
ジミ・ヘンドリクス
(James Marshall "Jimi" Hendrix, 1942年11月27日 - 1970年9月18日)
アメリカワシントン州シアトル出身のギタリスト。通称「ジミヘン」。死後30年以上経った現在でも、「天才ギタリスト」としてギタリストはもちろんの事、多くのミュージシャンに大きな影響を与え続けている。ギターを歯で弾いたり、ギター自体に火を放ったり、破壊したりするパフォーマンスはあまりにも有名。
少年期はアマチュア・バンドで経験を積むが、17歳のときに陸軍に志願して入隊、精鋭部隊・第101空挺師団へと配属される。1962年7月、降下訓練中の骨折により負傷除隊(最終階級は三等軍曹)(2005年にアメリカ国内で公表された軍内部の記録によると、自慰行為と薬物、ギターにしか興味を示さない隊内部の劣等兵で、常に隊の規律を乱して問題視されていたが、ある日トイレの個室で自慰行為をしていた所を上官に目撃され、それが最後の一押しとなって除隊させられたという話である)。1966年7月、アニマルズのチャス・チャンドラーに見いだされ9月に渡英する。
ロンドンに於いてオーディションを行い、ノエル・レディング(ベース)、ミッチ・ミッチェル(ドラムス)と共にジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスを結成。10月から活動を始める。エクスペリエンスとしての活動は1969年6月までである。ノエルが脱退し、ジミはミッチと、軍隊時代からの友人ビリー・コックスと共にジプシー・サンズ&レインボウズとして活動を開始、ウッドストック・フェスティバルに出演しトリを務め、音楽史に残る名演「The Star-Spangled Banner」(星条旗)を演奏する。(これは、当時ベトナム戦争が泥沼化してゆくアメリカ合衆国への痛烈な批判であった。)その後、バンドは長続きせず、10月にはビリー・コックス(ベース)、バディ・マイルス(ドラムス)というメンバーでバンド・オブ・ジプシーズを結成する。
数々のヒット曲を持つジミヘンだが、ビルボード最高位は20位止まりである(ホット100)。
重度の薬物依存者でもあったが、1970年9月18日、薬物の過剰摂取により他界した(正確には飲酒後に睡眠薬を服用し睡眠中、嘔吐物を喉に詰まらせ窒息した)。
一般的に、ギタリストとして語られることが多いが、常に新しいサウンドを模索しており、ギターに執着しているわけではなかった。 そこが、3大ギタリスト(ヤードバーズのギタリスト。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ)達との違いだろう。
お勧めの曲は、Little Wingですね。
Little Wing
Well, she's walkin' through the clouds
With a circus mind, that's running wild.
Butterflies and zebras and moonbeams, and uh fairy tales.
That's all she ever thinks about.
Riding with the wind.
When I'm said, she comes to me
With a thousand smiles, she gives to me free
It's alright she says. It's alright
Take anything you want from me, anything. Anything
Fly on, Little Wing
Yeah yeah yeah