<後姿がウサギみたいだったのでラビ>
今年は土竜(もぐら)に庭の芝生を荒らされずにすみそうである。
去年は本当にひどくボコボコの穴だらけにされてしまった。
何故だろうと考えてみたが、土竜の被害にあったのは去年だけである。
家を新築してから我が家の庭にはいつも番犬がいた。
ラブがいなくなって犬を飼うのはやめようかと思ったときもありましたが、やはり何か寂しく、「犬のいない寂しさは犬に慰めてもらうのが一番」と人の進めもあり、家族で話し合って連れてきたのが、クランバー・スパニエルのラビでした。
「お前本当にガンドッグか?」と思うほど動きが遅く、山に連れて行ったらどんな動きをするのだろう と楽しみにしていました。
こども達もとても気にいって可愛がってくれて、仕事から戻るといつもこども達と庭で遊んでいました。
しかし 連れて来てからたった3ヶ月、犬舎の中で悲鳴の様な泣き声を残して突然死んでしまいました。
これにはこども達のショックは大きく、二度と犬は飼いたくないと泣いていました。
私も死んだ原因を知りたくて、かかりつけの獣医さんとも話し合い、
「解剖すれば分かりますが、死んでしまった体に傷をつけるよりそのまま埋葬してあげたほうがいいのでは、突然死は大型犬に多いです」、と言うことでした。
それからしばらくは犬の話はしませんでしたが、あんな事があったこんな事があったと、子ども達から犬との思い出話が出るようになりました。
そして、ラビがいなくなって半年以上過ぎた昨年3月、雑誌に載っていたマロンのブリーダーのページをママに見せて、「こんな犬が輸入されているよ面白そうだね」と話していると、子供たちも「変な犬、ひげ生えてるの」と、興味を示し電話してみる事にしました。
結局家族で引き取りに行き、オスメスどちらにしようか決めていませんでしたが、子供たちが女の子がいいというのでマロンを連れてきました。
マロンが来てもうすぐ1年になりますが、「犬のいない寂しさは犬に慰めてもらうのが一番」を実感しています。
番犬にはなりませんが、土竜の番犬にはなっているようです。