加子母の空と山と

下呂温泉の隣、加子母(かしも)
日本で一番、自然と人情豊かなところです(^0^)

7/30 地域診断の報告会

2010年07月30日 | Weblog
地域再生マネージャーら5名による2日間の加子母視察と意見交換会をふまえて、短期診断という形で加子母総合事務所にて報告会を行われました。出席者はおよそ20名。

ページ数にして23枚のレポートですが、ずっと視察に付き添った立場から、いかに彼らが一秒一瞬を逃さずに加子母について見て、聞いて、感じた事を思考したことがわかります。そして全国の地域再生の経験と今後のトレンドを予測した上で、加子母にとって伝わりやすいレベルに咀嚼した内容であり、なおかつ段階的なハードルを含んだ実現可能な目標設定をレポートしてくれました。

たったの2日間見ただけで、これほどのクオリティの報告書(提言書)を仕上げるには、相当な思考の訓練を日常的に行わなくてはならないでしょう。まずはそのことに驚きました。
加子母サイドが準備できた資料や視察は、とても十分とは言えませんでしたが、その資料の中からきっといろいろ推測して思考を張り巡らせたのでしょう。いやはや。
わずか1時間の報告会であり、もっともっと話を聞きたかったのですが、いかんせん帰途の電車時間が決まっていましたので早々に中津川駅までお見送りしました。

そしてお見送りの車中移動では、視察団の皆さんの仕事先に気軽にお邪魔してもいいでしょうかと我ながら熱心に接しました。もちろん皆様快くOKしてくださいました。本当にラッキーです。

こういったシンクタンクやコンサルタントの方々を敬遠しがちな地域施設もきっとあることでしょう。うちはうちの方針でやってるんだ、と。

しかしこの施設がこの数年で飛躍的に成長できたのも、未知倶楽部を要する伊藤忠商事さんや日本総合研究所の上席研究員、ブレアコンサルティングの方々などの縁があり、ことあるごとに相談することができたことが実は大きいのです。地域の中だけで、じっと自分の頭、体だけで行動した訳ではありません。やはりそこには、「こうすれば良くなるよ」と指南書を出してくださる方々がいるということです。それが自信につながるのです。

地域振興施設を運営する以上、地域の行政とは運命共同体です。もちろん意見は意見としてお互いしっかり交換しつつ、最終目標も常に共有していれば、何も問題ありません。もし仮に最終目標を共有できてないとすれば、それは行政のせいではなく、運営現場責任者の能力かもしれません。それは青森や宮城、新潟、大分、愛媛などの施設の例を見ていても十二分にわかります。

そしてこれまでは私一人が理解していれば、マンパワーはたかが知れていますが、出来る範囲で思い通りに活動する事で足跡を残してきました。進んだ道のりはごくわずかだったかもしれませんが、進んだ方向は納得していました。問題はこれからです。組織としてメンバーをいかに同じ方向へ進めるか、となるとこれは私も初めての経験。私自身、理想が高いくせに行動は遅々としているので、私が旗を振ったときに組織として意識共有できるか、が大事な分岐点となるでしょう。リーダーシップが十分か不十分か、よくよく身にしみる事でしょう。たぶんきっと、その不十分さに苦しむ日々も多い事でしょう。自らのブラッシュアップをずいぶん怠っているので当然と言えば当然のツケですが。

今回の視察、意見交換会の中で、地元を牽引する企業、中島工務店の社長のお話も1時間たっぷりお伺いしました。
加子母という山村にいながら、都会でも滅多にいないような強烈な地域リーダーの話を聞くだけでも、まだまだ己の未熟さを痛感します。と同時に、加子母の魅力が底知れない事に嬉しさも感じました。

世間よりも、加子母こそがまっこと広くて深いぜよ、と。


7/28 『循環型地域社会における地域づくり』

2010年07月28日 | Weblog
昨日、岐阜県大垣市のセミナーに参加しました。
総務省の地域政策課(課長が岐阜県出身)1名と、ふるさと財団・地域再生マネージャーの2名の講演。

道の駅としては珍しいかもしれませんが、(出席者は行政マンかNPOの方ばかりなので)しっかり拝聴してきました。

今だから言えるのですが、ふるさと財団の提案する地域再生事業に道の駅としてこの冬に申請したのですが、あえなく落選しました。しかしこうして今回のような地方セミナーを通して知り合いになる事は非常に大切です。

し、か、も!!
通常、セミナー終了後、2、3日間にわたり挙手した地域に地域再生マネージャーが、自ら足を運んで「地域診断」なるものを無料で行ってくれます。ただし、一カ所のみ。

今回の岐阜県セミナー。
そのセミナー後に選ばれた地域診断の地が「われらが加子母!!」という訳です。

そんなこんなで昨日より大変忙しくしています。
初日の本日、地域紹介と夕食兼親睦会で今まで脳みそフル回転。

これが明日明後日とつづきます。

本当にありがたい事です。

正直、道の駅駅長業務として、日常の判断事項や様々な協議、調整などの業務は多々あれども、このような地域計画の重要な事項について行政の方とプロフェッショナルの方と膝を交えて考えるチャンス”はそうありません。

私の場合、すでにこの4月より道の駅の支配人は新しい人材に任せています。だから今はすごく楽。
その支配人が、近く担うであろう駅長職も、それはあくまで道の駅の通常業務の一環にすぎません。

地域にとっての”地域力をつけるチャンス”を垣間みたとき、それに対して没頭できる人材が必要です。したがって日常の道の駅業務に関しては後継者を素早く育成する必要性を強く感じます。
『立場が人を育てる」という言葉もありますが、私自身、「駅長」という言葉によりずいぶん成長させてもらったような気がします。もちろん、一個人としてはまだまだ人格形成の未熟段階なので十二分とは言えませんが・・・。それは仕事とは別の話。

地域に住み、地域と交わり、雇用を増やし、財政を潤し、それぞれのやりがいを探求し自己実現の場を作る、という駅長のなすべき役割はかなりの重責と言えるでしょう。

それからさらに進歩して、”循環型地域(加子母)社会における地域づくり”という場面までかかわるようになると、もうすでに駅長の範疇を超えているような気もします。もちろん日常業でも日々意識して取り組んではいますが、なかなかそう、どっぷりというわけにはいきません。

地域に、スタッフに、お客様に信頼を十分に得る人材であれば、いずれは駅長としてさらなるステップを踏んでもらうべき道筋をつくるのも、現職の役割かもしれません。だた現時点では、全国的に(いや近隣か、、、)みても道の駅の駅長ってなぁに程度の認識が事実でもあるので、やはり道の駅うんぬんにこだわらずに、地域振興施設でのリーダーシップについて今一度、しっかりした育成システムを取り入れて、これから沈みゆくであろう”チイキ”の再生・循環システムを考えるチーム作りをしなくてはなりません。

初日から良い勉強となりました。
世間はまっこと広いぜよ、と。

7月25日(日)のつぶやき

2010年07月26日 | Weblog
08:03 from Echofon
おはようございます!!きょうも夏らしくて、良い天気ですね。加子母は名古屋と違って朝晩が涼しくて気持ち良い♪(v^_^)v
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by santyoku on Twitter

7/24 夏休み

2010年07月24日 | Weblog
この春、高校を卒業したスーパー助っ人アルバイトの女の子が、専門学校夏休みのため加子母へ帰って来て1ヶ月ほど再び道の駅でアルバイトしてくれます!
すごっく助かります。

卒業して車の免許も所有した大人な彼女は、今は日産キューブが欲しいとのこと。

なにーーー!?ニッサン?
低燃費ー!?

ていねんぴってなあに?と聞いたら、ちょっとウザがられました(涙)残念、ペーター駅長。

なんだかんだいって、卒業したコたちが加子母へ戻ってくる事は嬉しい事です。これで夏は乗り切れるぜ!!



7/23 悲しいニュース

2010年07月23日 | Weblog
たまたまネットニュース YOMIURI ON LINE を見ていたら、驚きの記事が。。。しかも、岐阜県。


以下、記事より転用。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『道の駅駅長が818万円着服、パチンコに』
 岐阜県海津市は23日、道の駅「月見の里南濃」(海津市南濃町)駅長の臨時職員の男(47)が、約3年間に売上金約820万円を着服していたと発表した。
 市は男を解雇し、関係職員についても処分を検討している。
 発表によると、男は2007年9月~今年6月の間、週2、3回のペースで売上金や両替金から数万円ずつを抜き取り、総額818万円を着服した。売上金は主に男性が1人で管理していたという。
 売上金を預金していた金融機関から今月14日、「口座残高が不足し、生産者に分配金を振り込めない」と連絡を受け、発覚。男は市の調査に対し、「仕事のストレスを忘れるため、パチンコにつぎ込んだ」と話しているという。(2010年7月23日20時29分 読売新聞)

原文はこちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これで道の駅のイメージ、駅長のイメージ、ひいては岐阜県のイメージが多少なりとも失墜することは事実です。

駅長つまり道の駅現場責任者は、(組織上、経営者でなくても)、現場の製品政策,生産政策,財務政策,販売政策,管理組織,人事などの経営権を任される重要な役割を担う事が多いのではないかと思います。もちろん、経営権のない、ただの形式的な駅長も運営母体の判断により存在するでしょう。

地域施設の管理運営を任される以上、通常の民間会社の経営、つまり店舗運営よりも、当然厳しい目で見られることは覚悟しなくてはなりません。

そんなこともわかっていながら、悲しい事件です。
ストレスはあったのかもしれませんが、道の駅の仕事は、スタッフおよび生産者・行政関係者、みんなで前向きに取り組めば刺激的でやりがいの尽きないことばかりです。ライバルの直売所があったとしても結局は地域を売り出す「仲間」です。

今回の件は、おそらく「スタッフとの信頼関係」すら築けていなかったのではと、勝手に推測します。スタッフを裏切るような行為をしている訳ですから。。。そんな人が現場リーダーになったとき、リーダーは当然、そのスタッフのストレスを思うと残念でなりません。

指定管理の場合、駅長を公募するパターンも多く、もちろんそれで成功している場合もあります(リーダーたる人が駅長になった場合)。しかし、成功とはほど遠い場合、それは地域にとっても、そこで働く人にとっても、(そして多少なりとも関係する道の駅にとっても)悲しい事になるようです。

こんな事件がもう起きませんように。。。

7/23 『kashimozanmai.com』

2010年07月23日 | Weblog
道の駅の公式ウェブサイト「kashimozanmai.com(かしもざんまいどっとこむ)」の人気が徐々に表面化しつつあります。

最近、中津川市街、名古屋市内のお客様からそのように声をかけていただく機会が増えました。面白いものですね。

しかし、まだまだ進化する予定です。
ここまでは、道の駅のウェブサイトの体裁がCOOLになって、道の駅情報がリアルタイム発信できるようになりました。もちろんこれだけでもかなり大変なことです。
サイト構築者の日々の積み重ねです。

そしてサイトの左下に「カシトモ」というコーナーがあります。これが今後のヒントです。
これがカシトモだ!→「カシトモ」

スタッフおよびその家族、知り合い、農家さん、業者さんとネットワークを広げていき、加子母に愛着を感じる方々へ、「いいなぁ・・・」と感じてもらう道の駅情報の発信です。

一方、モンベルクラブ(mont-bell club)とのフレンドショップ企画も徐々に広まっています。
「加子母の山に登ってみたい」と思う方々は予想以上に大勢いました。

地元の方でも意外と登ってないのです。だって小秀山は標高2,000m弱の日本二百名山。そう簡単には登れません。
かくいう私も実は登ってません(T0T)途中の乙女渓谷までは何度か。絶対に登れる!という虚無な自信はあるのですが、なんとなく機会を逸している感じですから、なんとか近々実現したいものです。

そのきっかけとなるのは、やはり「装備」でしょう。きちんとしたメーカーの登山靴や快適なウエアがあれば、登山前からモチベーションがぐっと上がります。
そして最後の決めては、「登山の案内人(サポーター)」が同行してくれること。これは初心者にはとても大切です。その点、うちのスタッフは、登山の経験、人柄ともに抜群ですから、必然的に道の駅のモンベルコーナーが地元の人に人気が出てくる訳なのです。

夏山もよし。秋山もよし。そして冬の乙女渓谷の雪景もまたよし。
とくに今の時期の乙女渓谷は涼しくて最高ですよ!

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