これエレ!  ~これはこれはエレガントなブログもあったものだ~

日常で起きたことを面白おかしく書いたり、小説書いたり

あと

テンプレと表示絵がよく変わるのはいつもの事

CLASSMATE/HERO 43

2012-01-04 10:46:13 | 小説
さて!



新 PCになって




初めての 小説 UPです!



はい 拍手!!





わーわーわーわ!






はい 茶番はこの辺で・・・





本編どうぞ!







あれほど突っかかってきた相手なので、これだけでは終わらないと思っていた、だが実際は違った結果になる。
「俺達の負けだ、それで良いような? 悠」
「自分は構わないっすよ」
俣滝さんは先ほどまでの、威圧感のある表情ではなく、何か肩の荷でも降ろしたような表情だった。
「悪いな・・・お前等を試すような事をして」
「試すような事・・・?」
糸江が首を傾げながら聞き返す。
「そうだ・・・、世間は思いのほかお前達の存在を快く思ってない。それでもヒーローをやり切れるかを試したくなったんだがな・・・」
確かに、若い俺達がヒーローをやるというのは不安だという意見があるという話は聞いたことがある。それは俺たちが結果を出せば自然とそんな声も聞こえなくなってくると、俺は思っていたが。思いのほか世間は気にしていたらしい。
この人は俺達よりずっと長い間、市民の平和を守ってきた。そのプレッシャーとも戦ってきた、それに耐えれるか心配になっただけなのかもしれない。
「・・・・いつの間にか、俺は偏屈になってただけなのかもしれねえな」と、聞こえるか聞こえないかわからない程度の声で呟いた。
今度は水口の方へと視線を向けた。
「葵、お前達は本気でヒーローを続けるつもりなのか?」
「はい、最初は自分達なんかに務まると思っていなかった・・・、それは私に覚悟が無かっただけだと・・・皆を見て気づかされました」
水口は命がけで戦った俺の姿や、糸江や岡部の闘志を見てずっと心がモヤモヤしていたらしい。
本当に中途半端なのは誰なのだろうか、だが、自分で監視役を買って出た身である水口は、このまま本気でヒーローになるとは言い辛かった。
だが、今回の俣滝さんとの戦いで覚悟が決まったらしい。
戦いに参加してきたのもそれが理由である。
「そうか・・・お前の親父さんにも聞かせてやりたかった」
「・・・はい」
水口は過去を語らないタイプだったが、どうやら親父さんと警察の俣滝さんは知り合いだったようだ。
「今日の事は、訓練中の出来事という事で報告はしません、しかし次からはしっかり協力してもらいますよ」
富さんが前に出てきた。先ほどまで止める様子はなかったが、実践に近い形式で訓練が出来る事の方を優先していたのかもしれない、糸江にとっても大きく成長でき、さらに水口も一皮剥けた。
今回は岡部、白川は活躍できなかったが、実践での敗北に比べれば明らかにリスクが少なく、学ぶ事も多かったはずだ。
大人しそうなタイプだが、実はやり手なのかもしれない。
「さて、俺達は帰るぞ」
時計を確認すると訓練の時間は大幅に過ぎていた。
この人たちは警察であり、今回訓練に強力してくれただけで、実際の任務もある。ヒーローに比べると覚醒者相手の実践が少ないが、それでも一般人からすれば手の出せない、凶悪な犯罪者を相手にしているのは事実なのである。
「そいや今、アメリカさんの方で、ちょっとした騒ぎがあるらしいな」
「騒ぎですか?」
「ああ、何でも、日本の新興宗教が何かをやらかしたらしい」
今は所在不明になっているとの事だった、何でも覚醒者としか思えない教祖が胡散臭い事をやっているらしい。
「なんでも、その教祖らしき奴が日本に来てるって噂なんだよ、それで警察の方も動いてるんだ、もし情報があったら連絡をくれよな」
そういい名刺を投げてきた、紙は結構軽いので飛ばないと思っていたのだが、まるでフリスビーのように俺のほうへと飛んできた。
「さて・・・今日の訓練はココまです、負傷した糸江さんと西崎君の手当てをしてから解散ですね」
俺は思ったよりも軽傷だった、ちょっと痣が残るだろうがそれ以上はないだろうとの事だった、これも特殊スーツの恩恵なのかもしれない、対ショックの性能もかなりのものだった。
糸江に関しては、驚異的なタイフネスで殆ど傷はない、アレだけ殴られて無傷なのはさすがに怖いとは思う。
「何よ、アンタとは鍛え方が違うのよ」
と、俺の心を読んだかのような返答が帰ってきた。
本当に俺の心は読まれてるんじゃないのか・・・?
「大丈夫ですよ、読まれてなんてないですよ」
え?
「うん、誰も何も聞いてないから安心して?」
へ?
「そうだよ、誰だってそういう事ぐらいあるって」
はぁ?
何が起きたのかわからない、皆して心を読んでいる!こ・・この、ショートケーキ野朗!!
「まあ、ショートケーキの件はよくわかりませんが、今日はこの辺で解散しましょう」
まじかよ!普通ショートケーキなんて単語は出てこないぞ!
「ねえ!俺の心読んでないよね?」
「は?何を言ってるの、そんな事できたら苦労なんてしないわよ」
と糸江は言うが、今日ほど完璧に心の中が読まれてる気がした日はなかった。
当分の間、不眠症に悩まされるぐらいの衝撃である。











次回予告!


西崎「ふぅ、あけましてごめでとうございます!」

白川「うん、今年も西崎君への愛を育みますね!」

西崎「ちょいまて! 次回予告じゃなくて、未来予告になってねえか!?」

糸江「ねえ、新年早々イチャイチャしないでくれない?」

西崎「あれ?なんでお前等もいるんだ?」

糸江「新年だから、全員で挨拶しないとだめでしょ?」

水口「そうですよ、たまにはいいではないですか」

白川「私は二人っきりでも構わないんだけどね♪」

西崎「くっつくんじゃねえよ!」

岡部「リア充はいいですよねえ、くっついて欲しくなくてもくっついてくれる人いるわけだし・・・・」

西崎「おい、岡部どうした!?テンション低すぎるぞ!?」

岡部「え?いつもどおりじゃないっすかぁ?」

西崎「え!? なんか怖いんだけど」

水口「まぁまぁ・・・」

糸江「イチャついてないで、早く次回予告しちゃいなさいよ」

西崎「へいへい・・・、次回は、新章に突入!?」





最新の画像もっと見る

コメントを投稿