かたつむりクラブ

重症障がいを抱える子供たちにも将来の居場所が必要です。

福祉作業所つばさの建て替えの意見交換会

2013-12-23 10:26:35 | 活動情報
12月20日13時30分より 市役所にて福祉作業所つばさの建て替えについての意見交換会が行われました。

その日は運悪く、子供たちの学校の終業式で11時30分下校。
当然、意見交換会には子供同伴。しかも学校終業後に急いでお昼を食べさせなければいけないため、帰宅するのは難しく教室をお借りして居残り昼食。
突然のお願いに中学部1・2-Dの教室をお借りした上、担任の先生にもお世話になってしまいありがとうございました。
今回の意見交換会のお誘いは参加するのには状況が厳しく、かたつむりクラブからは2名の参加になりました。

市役所玄関で出迎えていただき、車椅子の子供を二人連れ2階会議室へ。
(話は逸れますが市役所のエレベーターはやっぱり狭いです(-_-;)息子のつま先を自動扉で挟みそうになりヒヤッとしました。)

会議室に入ると既に緊張感のある話し合いが始まっていました。

「ロ」の字に配置された席の奥側に市役所の方々、設計の方。
両サイドに親の会の方、福祉作業所利用者の保護者。
部屋を入ってすぐのところに私たちの席を用意していただきました。
車椅子同伴を考え手前の席を広く用意していただき配慮を感じました。
ありがとうございました。

会議の始まりに立ち会えなかったため、どのような会話から始まったのか把握するのに時間がかかったのですが、席についてまず話題になっていたのは「トイレに何故ベッドが必要か」トイレにベッドを置くことは保健所による衛生上の厳しい規定があり監査指導の対象になるため福祉作業所側の要望から削除されていました。

大体の話し合いの内容は現在計画されている設計計画に関して利用者の保護者たちが見直しを求めているようでした。以前の設計では1階に重度重複障害、食堂・多目的室などを予定しており、一方大半が利用する生活介護、就労継続Bなどの活動の場が2階になっていました。
見直しの要求は一時的にしか利用しない食堂などは2階にし、日中の活動を1階にしてほしいということでした。

このことを理解できるまで私たちは話し合いの内容もどのような方が参加者されるのかも事前にお聞きしていなかったため、何の準備もなくただその場の話を聞きその場の空気を読むことに必死でした。

会議に参加されている方の皆さんがより良い物を建てようという気持ちに違いはないことで障害者の「生活の質の向上」を目指し安全で快適な「日中活動の場」を求めています。

私たちは福祉作業所保護者側が要望を削除した「トイレにベッドの必要性」の理解が足りないことから徐々にもう少し「重度重複障害の特質」知ってもらわなくてはならないことを肌で感じました。
利用する本人たちが必要としていることが一番重要なわけでそれに沿うように働きかけるのが今の私たちの役目です。
そして現在福祉作業所を利用されている方の建て替えに向ける意見をお伺いしていて学校で目にすることのある知的障害の子たちの行動を知ったうえで出席したのですが新たな発見もありました。
皆さんが強く望むことは日中活動の場を1階にすること。
大きな理由としては「知的障害の特質」として2階への移動が困難。動きが激しく多動なための危険性などでした。軽率な言い方かもしれませんが「歩けるから移動が困難ではない」という考えは浅はかです。それは特別支援学校の様子を見ているとよくわかります。
一人一人の意見を聞きながら、私たちが思ったことはそれまでは「重度重複障害の部屋は1階」と言うことが必須条件でしたが話を聞いているうちに、重度重複障害の子たちは移動などの勝手な行動はできないし、広いエレベーターと緊急時に備え、緊急避難の手段をしっかりと対応していただければ優先順位的には重度重複障害の部屋は2階でもいいのでは・・・と思い個人の意見として発言しました。ただ大事なのは「重度重複障害の子たちには医療器具などの精密機械などを身に着けている子もいるので知的障害の方との同じ空間での生活は事故が予想されるため、しっかりと分けてほしい」と言うことも加えて発言しました。
それまでとても緊迫していた空気が一気に和みました。目から鱗が落ちるように。そんな考え方をしてくれるのならば問題が一気に解決へと近づいたと言わんばかりでした。
もちろん、重度重複障害の保護者たちがみんな同じ考えとは限らないのでちゃんとした説明と説得は必要ですが・・・。また、「トイレにベッドが必要は訳」も話し、何らかの方法をとる方向で現時点では検討されます。

今回の意見交換会は各自の立場から深く強い意見をお互いが訴えかけ歩より理解を求め尊重しあう、短い時間でしたがとても有意義な時間だったと思います。

また、私たちの出席があり意見が聞けて良かったです。と言うお声をいくつもいただきました。私たちも皆さんと同じく建て替えというこのチャンスを悔いのないようにより良いものにしたいと思います。微力ですが意見することができ幸いです。

この建て替え計画に携わるすべての方が努力やご苦労もあると思います。
我が子供たちのために障害のある者のためにご尽力を頂き心から感謝いたます。

現段階では今回の意見を参考に設計を見直すことになりました。
次回も会議に参加することをお約束し終了となりました。

今後とも良いものを目指し頑張ります!

ランチ忘年会

2013-12-19 22:00:49 | 活動情報
12月19日 かたつむりクラブランチ忘年会を行いました。

学校が冬休みに入る前に子供たちが学校に登校している間のわずかな時間。
本当にささやかなランチでの忘年会。
皆さん、日頃から手のかかる子育てに追われる毎日、さらに子供の将来に向けての活動を始めたわけですから日常がさらに忙しくなったのではないでしょうか。

今回は日中の限られた時間と言うことで一人ずつ簡単な挨拶をしてあとは難しいお話はなし!にしておいしいお料理と楽しい会話で日頃のご褒美です。

場所は学校近くの「一幸」個室を利用しました。




このお料理・・・お酒がほしくなる~
と言う声が・・・でもダメダメ。この後子供を車で迎えに行かなければ(~_~;)

いろいろな話題がありました。
子育てには旦那様の日頃の手厚~い協力が必要なんですが現実は・・・とか
結婚すると家族が増えるので生活の習慣の違いに戸惑ったことなどなど。

一番印象的だったのは
子供たちの成長ぶりについてでしょうか。
障害のある子供たちだけではなくその子たちの兄弟の成長も。
現在、かたつむりクラブは八千代市の方のみなので皆さん就学前は八千代児童発達支援センターすくすくルームの出身者。幼い頃からの成長を身近に感じて来ていたのですが成長もいろいろ。母だからこそわかる成長や好みなどなど。
様々な会話で盛り上がりました。



時間はあっという間に過ぎてしまうもの。
今回幹事をしてくださった方ありがとうございました。
また、お子さんの体調やご兄弟の都合、お仕事の都合で参加できなかった方、次回はぜひ参加していただき皆さん揃って楽しみましょう(^^)/

ほとんどの方はこの日がかたつむりクラブの仕事納めです。
かたつむりクラブを支えて下さっている方々、誠にありがとうございました。
寒さ厳しく体調を崩しやすい時期です。どうぞ、お体に気を付け良いお年をお迎えください。

20日は福祉作業所つばさの建て替えについての意見交換会です。
参加される方はよろしくお願いいたします。

かたつむりクラブちらし第一号

2013-12-02 10:00:21 | かたつむりクラブ紹介

かたつむりクラブは少しずつ活動をしてきました。

まだまだ足りないのは地域の方へ知名度。

かたつむりクラブは殻を破り、もっともっと地域の方と密着した活動にも率先し、私たちの存在と先に抱える不安をご理解いただくための私たちにも出来る周知活動を見つけ出していきたいと思います。

その一歩としてチラシを作成いたしました。



今後の活動予定はスーパーや施設などの掲示板をお借りしチラシを貼りださせていただく活動をいたします。

お出かけの際はぜひ、掲示板をご覧ください♪
少しでも多くの方にご覧いただけますように
かたつむりクラブ一同、頑張ります!