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通勤アスリート

レースと通勤の記録。通勤は舗装、山道をRUN&サイクル。たまにヒルクラも。MTB:Neo-Cot、Road:KEBEL。

UTMF その参

2012-05-24 21:24:15 | 結果全集
AS7富士山こどもの国、なんとかたどり着いたって感じ。こどもの国手前の砂利道が長く、こどもの国内の舗装も長くて、、、いい加減にしてくれぇぇ~って叫ぶ

このエイドでもトイレに入って、汁だけ2杯。あとはバナナで補給。
ドロップバックは直ぐに手渡してくれて、手際の良さに感謝
ビニールシートの上に腰かけて、ゆっくり落ち着いて装備チェンジ。

まず、行動食はPジェルを仕込んだジェルフラスク2個を予定通り入れ替えた。
問題はPジェルのグミ。ここまで2袋しか食べてないので4つ余っている。
本来なら全て食べきっていて、ここで6袋新たに持つはずが、、思いのほか食べにくいので4つをそのまま残して新たに追加することはしなかった。
そのかわり小さな和菓子(最中と黒豆)もここまでで食べきっていなかったけれど入れられるだけ入れる。
まだ、こっちの方が消化しやすかった

服は時と場合によってFトラック肌着を着替えるつもりだったけれど、大丈夫そうなのでそのまま。
一方、これまで履いていたロング靴下(コンプレッション有)を脱いで、短い靴下とカーフガードの組み合わせにチェンジ。
これから暑くなるだろうと考え、膝丈まであるTNFタイツも脱いで身軽になった。
靴下を履き替える時に足裏を確認したけれど、豆とか擦れとかゼンゼン大丈夫ちょっと前に始めた裸足ランの効果だろうか?
仕込んでおいたエアサロンパスEXで脚、肩に癒しを入れる。

ハンドライトの電池を交換し、使いきったのはドロップバックへ。
ヘッドライトは迷ったあげくに持って行くことにした。
どうにも再び夜を迎える前にゴールする自信がない、、

最後にドロップバックの中からBDウルトラディスタンスを取り出し、組み立てる。
水をハイドレーションに補給してもらい再スタートを切った

BDウルトラディスタンスを積極的に使い、舗装道路、砂利の林道へ。

園内から見る富士山の偉大なこと。
途中でランサポのI田さんとすれ違い、お互いに励まし合う。
すれ違いの道の後は路面的には硬く締まっているダブルトラックになり、しかも下り基調なのでポールでガンガン走ることができる。

先行しているランナーもポールを使っているけれど、ほとんどの方々はただ突いてるだけで脚として利用していない。
もったいないなぁ~と思いながら、弾丸の如く抜いてゆく

かなりこの区間は調子が良かったけれど次のW1までの距離を勘違い(15kを11kと)していて、後半は垂れてしまった。


 うそじゃん、距離長くねぇ~、、、

単に自分が勘違いしてただけなのに

W1北山、本当に水しかないエイド。

コップに2杯頂き、トイレは混んでいたし残り11kで次のエイドなので我慢することにした。
草地の気持イイエイドで寝っ転がりたい欲求もあったけれど、次のエイドはある意味襟を正して通過しないとマズイので先を急ぐ。

ここまでタイム的に挽回しつつあったけれど、この区間は高圧電線直下の小刻みなアップダウンを繰り返す道のり、、地味に辛い
しかもその先に見えるのはこれから登るであろう天使ヶ岳が見える(本当は違う?)ので余計精神的に追いやられてしまうのです。

ポールを上手く使って脚を残す感じで登り下りをこなして、研修センターに出た時は嬉しかった

最高の富士山も出迎えてくれて、愛でながらポールを仕舞う。

さぁ、舗装を走り切ればA8西富士中学校だ
ランステ山スペで知り合った女子達がボランティアをしているエイド。
ボランティアの時間はトップ選手の通過タイムな間だけらしいけれど、まだいるかもしれない。
そんな期待と不安を抱えながら学校の坂に差しかかった。

A8西富士中学校、みんなそのままボランティアを続けていた

もちろん僕のためだけではないでしょう、

イイ笑顔で出迎えてくれるので、こちらも自然と笑顔になる。
これまでと同様に直ぐにバナナを頂いてトイレに駆け込む。
腹の具合が収まってきたか?短時間で済み、改めて皆さんのもとへ。

 改めまして、おはようございます

自分的にはかなり弱っていたけれど、元気そうに見えたようで、安心して頂けたか?

写真も何枚か取り合って、スポドリをハイドレーション満タン2L仕込んだ。
やきそばはとても食べられないので、おすすめの塩入オレンジジュースと禁断のコーラも頂いく。
再出発するときに、不思議と背中で応えていて、この画像が僕自身も気に行っている。


実は、直ぐに荷物チェックで足止めくらうんだけどね。
とにかく、元気をたくさん頂いて、大ボスへのアタックまでの道のりは清々しい気分だった。

降りかえれば富士山が見事。なかなかこっち側からの展望はできないので、新鮮だ。

再びトレイルに入って、しばらくしてからポールが解禁になるので、積極的に使う。
とは言っても登りはガンガン行くのではなく、脚の補助。マイペースでアタックだ。

途中でハイカーを追い抜かし、単独モード。

ここいらになると周りにランナーを見かける機会が少なくなって寂しいと言うかひっそりしていた。
それにしても上りが長く、厳しい。
気温が上がってきたこともあって、苦しくなってくる。

気がつくと、動悸息切れ?なんか苦しい
ふらふらするし、心拍が上げられない。
100を越えるとめまいがしてきた。。
100以下に抑えないと、、でも歩き出せばキツイ登りの傾斜なので直ぐに100を越えてしまう、、ツライ、クラクラする
Pジェルや持参の行動食が喉を通らず、ハイドレを飲むばかり。

あまりにクラクラしてきたので、もうだめか?リタイヤ、ここで終えたらどうやって下山するの?

いろいろネガティブに考えてしまい、リタイヤという4文字がとても魅力的に思えてきた。

さっきまでの元気、エイドでもらった元気はなんだったんだろうか?

本当にもうだめ、、、ポールによりかかって俯くこと何回も、、追い付かれたランナーに心配もされながら脚を進めるけれど、とにかく辛い、、、体が厳しい。

ここまで来てリタイヤ、、、初めてのリタイヤ。。

たまにはいいんじゃないの、、それだけビックなレースだったってことだろう。

でも記念すべき第一回大会、ひょっとしたら来年は無いかも。

天使と悪魔がせめぎ合う。。。どうにも状況を打破できないので、思い切ってロングスリーブコンプレッションウェアを脱ぐことにした。
少しでも楽に、、、

おかげで少し楽になって気力が僅かに出てくる

そうこうしているとカメラマンの待つ山頂にたどり着いた。
あぁ~、やっと着いたぁぁあっぁ。。。

先に来てたランナーが木陰で横になっていたので、自分も横になって体を休めることにした。
3分ぐらいのつもりが10分寝てしまう

でもこのおかげで気持ちも復活。

リタイヤなんてありえない!!!  

そんな言葉はもう要らない。

いい感じのシングルトラックへ足を踏み入れると、自然と走りはじめていた。

<つづく>


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