老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

2011年5月の俳句

2011-05-20 07:53:01 | 俳句

山菜を包む地元紙伸ばし読む

毎年、妻の郷里・秋田在住の義弟より山菜が送られてくる。水を含んだ山菜を包んだ地元紙を伸ばしてローカルニュースを読むのが妻の楽しみの一つでもある。

初物と言う声弾む木の芽合え

長男夫婦と孫達を呼んで山菜料理を楽しみます。筍を食うのは今年初めてだと三歳の孫は小癪なことを言う。

山うどの芳香を溶かす酢味噌かな

たらの芽やこごみの天麩羅も美味しいが、山うどの酢味噌が好きだ。この日ばかりはビールの味が特段美味い。

四方から団扇で扇ぐ炭火焼

他日、バーベキューを楽しんだ。炭に火がなかなか起きない。孫達が四方から団扇で扇いでいる。もうそんな季節になったものだ。

つぼ焼きのくるりと抜けて磯の香

ホタテ貝とさざえを炭火で焼いた。爪楊枝でさざえの実をくるりと抜き出すとほんわりと磯の香がして、楽しいバーベキューとなった。

腰痛で黄金週間無為に過す

4月初めから腰痛が始まり、マッサージや整形外科などを訪ねているが一向に改善の様子がない。ゴールデンウイークも何処にも行けなかった。

線害の益々増える立夏の日

夏も近づく八十八夜となって、今年は埼玉、神奈川などの茶の産地に放射能被害が続出した。一体、日本は今後どうなってしまうだろうか。


2011年4月の俳句

2011-04-20 18:06:20 | 俳句

テキチョクとホームの庭も春催い

テキは左足を出すこと、チョクは右足を出すことだそうです。行と言う字はそこなら出来たとのことで、春になって老人ホームの庭もそぞろ歩きの人が動き出しました。

タンポポの温もり包む谷戸の小経

少し前になりましたが、毎年確定申告時には舞岡中学周辺を歩いて税務署に行きます。いつものことですが、田圃にはいぬふぐりやタンポポが咲いています。

サウナにて五七五を捻る春

毎日レアレアのサウナで汗を流しています。なにもしないでサウナに入っているのが苦痛ですが、俳句の推敲などをしながら入っていると時間が経過するが早いものです。

入学子手を振り払い先進む

小学校の入学式に行く時はお母さんに手を引かれて行くものです。しかしながら子供は独り立ちしたかと思うのか、母親の手を振り払い先に走り出す子もいます。

生き方の変る前後の大震災

この度の東日本大震災は大地震、大津波、原発事故とトリプル大惨事です。自然の猛威と人間の開発した科学技術との相克と言っていいかもしれない。これからの人類の生き方を猛省を促がしているかもしれません。

花吹雪風の形の見える朝

我が家の枝垂れ桜も満開を過ぎると花吹雪が訪れます。風には形が見えませんが花吹雪を見ていると風にも強弱だけでなく形があるものだと気が付きます。

枝垂桜貴方の小(しょん)も似てきたね

我が家の三春の枝垂れ桜を見て、愚妻曰く「貴方の小便も枝垂れ桜に似てきたね」だと。結婚後もうすぐ五十年、よくも別れずに一緒にいたものだ。


腰痛でゴルフにならず

2011-04-17 22:07:41 | ゴルフ

2011年4月16日(土)

クラブハウス、コースなどを改造中のためクローズとなっていた小田原城CCが、改装なって初日、E本、O谷、M肇の三氏と今年初めてのプレイに出かけた。天気は、雨の予想があったが、薄曇のまずまずの天候であった。午後は風が強くなり思うようなプレイが出来なかった。私は腰痛のためスイングが思うようにならず、まったく面白くない。同伴競技者に迷惑ばかりかけ、こんな調子では暫くゴルフは駄目だ。

加藤 64 57 121

E本 50 46  96

O谷 59 49 108

M肇 50 46  96

朝7時に家を出て9:32分INから回る。昼食時間が1時間45分あり、OUTは13:40分から。風呂に入らず帰宅。スコアーも悪いし、腰痛のため反省会もしない。次回に期待。

 


敗者に校歌を

2011-04-03 17:29:29 | 愚観想

第83回選抜高校野球大会は東海大相模高校の優勝でその幕が閉じた。東日本大震災の後だけに開催が危ぶまれたが、地震・津波・原発事故等の辛く悲しいニュースだけではなく、このような明るい話題の大会もあって良かったと思う。

開会式の選手宣誓そして優勝校のキャプテンのインタビューなど高校野球の選手・若者の今を語る言葉は誠に頼もしい。

そこで、一つ提案がある。現在、優勝したチームに対しその栄誉に対しその学校の校歌を流しているが、これを、負けて甲子園を去って行くチームに対してその健闘を讃えてその学校の校歌を斉唱したらどうだろうか。そうすれば甲子園に出場したチーム全部の校歌が甲子園に響くことになる。優勝校の校歌は最後の最後、表彰式の時全員起立しその勝利を讃える時で良いではないか。

敗者あっての勝者であり、他人あっての自分である。日本の文化は敗者を讃えることが寛大であった。この度の大震災を機会に大会運営を考え直す良い機会であろうと思う。第100回大会まであと17年ある。高野連の関係者そして世の中の識者達の議論・検討を望む。

 


2011年3月の俳句

2011-03-20 07:21:41 | 俳句

なあーにもない義妹の声に言葉なし

義妹夫婦は仙台市若林区の荒浜に住んでいる。この度の大地震・津波で家が流されて跡形もなくなってしまいました。やっと通ながった電話の声に返す言葉がありませんでした。

火砕流のごとくの津波家を呑む

地震の恐ろしさはもとより、今回の被害の多くは津波のものと思われます。インドネシアの津波の時は他人事に見ていましたが、今回は正に自分自身のことです。

余震続く地下のマグマの啓蟄か

余震が頻発しています。現地の人々は又津波がくるのではないかと不安でいっぱいでしょう。他の地域にも地震があり、日本列島の地下のマグマが怒っているのではないか。

被害者の肩に無情の雪の降る

TVを見ていると跡形もない自分の家などを見ている被害者の肩に春遅い雪が無情にも降り注いでいます。地震と言い津波と言い自然はなんとまあ厳しいものでしょう。

停電のコタツに絡む足四本

地震の直接被害はほとんどない我が家にも計画停電という試練が及んで参りました。電気の無い生活は考えられなかったが、この度は冷えた足を絡ませている老夫婦です。

国政の茶番に鉄槌大地震

今までの国会審議の茶番劇は見ていられませんでした。もっと真剣な審議をしろと天誅が下されたもとの思うべし。今後は真剣に日本の将来について議論すべきでしょう。

サウナ座し邪念を汗に弥生尽

レアレアに行き風呂に浸かってなにもないストレスを解消しております。それでもサウナに入り邪念を汗に流すのも結構精神衛生上健康に良いようです。


諸悪の根源は最高裁

2011-03-08 13:07:06 | 愚観想

ユスリ・タカリのごとくの自民党の国会対策を見るにつけ、一体日本の政治はどうなってしまっただろうと危惧に堪えない。

こんな国会にした張本人は誰あろう司法の最終責任者である最高裁判所である。なぜならば、ここ十数年来の参議院議員の定数是正に関して司法の判断があいまいであったことである。1票の格差が5~6倍に及んでも憲法違反であるがあとは知らないと違憲の判断をあいまいにしてきたからだ。

最高裁判所の判事諸氏、自分の責務はなんであるか良く考えて頂きたい。立法の責任は国会にまかせて、司法は司法としての結論を出さなくではならない。

違憲の参議院の馬鹿らしい審議を見るにつけアホらしくて国会審議なんて見ていられない。憲法違反の参議院は即刻機能停止をしなくてはならない。

また、衆議院も国民50万人に一人の議員とし、都道府県単位で50万人に一人の割合で議員を選出すれば格差は確実に2倍以内に収まる。そして衆議院の議員数は240名と減員される。簡単なことである。


2011年2月の俳句

2011-02-21 12:57:02 | 俳句

ねこの恋止みて下弦の月白き

正月過ぎだったと思いますが、ねこのサカリで夜分賑やかな日がありました。深夜に目を覚まして、明け方の空を眺めると下弦の月が白く輝いておりました。

真夜中にジャズ聞く床の春隣

ラジオ深夜便のフアンです。夜中に目覚めて眠るでもなく起きるでもなく、ただなんとなくラジオを聴いています。暦は冬ですが、少しは春めいて来た感じもします。

露天風呂諸行無常の老いの春

ほぼ毎日レアレアの屋上にある露天風呂に入っております。ぬるま湯に浸かり我人生の来し方行く末を思うとなんだか虚しい気がしてなりません。

中庸が生きる縁と知る日永

中国の古典、特に論語などを読んでいると、この中庸と言う言葉が気にかかります。若かりし頃は右だ左だと尖っていましたが、この歳になると、この中庸で過すことが一番だと思う。

就中酢牡蠣に勝る美味はなし

新鮮な牡蠣を買ってきて家で料理をした。牡蠣フライなども結構美味しいが、生牡蠣を酢で食うのが、なんと言っても一番の醍醐味である。

予報士の一足先の春催い

三寒四温の今日この頃です。例年に無く雪の降る日が多い今年ですが、春は確実に近づいています。天気予報士の服装が一番先に春を思わせるように感じますが如何でしょうか

政争に声をかけたや河内山

ねじれ国会の論戦を見ていると、言葉の揚げ足取りばかりで誠に困ったことだ。歌舞伎の河内山宗俊ではないが「バカメ」と大声で叫びたい。


2011年1月の俳句

2011-01-20 07:27:09 | 俳句

葛湯持て来し糟糠の妻愛し

40年以上も同棲していると別室で生活した方がお互いに気が楽だ。それでも時には葛湯などを入れて書斎?に持参する妻に心から感謝する。

DNA集いて和む大晦日

毎年大晦日には離れて暮す子供と孫達が来て過すのが恒例となっている。紅白歌合戦などを見ながらそれとなく観察すると孫にも俺に似たところがあるかと微笑む。

蓑と傘庄野は雨か寒牡丹

TVで映されているいる鎌倉八幡宮の牡丹園を見ていると、安藤広重の東海道五十三次の庄野の絵が思い出された。

蒼天にクロガネモチのなぜもてる

環状2号線の街路樹にクロガネモチが多い。調べてみたら港南区の樹であるらしい。それにしても、寒い青空の下に赤い実をつけたクロガネモチは目立つ存在だ。

極楽湯いも洗うごと三が日

正月に来た孫と極楽湯に行くのがこれまた恒例となっている。正月三が日は混雑甚だしい。正にいもを洗うがごとき繁盛振りだ。

新年会お馴染さんの二次の会

毎年成人の日にはゴルフ仲間の新年会である。二次会に顔を出すメンバーは毎年同じ顔ぶれだ。それでも、こうして二次会にまで出て飲めることは幸せだ。

新玉に遥かな夢の年打数

新年に当り、毎年、今年こそはエイジシュートを達成するのだと心を新たにする。出来っこないと思いながら希望か夢想かを思うことは我人生の老後の楽しみの一つである。


与謝野大臣がんばれ

2011-01-17 15:46:07 | 愚観想

菅第2次改造内閣に与謝野馨氏が経済財政担当大臣として入閣したことが新聞紙上やTVなどであまり良くない評価を受けている。私はそうは思わない。と言うのは菅総理が一時言い出したが世論を恐れてか引っ込めてしまった消費税問題を解決するためには順当な任命であろうと思うからである。

日本の財政危機を救うのは増税しかあり得ない。それを消費税にするか所得税他にするかの議論はおいて節約だけで可能と思われないからである。

また、与党以外からの入閣についても異論があるが、与党議員であるから賛成で野党議員であるから反対であると幼稚なことをいつまでも言っている場合ではない。

国民を代表する衆議院議員、あるいは参議院議員であるならばこの際、与野党を離れて虚心坦懐に日本をどうすれば良いのかをよく議論すべきである。

始めに賛成反対ありきの稚拙な国会運営をしていると国民は怒りを爆発させ革命を目指すかもしれないことを胆に銘じるべきであろう。


憲法違反の参議院を執行停止を

2011-01-14 06:49:37 | 愚観想

仙谷、馬渕両大臣の参議院での問責決議案で内閣を去るそうだ。法的に問題がないが、慣例(?)に従って辞任させるそうだが、法的に問題がある参議院の決議の方が問題があるのではないか。憲法違反の参議院の決議は無効である。

法的に齟齬がある参議院を解散することが出来ないが、執行を停止すべきである。現在、日本の政治のねじれ国会の原因は衆議院もそうだが、参議院の不平等の一票の差が原因である。

1000兆にならんとする国の財政赤字をほったらかして政争にあけくれている日本の政治家達よ、去れ!平成の竜馬よ出でよ!