッドを押すシーン。
 そして、怜が泉を次鋒戦に向かわせるシーンは泣ける。

 なお、憧はこれまで、怜は単なる仮病だと思っていたそうだ。
 僕も怜の初登場シーンを見た時は、半分そう思っていたなぁ。
 今から思えば、怜は周囲を心配させないため、ワザと普段から病弱アピールしているんだろうね。






 しず達とのどっちが再会。

 だが、二人は多くを語らず、ただ決勝で会おうと言って、互いに背を向けた。



「しず いいの?」
「うん 必ず勝つから!」

 僅かな時間ではあったが、この再会はしずが闘志を漲らせるキッカケとなった様だ。




ED



 最後の空牌に乗るのは、やっぱりすばら先輩か。




Cパート

 先鋒戦が終わり、次は次鋒戦。



 阿知賀女子の次鋒、松実宥。



 千里山女子の次鋒、二条泉。
 涙を溜め、「先輩…」と呟いている姿を見ると、千里山も応援したくなって来る。



 新道寺の次鋒の名前は、美子?



 白糸台の次鋒、弘世菫。






 21世紀…
 世界の麻雀競技人口は数億人を超え プロの麻雀プレイヤーは人々の注目を集めていた
 高校でも大規模な全国大会が毎年開催され
 そこではプロに直結する成績を残すべく 高校生麻雀部員達が覇を競っていた……
 これは その頂点を目指す少女達の軌跡――!!


 やっぱり、ラストはこのナレーションだよね。

 アニメ『阿知賀編』は、この第12局でひとまず終了。
 今日の放送では、第13局の予告や配信方法に関する情報はなかった。
 これからの追加情報を楽しみに待つ事にする。




エンドカード



「まだまだいくよ!」


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113 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2012-07-02 06:52:27
残り4人を3話で終わらせるなんて短すぎる・・・!
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Unknown (Unknown)
2012-07-02 07:03:32
照振り込んじゃったかー
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Unknown (Unknown)
2012-07-02 07:06:06
船Qのおばちゃ・・・もとい監督が、まさか本当に愛宕の一族とは。
単純に推測すると愛宕姉妹の実母で船Qは従姉妹。

一族が有名な麻雀の血筋だとするなら、なぜ姉妹は千里山でなく姫松なのか。
このへんいろいろドラマがありそうですね。

絹ちゃんが中学時代サッカーのキーパーやってたのも姉の影響だと予想してるので、洋榎さんはエリート一家に反発して麻雀を嫌っていたんじゃないですかね。
ところがなにかのきっかけかそれとも血が騒いだのか、やっぱり麻雀にハマっちゃって姫松の特待に。そしてそれを追いかける妹……
などなど妄想が止まりません。

雅枝さんに言及してるサイトがあんまりないのでちょっと悲しいです。
個人的には12話一番の衝撃でした。
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Unknown (Unknown)
2012-07-02 07:53:01
3話だけって言っても1話30分じゃないから大丈夫だと思うけどね。どっかのポジションをすっとばしたりする可能性はあるだろうけどw
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Unknown (Unknown)
2012-07-02 08:21:55
>一族が有名な麻雀の血筋だとするなら、なぜ姉妹は千里山でなく姫松なのか。
>このへんいろいろドラマがありそうですね。
お姉ちゃんのことだから有名な母親?の下でじゃなく
自分の力で勝ち上がりたいという強い思いがあったのかもしれないですね
と思わせつつ単に「オカンが嫌い」とかそんな理由かもなので愛宕家はあなどれない
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Unknown (Unknown)
2012-07-02 08:25:15
追加3話は実質4話分の尺らしいですね
ネット配信ならCMとか無いでしょうし1話ぶんを30分と計算するなら120分かな?
25分と考えても100分になりますね

おそらくキャラ的に中堅戦は一番地味な面子になると思うので中堅が駆け足描写になってワリを喰うと予想

本編決勝まで白糸台メンバーの能力や打ち筋は隠しておきたいだろうと思うのですがそれなりに描写しちゃうのでしょうか
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Unknown (Unknown)
2012-07-02 08:50:58
大将の淡の能力は隠しておきたいと思う
だから副将戦まででどこかが飛べば尺的にも合うと思うよ
もちろんぶっ飛び候補は新道寺ですががが
次鋒の人がすばら先輩より上に見えねぇ…
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Unknown (Unknown)
2012-07-02 08:51:50
咲ラジではセーラの活躍があるような事を言ってたから中堅戦は尺が多い気がする・・・
本編同様次鋒戦がキンクリされるんじゃ・・・
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Unknown (Unknown)
2012-07-02 09:12:41
てか、のどかに会っちゃった…笑


なにより3人で作った最後の一撃はすばらです!
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Unknown (Unknown)
2012-07-02 09:39:02
いい最終回だった!感動した!
しかし、これでは主役はどう見ても園城寺怜!
最強の敵にボロボロになりながらも一矢報いる為の布石をうつ姿は、少年マンガの主人公だよね
チャンピオンにアガリ牌を捕ませるとこなんかかっこよかった!

原作といい、アニメといい、続きが気になるぜ><
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