カタスミ

『出版禁止』長江俊和著

さっき書いたブログ記事があまりにもどうでもよかったので
削除しました^^;

と言う事で、今日のブログは小説感想にしときます。
ネタバレありです。







































正直言ってしょーもなっって感じでした。
そもそも元々心中事件を追っていたルポライターの記事が
いろいろあって結局世に出る事がなく
たまたまその記事を目にした著者が立ち回り
なんとか本にした、という設定のお話ですが
軸となる事件が心中、と言うあまり関心が持てない内容。
更にそれが実は殺人だったんじゃないか?という
ありきたりな展開で話が進み
ん~…割と退屈…

心中事件で男は死に女は生き残る
女の方が刺客だったんじゃないか?なんて勘繰りで
ルポライターは迫るのですが
結局女に惚れてしまうという。
よくあるやつよくあるやつ。
最終的にこいつも女と心中に走るという。
ふぅぅぅん…

その後著者視点で補足が記載されていますが
なんか半分くらい記事がルポライターの妄想みたいで
なんじゃそりゃって感じでした。
いや、元々このルポライター妄想が激しく
根拠もない想像で心中事件追ってたから
有り得ない話じゃないか…
心中事件ではなく殺人じゃないか、とか
証拠のビデオはないんじゃないか、とか
全部自分の想像だけで取材進めるから
最初の方から結構何言ってんのこいつ状態でした。

で、結局心中はやっぱり偽装殺人だったの?
あの書き方じゃそんな感じだったけど。
何で永津佐和子は事故死したの?
裏ボスは本当にいるの?
若橋に関しては
多分高橋の取材に行った時に
自分で自分に催眠術みたいなのかけちゃったんじゃないの?
刺客の刺客ってね。
妄想に囚われやすい質なんじゃないかなこの人。
だから最後は生首とすら会話できたんだよ。
大病したとかあったけど、精神的な病気だったんじゃないのか?
後、ドヤって感じで記事に仕掛けしたとか言ってたけど
なんか縦読み(横読み?)が下手くそすぎて
最初全然分からんかったwww
分かっても、え…と言われましても…という反応しかできんかった。
最後は猟奇に走っておけばなんか更に驚きもあるじゃん?
という展開がまたねぇ…

これが実際にあった事件ならまた見方も変わるのですが
実際にあった事件風物語なので
何だかなぁ…という感じでした。
そもそもなんでこのルポはお蔵入りしたのよ。
事件になった、裁判中、そう言ったこまごました要因だけなの?
肝心な所がはっきりしない。
深く読み進めて謎を解き明かす系なの?面倒なんで無理です。
ちゃんと文章を読む事でだいたいの謎が解けるようになってない話は嫌いです。
いまいち入り込めなかったなぁ…
星は2つ。
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