あるタカムラーの墓碑銘

高村薫さんの作品とキャラクターたちをとことん愛し、こよなく愛してくっちゃべります
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住吉川

2008-05-06 23:16:20 | 写真で見る高村薫登場アイテム小事典
そこでは、木津川、住吉川、大和川の三つの河川が並んで大阪湾に注いでいる。 (『わが手に拳銃を』p148)

『わが手に拳銃を』で、拳銃を奪うため、平林に向かった守山耕三さんと吉田一彰。


一彰が右へ左へと目を見張っている間に、軽四輪は住吉川の沿いの貯木場の端まで来て、止まった。 (『李歐』p239)

『李歐』で、拳銃を奪うため、平林に向かった李歐と吉田一彰。

そう! この場面、『わが手に拳銃を』 と 『李歐』で、キャラクターが入れ替わってるんです。
(地どりの前調べをした時に気付いた・・・。遅すぎるわ!)

・・・夏とはいえ、60歳前後の守山さんが池に飛び込んで、拳銃の束を引き上げられたもんだ・・・。
『李歐』で拳銃を引き上げるのが李歐に設定変更したのも、むべなるかな。


さて、電車を利用した私たちが下車したのは、ニュートラム線の平林駅ではなく、南港口駅。地図をよく見たら、平林駅で下車するよりも南港口駅の方が便利なんです。

一号貯木池の西側を約5分歩き、住吉川の護岸壁へ。日曜日のせいか仕事がお休みのようで、閑散としています。(咎められたら引き返そうと思ってた)

・・・ガーン! 川が見えない! 貯木池も見えない!
迂闊だった・・・! でもここで引き返すのも・・・と逡巡していたら、そこで目敏いタカサカさん、

「あそこに木の梯子がありますよ。あれに上りましょう」

と、大型トラックと大型トラックの間にあったボロッチイ木の梯子をひょいひょいと。私は梯子が壊れたら大変・・・と思いつつ、ビクビクとよじ登りました。(どんだけ重いんだ・苦笑)
まあ、普段から大人の男性が上り下りするんだから大丈夫なんでしょうが、それにしてはボキッと折れそうで折れそうで・・・(ああ、梯子の写真、撮れば良かったよ~!)

おお、川が見える~! これが住吉川か!




護岸壁に座り込み、撮影した住吉川の下流から上流方向。
かなり風がきつく吹いていたため、安定の悪い場所でカメラを固定して撮影するのが、とても大変でした。

川の向こうに建物が並んでいるのは、運輸会社や木材会社や倉庫などなど。まったく見えませんから解らないでしょうが、建物の向こうに、左から五号貯木池、右へ四号貯木池があるのです。

同じく、住吉川の下流。というより、川と海の境目。
上記に取り上げたように、「大阪湾に注いでい」ますね。おや、原木も浮いてます。




中央を横切っているのが、平林大橋。更に鉄塔や煙突があるのが、住之江区の南港になります。

さて、次は貯木池なんですが・・・これが意外と問題でしてね・・・。
・・・李歐め・・・あの台詞だけで解るかいな・・・!(恨み節)



2 コメント

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平林貯木池 (sougenn)
2008-05-08 09:21:17
からなさん初めまして。昨日も投稿したのですが、失敗してしまったようです。あの文はいったいどこにいってしまったのでしょう。それはともあれ、平林貯木池のレポート楽しく読ませていただきました。「拳銃強奪事件」の場面が好きなので梯子のエピソードは興味深かったです。護岸壁、そんなに高いのですか?平日は入れないのでしょうかね。
 タカサカさんのところでもお願いしたのですが、「李歐と一彰の別れの名場面」の福崎・天保山運河あたりの詳しいレポートも期待しています。
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いらっしゃいませ! (からな)
2008-05-08 23:54:11
sougennさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

>昨日も投稿したのですが、失敗してしまったようです。

お手数おかけしました。gooブログはコメント投稿の際、スパム防止のために、認証の数字を入力することが必要になったようなのです。
私のこのコメントも例外ではなく・・・(苦笑)

>護岸壁、そんなに高いのですか?

約1メートル40~50センチくらいですかね。
ただ、倉庫や会社の建物がひしめき合ってるので、普通に道を歩いていたら、見えないんです。

>平日は入れないのでしょうかね。

行くことは出来るはず、です。但し、しょっちゅう運送トラックが出入りしているでしょうから、逆に不審に思われるかもしれませんよ(苦笑)

>「李歐と一彰の別れの名場面」の福崎・天保山運河あたりの詳しいレポートも期待しています。

ありがとうございます。今しばらく、お待ち下さい。

よろしければ、またお越し下さいませ。ありがとうございました。

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