たまたまネットニュース YOMIURI ON LINE を見ていたら、驚きの記事が。。。しかも、岐阜県。
以下、記事より転用。
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『道の駅駅長が818万円着服、パチンコに』
岐阜県海津市は23日、道の駅「月見の里南濃」(海津市南濃町)駅長の臨時職員の男(47)が、約3年間に売上金約820万円を着服していたと発表した。
市は男を解雇し、関係職員についても処分を検討している。
発表によると、男は2007年9月~今年6月の間、週2、3回のペースで売上金や両替金から数万円ずつを抜き取り、総額818万円を着服した。売上金は主に男性が1人で管理していたという。
売上金を預金していた金融機関から今月14日、「口座残高が不足し、生産者に分配金を振り込めない」と連絡を受け、発覚。男は市の調査に対し、「仕事のストレスを忘れるため、パチンコにつぎ込んだ」と話しているという。(2010年7月23日20時29分 読売新聞)
原文はこちら
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これで道の駅のイメージ、駅長のイメージ、ひいては岐阜県のイメージが多少なりとも失墜することは事実です。
駅長つまり道の駅現場責任者は、(組織上、経営者でなくても)、現場の製品政策,生産政策,財務政策,販売政策,管理組織,人事などの経営権を任される重要な役割を担う事が多いのではないかと思います。もちろん、経営権のない、ただの形式的な駅長も運営母体の判断により存在するでしょう。
地域施設の管理運営を任される以上、通常の民間会社の経営、つまり店舗運営よりも、当然厳しい目で見られることは覚悟しなくてはなりません。
そんなこともわかっていながら、悲しい事件です。
ストレスはあったのかもしれませんが、道の駅の仕事は、スタッフおよび生産者・行政関係者、みんなで前向きに取り組めば刺激的でやりがいの尽きないことばかりです。ライバルの直売所があったとしても結局は地域を売り出す「仲間」です。
今回の件は、おそらく「スタッフとの信頼関係」すら築けていなかったのではと、勝手に推測します。スタッフを裏切るような行為をしている訳ですから。。。そんな人が現場リーダーになったとき、リーダーは当然、そのスタッフのストレスを思うと残念でなりません。
指定管理の場合、駅長を公募するパターンも多く、もちろんそれで成功している場合もあります(リーダーたる人が駅長になった場合)。しかし、成功とはほど遠い場合、それは地域にとっても、そこで働く人にとっても、(そして多少なりとも関係する道の駅にとっても)悲しい事になるようです。
こんな事件がもう起きませんように。。。