大人になってしまってからは
夏休みもなにも関係なくなってしまったけれど、
それでも、毎年8/31を迎えると
どこかさびしい気分になるのはなぜだろう?
そして小学生の国語の時間に習った
高田敏子さんの詩を思い出すのだ。
「忘れもの」 高田敏子
入道雲にのって
夏休みはいってしまった
「サヨナラ」のかわりに
すばらしい夕立をふりまいて
けさ 空はまっさお
木々の葉の一枚一枚が
あたらしい光とあいさつをかわしている
だがキミ! 夏休みよ
もう一度もどってこないかな
忘れものをとりにさ
迷子のセミ
さびしそうな麦わらぼうし
それからぼくの耳に
くっついて離れない波の音
同時にそれは秋のはじまりでもある。
季節がだんだん老いていくようで
それがさびしいのかもしれない。
今年の夏のまぶしさをどうか忘れませんように…。
このステキな詩とともに、夏にさよならをしよう。
さよなら、2005年の夏休み!!