イ・ビョンホン主演 『バンジージャンプする』

イ・ビョンホン、イ・ウンジュ主演の映画「バンジージャンプする」を劇場に見に行ってきました。先日自ら命を絶ってしまったイ・ウンジュが出演している作品ということもあり、そして生前彼女が出演した映画の中でも最も好きだったと言っていた作品であるということもあり、公開前から心待ちにしていました。韓国では２００１年に公開だったので約４年前の作品です。ビョンホンssiがとても若いです。１９９９年公開の「我が心のオルガン」のビョンホンssiを彷彿させつつ、ストーリー仕立ては１９９９年公開のソン・スンホン主演の「ホワイトクリスマス　恋しくて、逢いたくて（原題：カラー）」や２００１年公開のチョン・ジヒョン主演の「イルマーレ」に似た感じで、「時を越えたラブストーリー」がテーマです。「バンジージャンプをする」はこのテーマにさらに「輪廻転生」というキーワードが含まれます。ただ、ストーリー展開の「意外性」「大胆性」はこの「バンジージャンプする」が一番でしょうね。

１９８３年のある雨の日大学生のイヌ（イ・ビョンホン）はテヒ（イ・ウンジュ）と出会い一目ぼれする。２人は次第に恋に落ちていくが、不運な事故により２人は結ばれないまま時は２０００年に。。。。。

ストーリーの展開が早く、あっと言う間に恋に落ち、あっと言う間に、あっと言う間に、、、あれあれあれーーー？？という感じで進んでいきます。これは演出だと思いますが、次から次へと時が変わったり、進んだり、戻ったりと時間軸が分からなくなります。ただ、映画を見終わった後は「あ、、あそこはあーだったんだ。ここはこーだったんだ」とバラバラになっていた話が一つにまとまる感じがしました。最後まで見て初めて全ての話が繋がるという展開は先にもご紹介しました「ホワイトクリスマス　恋しくて、逢いたくて（原題：カラー）」と同じような感じです。

ビョンホンssiの演技はやっぱり最高です。大学生役から大人の教師役、恋に純情な役から複雑な恋に悩む役までこの映画１本で幅広い演技とビョンホンssiの魅力を楽しむことが出来ます。そんなビョンホンssiを透明感ある美しさのイ・ウンジュやコミカル俳優（？）のイ・ボムスら脇役が盛り上げていきます。イ・ボムス、、「ひとまず走れ！」にも出演してましたが、ここでは全く違った演技です。たばこの煙を鼻から吸い込む技（！）をビョンホンssiに伝授する友人役です（笑）。そしてその他脇役人、、どっかで見たことあるなーって人が沢山出演。男子高校生のヒョンビン役を演じるヨ・ヒョンスは「ホテリアー」に出演、女子高校生役のホン・スヒョンは「サンドゥ、学校に行こう」のあの爆発頭の女の子だし！皆さん気づきました？？

さて、ストーリーについて。なんとも悲しいような、ポッっと温かくなるような、空しいようないろんな感情が押し寄せてくる作品だと思いました。一言では言い表し難いです。突然涙が出たかと思えば、「え？」って具合に驚いたり。あまりにストーリーが大胆すぎて感情がついていかない、、そんな映画だと思いました。そーゆー意味で忘れられない作品になりそうです。

映画をこれからご覧になられる方、ストーリーがブチブチっと切れたり、飛んだりしますが、それにとらわれず、登場人物の一言一言の台詞をじっくり聞きながら映画を鑑賞してみてください。きっと心に残る作品になると思いますよ。

なお、今回映画は新宿武蔵野館にて鑑賞しました。整理券制なので早めに行ったほうがよいと思います。私は鑑賞時間２時間半前に整理券を受け取りましたが、なんとかぎりぎり座れたという感じです。

評価：★★★★☆

「バンジージャンプする」公式ホームページ
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