今朝、屋上蜂場で飼育している一群がオオスズメバチに襲撃されました。
巣箱の前は戦って殺されたり、半殺しにあったミツバチの山です。こんなために取り付け
ておいたスズメバチ捕殺器に沢山のオオスズメバチが捕獲されているものの、巣門周辺で
は数匹のオオスズメバチがミツバチの殺戮を続けており、どんどんと仲間が襲来してくる状
況でした。
このまま放っておくと、オオスズメバチが仲間を呼ぶために放つフェロモンを嗅ぎつけ、さ
らに数多くの援軍がやってきて、ミツバチが全滅させられてしまいます。そこで、次々とやっ
て来るスズメバチを片っ端から捕虫網で捕獲して処分し、捕殺器内のスズメバチも処分し、
最後に周辺のミツバチ達を片付けました。
ミツバチの死骸の中に2匹のオオスズメバチの死骸が入っていました。上の写真にもそ
れが写っています。写真をクリックして大きくしてご覧下さい。写真下左隅に一匹、写真下
中央少し上に一匹の合計二匹です。これは恐らく迎撃した西洋ミツバチがオオスズメバチ
を取り囲み、日本ミツバチがスズメバチにするのと同じように、熱殺したのではないかと想
像されます。最近、西洋ミツバチもスズメバチを多数で包み込み、熱と二酸化炭素で殺す
手法を獲得しているとよく聞くようになりました。これもその一例ではないかと思います。
内検は時間をおいた方が良いと考え、被害状況は確認していませんが、残ったミツバチ
達の復活を期待したいと思います。
★★ オオスズメバチに襲われた蜂群は、女王蜂も健在で、多くの働き蜂も残っていま
した。襲撃の痛手から立ち直り、元気な蜂群に復活しました。 (11月記)★★